磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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049 資本主義いがい…

2007年05月28日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

三章、ノー・ファイトバック




049 資本主義いがい…


「北欧社会って何なの?」

「スウェーデン、ベルギー、デンマークなどの国のことだよ。北欧は福祉国家とも言われているし、資本主義ではないのさ」

「資本主義ではないってことは、共産主義ってことですか。でも、共産主義なんて、崩壊したんでしよう」

「いや、共産主義ではないさ。緩やかな社会主義と言われているよ」

それに、共産主義はほろびてなんていない。アメリカ包囲網といって、アメリカ近隣諸国では共産主義が力を強めているという……。

日本では国際的にも相手にされない人たちが共産主義を主張しているので、増えることはないという人たちさえいるというのが現状かもしれない。

「緩やかな社会主義とは何のことだい」

「マルクス主義ではないんだよ。マルクス主義というのは、権威を否定するけれど、緩やかな社会主義の国では、王室だってあるくらいだ」

「よく知っているなあー」

「まあ、少し本を読んだんだよ」
「ソーリィーは図書館が好きだものなあー」

「あっ、冷暖房も完備しているし、いいソファもある。それに図書館の人たちが、あまり嫌な目つきで見ないからねえ……」

「ソーリィーはきちんしとしているからだよ」

「それに、北欧では日本のように、目先の欲だけにとらわれないで、将来のことまで考えているんだよ。たとえば公害問題では、北欧では公害自体が起こらないように考えるんだけど、日本では公害病患者の人たちに、補償するなどの対処療法なんだよ」

「対処療法ねえ、聞こえはいいが、弱い者が泣いている社会だってことだろう」

「まあ、われわれから見ればそうなるだろう」

「ほかの見方ってあるの?」

「弱者なんて、虫けらのように思っている政治家、金持ち……」

「わんさかいるなあー」熊川老人は笑った。









閑話休題

日本は法治国家ではありません。

そう主張される方たちがいます。

納得します。

水俣病や原爆の裁判で、

国は敗訴。

しかし、国は態度をかえない!














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