『リトルボーイ』
吉本直志郎・作/中嶋潔・絵/ポプラ社2005年
表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
「「リトルボーイ」という名の原子爆弾に
家も父さんも母さんもうばわれて……
孤児となった子供たちは
いつしか寄りそいいっしょに暮らしはじめた
兄弟姉妹のように家族のように
悲しささみしさを乗り越えて--」
この本の著者は広島在住の方で、
一歳の時に母子ともに被爆という。
そして、孤児院で暮されたようです。
その体験をもとにした、
お話のようです。
ひっかかるところもありました。
『福祉』と、この時代にいっていたのでしょうか?
どうもなかったようにボクには思えます。
その表現をしたのは理解しやすいからでしょうか?
著者は読者のことを考えられたのかもしれませんね。
ボクの小さなころにも、福祉ではなく、
『社会事業』だったと思います。
福祉という言葉は、後に出てきて、
『社会福祉事業』といわれるようになりました。
そこには、概念さえも変化しました。
『社会事業』というのはあくまでも、
慈善事業であって、福祉とは違います。
戦時中は、障害者は、
『非国民』とさえ呼ばれていたのです。
孤児の救済もなかなかされませんでした。
今の人にはわかりやすいようにはなったけど、
もっと辛い目をされていたということは、
弱くなってしまいました。
それを付け加えたく取り上げました。
もくじ
もくじ
吉本直志郎・作/中嶋潔・絵/ポプラ社2005年
表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
「「リトルボーイ」という名の原子爆弾に
家も父さんも母さんもうばわれて……
孤児となった子供たちは
いつしか寄りそいいっしょに暮らしはじめた
兄弟姉妹のように家族のように
悲しささみしさを乗り越えて--」
この本の著者は広島在住の方で、
一歳の時に母子ともに被爆という。
そして、孤児院で暮されたようです。
その体験をもとにした、
お話のようです。
ひっかかるところもありました。
『福祉』と、この時代にいっていたのでしょうか?
どうもなかったようにボクには思えます。
その表現をしたのは理解しやすいからでしょうか?
著者は読者のことを考えられたのかもしれませんね。
ボクの小さなころにも、福祉ではなく、
『社会事業』だったと思います。
福祉という言葉は、後に出てきて、
『社会福祉事業』といわれるようになりました。
そこには、概念さえも変化しました。
『社会事業』というのはあくまでも、
慈善事業であって、福祉とは違います。
戦時中は、障害者は、
『非国民』とさえ呼ばれていたのです。
孤児の救済もなかなかされませんでした。
今の人にはわかりやすいようにはなったけど、
もっと辛い目をされていたということは、
弱くなってしまいました。
それを付け加えたく取り上げました。
もくじ
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