磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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050 強制収容所と比較すれば……

2007年05月29日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

三章、ノー・ファイトバック




050 強制収容所と比較すれば……


「北欧は社会福祉の国だから、ホームレスもいないだろうなあー」

「そうかい、国が助けてくれるってわけだなあー」

「何かといえば、アメリカを比較にだすけど、アメリカでもシェルターというのがあるんだろう」

「あるとも。ホームレスは先進国病だから仕方がないだけですましてしまう政治家が大威張りの国はねえー」

「政治家とわれわれはそんなに違う人間なのかなあー」

「現状をみればそうだろうとも……」

「憲法二十五条だって、あってないようなものじゃないか」

「そういうわけだよ」

「ナチス・ドイツでも、強制収容所に収容されていたアンネたちを、アウシュビッツから、他の収容所へ送るとき」

「アンネって『アンネの日記』のアンネ・フランクかい」

「そうだよ、ソ連がアウシュビッツに迫ったとき、アンネたちは厳しい寒さの中を死の行進をすることになる。すると、ナチス・ドイツの兵隊たちは、一生懸命にテントを探すんだ。明日殺すかもしれない囚人にさえ、ドイツ人ってのはテントを用意していたんだ。ユダヤ人を差別しているとはいえ、テントを用意してくれたんだ。それも日本のテントのような安物じゃないんだ」

「ホームレスってのは、人間じゃないんだろうなあー」

「そんなことはないさ。我々だけじゃないじゃないよ。淡路神戸大震災のときの被災者たちも、なかなか準備してもらえなかったじゃないか。アメリカ軍の支援を打ち切ったじゃないか。日本政府とはそんなものだってことさ」

「ナチス・ドイツより冷たいってわけ?」

「まあ、その点ではそうだろうけど、すべてじゃないさ」
「でも、強制収容所なんてところには行きたくないなあー」
「そのとおりだよ。余計なことを政治家はしてくれないように思うよなあー」









閑話休題

5/28日、悲しいニュースが。

24時間テレビなどでも、

彼女の曲が毎年流れていましたね。











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