磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

070 シージャック

2007年06月18日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

三章、ノー・ファイトバック




070 シージャック


少年はだれも「お帰り」といってくれない家に帰ってきた。

……だからこそ、一番最初にすることは、テレビをつけること。
--それは自然なことだろう。

テレビの弊害はあったとしても、孤独感は薄れる。

テレビ画面がいつもと違うような気がした。いつもなら、いろいろと画面は動いているのに、ずっと船を映しているのである。

どうしたのだろうと思い、テレビ画面に近づく。

「シー・ジャックされました」

またか! 少年はこんなニュースを聞いても楽しくないと思って消そうと思った。

スタジオにいるアナウンサーにかわった。

「シー・ジャックの犯人がわかりました。またもや、十七歳の凶行です」
と、アナウンサーは真剣な目つきで原稿を読み上げていた。

十七歳の凶行。ぼくも来年は十七歳だ。

まったく、バカなことをやったものであると少年は思う。

「さきほどより、伝えておりました。船から落とされた老人はさきほど、病院で息をひきとりました」

殺人か、でもテレビの人は毎日、そんなことは伝えているから、感情もそう変化させていない。

……まるで、お祭りの中心にいるように、目がきらきら輝いている。

同じ十代が犯人だと知り、三沢少年は事件が急に身近なものに感じられた。

「これで、三時間、同じところに停泊して、食事などを要求しています」

三時間か、そのころ、ぼくはソーリィーの所へ行ったのである。そこでは、高橋青年や熊谷老人がぼくを迎えてくれた。ソーリィーはコンビニで弁当をもらってきていた。

「そうかー、ぼくも食事しないといけないなあー。近ごろのぼくって、食欲がないから、困るよなあー。元気でないはずだよなあー」

また船が映っている。

電子レンジでチン! した食事をする。








閑話休題

政府の「いじめ」に対する広報。

くわしくはここをクリックしてください。

これをみて、政府は理解していないと

ボクは思います。


虐待とは何かから、考えていただきたいものです。

DVだって社会問題化されているのですから……。


世界では「大人が責任」をもつ。
特に教育者が……。

それも忘れてほしくないポイントです。

責任のない仕事などない!!!

よく、叱られました……。

index










下、クリックお願いします。
人気blogランキングへ
ありがとうございます。





















最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。