あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 ![]() 1088 天使のメガネinヒロシマ 日本は組織犯罪優遇国家か? 正岡子規 --NHKドラマの『坂の上の雲』で正岡子規が亡くなった……。 偉大なる子規……。 自らの弱さも愛したといわれる子規……。 現代につうじる日本語をつくったといわれる子規……。 子規の強さ、素晴らしさに近づこうとした夏目漱石……。 『坂の上の雲』が二人の物語であったら、どんなによかっただろう……。 --夏目漱石は反東大の人物だったという……。 夏目漱石は反骨の人……。 子規さんも同様だろう……。 でも、その反骨は人間愛から生まれたのではないだろうか? 人間を人間ともしない官僚主義の東大……。 今も続く……。 --夏目漱石は、『坂の上の雲』が黒い雲になり、人々に襲いかかるのを予見していた人物……。 『日露戦争』の勝利をも、勝利としなかった、心眼の人だろう……。 若き日に、『坂の上の雲』を読んでいたとき、この小説は正岡子規の死で終わったような気がした……。 これから、戦争物語に変化する……。 それを肯定などできない……。 --テレビドラマで、乃木将軍が登場した……。 司馬遼太郎の乃木は、それ以前の乃木とは異なる……。 それまでの乃木像は、軍神乃木である……。 それゆえに、右翼から攻撃をうけた司馬……。 --乃木は軍神などでもなく、脳のない軍人だった……。 それが事実だろう……。 だが、文人としては優れていたという……。 今回のドラマで、乃木は貧しい人たちと宴をする……。 貧困といわれる時代の日本……。 乃木は貧しい人たちのことも考えていた……。 --今のセレブの学者や作家とは大きく異なるだろう……。 彼らが貧困である人々と宴をするだろうか? 聞いたことがない。 奇妙な論理を展開していれば、金になり、いい気になっている人たちとは司馬も違ったろう……。 遠い昔に読んだ……。 すっかり忘れている。 この小説の印象は、正岡子規だけが偉大に思えた……。 今回のドラマも巨星が落ちたという実感だけを受けた……。 --貧しかった子規……。 当時は、著作権などというものもなかった……。 その著作権を日本に根づかせようとした人物が夏目漱石……。 正岡子規がいなかったら、夏目漱石も生まれなかったかもしれない……。 子規が死んでのち、漱石は正岡の宣伝マンのようだったという人もいる……。 --秋山たちも、今の自衛隊の官僚とは大きく異なる……。 そして、大学の先生も、作家も、当時とは大きく異なっている……。 平気で嘘をつける、学者、作家……。 そして、セレブ……。それが多くの人たちの命に関わっていたとしても、平気で嘘がつけるようだ……。 --それにしても、貧しい日本といい、軍人が道路を自らつくる、率先する秋山……。 そして、今では借金漬けでありながら、腐ったプライドを持ちつづけ給与も減らさず、贅沢三昧の議員たち……。 どちらが、上り坂か、すぐ理解できるというものだ……。
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