磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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172 やはり茜は茜?

2008年05月23日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


八、浮気は女の甲斐性よ!




172 やはり茜は茜?


多くの学生の人だかりができている。

「小一郎さん、がんばって!」
と声援がある。

「がんばるわよ! 奴隷根性まるだしで、まともな論理も言えないのに……。あなたねえ、テレビなんかに出ないでよ、本校の恥よ」

「そうよ、そうよ!」
と、男性たちの茶色の声がこだまする。

これだけの女性が集まると、さすがの但馬教授も、何もできない。

首を左右にふりふり、
「まったく、今日日の学生はいったい何を考えているやら」
と嘆いている。

でも、茜は、それでも、この世界では、女性に生まれた方が幸せだなあー、こっちの世界の小一郎になら、ちょっとは応援してやっかーと思っている。それにしても何をしたらいいのかしら……。

「バーカー!」
と、大勢の男生徒は、但馬の後ろ姿に向かっていっていた。

「よお、茜、今日、コンパがあっただろう」
明代さんが声をかけてきた。

この世界にもコンパがあるのね。

明るいことが好きな茜である。

何が明るいかって、何も考えないで騒いでいられたら明るいと思っている茜である。

強引につれていかれる気分だが、茜は困り顔だが、体はついていく……。

この世界でも学生の多くは貧乏であるから、コンパの会場は居酒屋である。

居酒屋ナルトでは、もう多くの学生が集まっている。

「いやー、私は大崎妙子と申します」
と、女性から名乗るのが、この世界の常識である。

「今日はいろいろ素敵な女性陣がいて、わたしたち胸がどきどきしちゃうわ」

ひどいぶりっ子だなーと茜は思う。

こんな友達がいたら、尻をけりたくなってくる。

--もちろん、けったりなんてしないけど……。







閑話休題

NHKのセフティーネット。

今回はガン患者でした。

かなり、きつい現実がありました。

治療できないものなら、

切り捨てるという感じでした。

いつ、病院は修理工場に

なったのでしょうか?











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