総理がコジキでコジキがソーリィー![]() 050 強制収容所と比較すれば…… 「北欧は社会福祉の国だから、ホームレスもいないだろうなあー」 「そうかい、国が助けてくれるってわけだなあー」 「何かといえば、アメリカを比較にだすけど、アメリカでもシェルターというのがあるんだろう」 「あるとも。ホームレスは先進国病だから仕方がないだけですましてしまう政治家が大威張りの国はねえー」 「政治家とわれわれはそんなに違う人間なのかなあー」 「現状をみればそうだろうとも……」 「憲法二十五条だって、あってないようなものじゃないか」 「そういうわけだよ」 「ナチス・ドイツでも、強制収容所に収容されていたアンネたちを、アウシュビッツから、他の収容所へ送るとき」 「アンネって『アンネの日記』のアンネ・フランクかい」 「そうだよ、ソ連がアウシュビッツに迫ったとき、アンネたちは厳しい寒さの中を死の行進をすることになる。すると、ナチス・ドイツの兵隊たちは、一生懸命にテントを探すんだ。明日殺すかもしれない囚人にさえ、ドイツ人ってのはテントを用意していたんだ。ユダヤ人を差別しているとはいえ、テントを用意してくれたんだ。それも日本のテントのような安物じゃないんだ」 「ホームレスってのは、人間じゃないんだろうなあー」 「そんなことはないさ。我々だけじゃないじゃないよ。淡路神戸大震災のときの被災者たちも、なかなか準備してもらえなかったじゃないか。アメリカ軍の支援を打ち切ったじゃないか。日本政府とはそんなものだってことさ」 「ナチス・ドイツより冷たいってわけ?」 「まあ、その点ではそうだろうけど、すべてじゃないさ」 「でも、強制収容所なんてところには行きたくないなあー」 「そのとおりだよ。余計なことを政治家はしてくれないように思うよなあー」
![]() ![]() ありがとうございます。 ![]() ![]() ![]() |
最新の画像[もっと見る]
-
いい音ってなんだろう-あるピアノ調律師、出会いと体験の人生- 12年前
-
音楽演奏の社会史-よみがえる過去の音楽- 12年前
-
AERA ’12.7.16 12年前
-
週刊現代 2012-8-11 12年前
-
AERA ’12.7.9 12年前
-
必ず来る!大震災を生き抜くための食事学-3・11東日本大震災あのとき、ほんとうに食べたかったもの- 12年前
-
僕のお父さんは東電の社員です-小中学生たちの白熱議論!3・11と働くことの意味- 12年前
-
日本の原爆-その開発と挫折の道程- 12年前
-
エコノミスト-週刊エコノミスト- 2012-3/13 12年前
-
エコノミスト-週刊エコノミスト- 2012-3/6 12年前