磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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丸-ゴールデン特集 原爆-1987年8月号 エキストラ版

2008年10月18日 | 読書日記など
『丸-ゴールデン特集 原爆-1987年8月号 エキストラ版』
   大木主計・編/潮出版社1987年

戦争好きの人たちの雑誌なのでしようか?
--武器は人殺しの道具という感じではありませんでした……。



■目次・主なものだけ■

《グラビア》
原爆に消された街広島の爪あと  17
日本を敗北させた超空の要塞  37
未曾有の決戦平気“橘花”  46
《ゴールデン特集/原爆》
青い目がみた'45ニッポンの暑く長い夏 M・ジュナット  50
陸軍報道班員ヒロシマ日記 松重美人  92
ヒロシマ/爆心地ゼロ地帯の記録 柾木四平
あゝ軍都は壊滅せり 平野斗作  106
爆心地ゼロからの報告書 安井保門  113
二十五年目の暑く長い夏 石井浩史  120
不世出の名優をうばわれて 八田元夫  127
燃えつきた戦艦武蔵のふるさと 奥田克巳  139
国産ジェット機第一号橘花の秘密 内藤一郎  145
長崎の原爆はこうして投下された 田中猛  177
綴込長編戦記 陸軍ひこうき野郎 原子雲下をゆく 安沢松夫  230

M・ジュナットとはジュノー博士のようです。
「青い目がみた'45ニッポンの暑く長い夏」M・ジュナット・著。下「」引用。

「九月八日の朝、六機のアメリカ軍飛行機が厚木飛行場を飛び立った。私の搭乗する飛行機には、ニューマン少将と、ウィルソン大佐、およびモリソンという原爆製造の機密に参画した物理学者も同乗していた。-略-物理学者のモリソン氏が、飛行機の中を、あちらの窓へ行き、こちらの窓へうつりして、足下のひろがっている冷厳な光景が、彼のために提供する無言の報告を、子細に読みとろうとしていた。-略-」


「爆心地ゼロからの報告書」安井保門・著。下「」引用。

「四、地下動物の生存調査 爆死地から三百メートルほどはなれた河岸の地下を七センチくらい掘ってみたが、ミミズが何らかわりなく生きて動いていた。長時間監察したわけではなく、二十分くらいの監察にすぎないが、爆弾の影響をうけなかったように認められた。」
……8月7日のことであったという。

博で展示予定の被爆関係資料が、開幕直前になって政府の意向にしたがい撤去されたという。

「不世出の名優をうばわれて」八田元夫(劇団「東演」・劇作家)
--「桜隊」の丸山定夫のことを書いている。

index

「長崎の原爆はこうして投下された」田中猛・著。下「」引用。

「長崎と浦上は違う
 もし、ボックスカーが進路を変えることなく西進を続け、森崎上空五百メートルでファットマンを爆発させたとすると長崎市中心部、港湾一帯、造船諸工場は壊滅し、十五万を下らない死者が出たものと考えられる。実はそれこそ、爆撃隊に与えられていた攻撃任務であった。」

■筆者が目撃した長崎の原爆攻撃■










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