磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

原子力立国計画日本の選択

2007年02月20日 | 読書日記など
『原子力立国計画日本の選択』
     経済産業省 資源エネルギー庁・編/日本電気協会新聞部2006年

この本は1800円もします。ネットでも、原子力立国計画というのがあるようです。
総合資源エネルギー調査会電気事業分科会原子力部会報告書~「原子力立国計画」~



いつものことですが、どうも納得いくものではありません。

いくら、高学歴のエリートの方が書かれた文章であっても、内容が間違っていれば仕方がないように思えますし、現実と違えば机上の論理となると思います。

「 原子力政策立案に当たっての5つの基本方針」というものがあります。下「」引用。

「I.「中長期的にブレない」確固たる国家戦略と政策枠組みの確立
II.個々の施策や具体的時期については、国際情勢や技術の動向等に応じた「戦略的柔軟さ」を保持
III.国、電気事業者、メーカー間の建設的協力関係を深化。このため関係者間の真 のコミュニケーションを実現し、ビジョンンを共有。先ずは国が大きな方向性を示して 最初の第一歩を踏み出す
IV.国家戦略に沿った「個別地域施策」の重視
V.「開かれた公平な議論」に基づく政策決定による政策の安定性の確保」


V.「開かれた公平な議論」に基づく政策決定による政策の安定性の確保。
このことも、どこが守られているのでしょうか?

都合の悪いことは報道させないのか、報道しないのか……。そんなことでは、そもそも公平な議論もできないと思います。

そして、野党の議員たちも。下「」引用。

「2100年まで見通す視点と理念を評価
 衆議院議員 民主党経済産業部門会議  エネルギー戦略委員会 座長 大畠章宏
-略-フランス国の事例と比較しても、国民の理解と信頼を得るための努力が、わが国では大変不足していると感じています。わが国の最大の課題である「使用済み燃料の処理処分-再利用」に関する研究推進と国民に対する説明責任を明確に果たすことが出来るようにさらに一層の努力を期待いたします。」


原子力行政のひどさなど考慮しないで、日和見主義でしかない。

そして、公明党の議員はこんなタイトルをつけています。下「」引用。

「原子力こそ最も身近な“自然エネルギー”
 衆議院議員 公明党総合エネルギー政策委員会 委員長 斉藤鉄夫


あいかわらず、貧血になりそうな論理ばかりが書かれています。

原子力が“自然エネルギー”だそうです。

いつものことが、私の脳裡を……。

ある人は「公害と原発があるところに民主主義はない」と語られましたが、本当としか思えません……。





シャラポワ、チェルノブイリ被害者に義援金!











index

目 次



エンタメ@BlogRanking


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。