磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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夏雲の丘 病窓の被爆医師

2006年10月12日 | 読書日記など
『夏雲の丘 病窓の被爆医師』
   山下昭子・著/
     長崎新聞社・長崎文献社1996年

映画『アンゼラスの鐘』の主人公である
秋月辰一郎医師をめぐる長崎の話が書かれてあります。
特に秋月ご夫妻のことが書かれてあります。



秋月医師も虚弱体質であったようです。
それなのに、よく頑張られたなあーと思います。

秋月医師はそれだけでなく、
『草の根運動』を選択されたようです。

いい人ですね。

秋月医師は、反核運動をがんばっておられる時に、激しい発作で、無酸素性脳症となられ、『寝た切り』に。

すが子さんは、秋月医師のワイフになられる方に最初は就職面接で「迷惑だ」なんていわれたそうです。

カトリックの人たちから愛された秋月医師。

昭和28年10月、アッシジの「聖フランシスコ」の名で、秋月は洗礼を受けたられたそうです。

永井博士というのは、秋月医師にとっては大変大きな存在だったようです。

反核平和運動ではじめられたのが、長崎証言の会。下「」引用。

「四十四年八月の創刊の第一集で「原爆被爆の実体を語ることこそ私たちの義務」と題して秋月は、「長崎の人々は長崎の体験をあまりに語らなさ過ぎる。私たちは大いに語らなければならぬ。語ることは私たちの義務、人間に対して人類に対しての義務である」と訴えている。」


昭和57年、ニューヨークでデモに夫婦で参加されたようです。

永井隆平和賞の受賞。茅乃さんとの交流が楽しい。

また、秋月医師と井上靖とのことも読んでいておもしろかったです。

秋月医師も真面目な方ですが、子供っぽいなあーと思うところがあります。

やはり、こういう運動で成功される方は、そう部分が意外に大切なのかもしれないと思います。



反戦・平和の願いを明日の子どもたちに 長編アニメ映画 NAGASAKI・1945~アンゼラスの鐘~長編アニメ映画 NAGASAKI・1945~アンゼラスの鐘~"





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