磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

原子野のバッハ-被曝地・東京の三三〇日-

2012年07月03日 | 読書日記など
『原子野のバッハ-被曝地・東京の三三〇日-』
   山口泉・著/勉誠出版2012年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「もとより、核に「平和利用」などあり得ない。
だが事態は、なぜチェルノブイリをすら上回る
最悪の展開をたどりつづけるのか?
「フクシマを語ることは日本を語ることである」--
事故発生当初から政府と東京電力の欺瞞を見抜き、糾弾してきた、
戦後文学最終にして極北の作家が、
この国の精神風土を見据え発信しつづけた
十一箇月におよぶ思索に、大部の「補説」を併録する。
亡国のTPP、忍び寄るネオ・ファシズム……。
惨憺たる状況下、偽りの“希望”を峻拒し、
人間の証を探る、ポスト・フクシマの神なき『聖書』--。」



帯に書かれてあります。下「」引用。

「偽りの「希望」を棄てよ。
「この世の終わり」の後の日本で、いま、人が真に携えるべきものとは?
ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・水俣・チェルノブイリの後に、なぜフクシマは起こったのか?
民を棄てる政府、国を滅ぼす独占企業……。
人類史上最悪の核の惨禍を拡げつづける日本“1億総被爆ファシズム”帝国の底から、
戦後文学のに最終にして極北の作家が、いま勃発している「精神の内戦状態」の意味を説く。
「命」対「貨幣」。「個人」対「国家」。“東京電力的なるもの”対「文学・藝術」--。
現状は「ポツダム宣言なき1945年」「東京裁判なき100年戦争」にほかならない。」

野田秀樹批判。下「」引用。

「週刊『AERA』(朝日新聞社)の表紙における「放射能がくる」という当然の警告メッセージをめぐって、“執筆拒否”を宣言した野田秀樹の対応が一部で“美談”となったりした展開も、その典型であったろう。
 また、それら制度圏“文化人」と、紫綬褒章だの藝術員会員だのという、国家による顕彰との距離の近さにも注意しておきたい。」

「ほんとうに、「間違った情報」には惑わされないようにしよう!」 下「」引用。

「-略-「公共広告機構」のCFの一つに
  間違った情報に惑わされないようにしよう
 というものがある。「国策タレント」たちを総動員しての空疎な俗流道徳に埋め尽くさた一連のプロパガンダのなかでも、眩暈がするほどに愚劣な、最も無意味な一つ--噴飯物の冗談と言えよう。なんとなれば、そもそもこの主張は、それがなされると同時に、何が「間違った情報」であるかかが定義されていなければ、なんら意味を持たないものであるからだ。
 そして何より、少なくとも現在の日本に生きざるを得ない人間にとって、看過し難い最大の「デマ」--最悪の「間違った情報」とは、何か? 過去半世紀にわたって流布されてきた「原子力発電は安全だ」「原発に事故は起こらない」というキャンペーンこそが、他に比較しようもない「間違った情報」そのものなのではないか。」

NHKと良心……。下「」引用。

「しかもNHK・民放を問わず、テレビ各局の「報道」は、相変わらず東京電力側の--私前章で批判した噴飯物の言い訳を、そのまま平然と繰り返し、流布させている、この惨状は何だろう?
 全国キー局のアナウンサーという、疑いもなく現在の日本において特権的な人びと一般について、この類いの“ニュース”原稿を読まされることに忸怩たる思いはなかったのか? 良心の呵責はないのか?」

--ないようですね。特にNHKの9時のニュースはひどい。アナウンサーなのに感情をあらわにして、まるで北朝鮮の放送のようだ。野蛮で低俗なハラスメント“善”を繰り広げている……。

「宮沢賢治ファシズム」と菅直人

「城南信用金庫に支持と連帯を」

『言葉のファシズム』 下「」引用。

「「言葉のファシズム」が、いよいよ凄まじい。
 このところ毎日、何回……何十回、スポーツ選手や、「藝」もない藝能人が、鬱陶しく蒸気させた顏で、あの厚顔無恥な常套句を昂然と言い放つのを、聞かされつづけていることだろう。
 「皆さんに元気(勇気)を与えられれば、と思って」
 そして被災地の大衆が、テレビの無遠慮なマイクを威嚇的に突きつけられ「元気(勇気)を貰いました……」と気弱げに--ないしは作り笑いを浮かべて、半ばは条件反射に言わされつづけているのを、何度、目にしなければならないことだろう。-略-」

今テレビに出ているような人びとに、もとより真実など期待しないが……

被害者に「責任」を押しつけ、加害者を免罪する欺瞞

武田邦彦・批判。下「」引用。

「武田邦彦・中部大学教授が、しかしその一方、自身のプログで「新しい歴史教科書を作る会」並みの非科学的かつレイシズムに染まり上がった歴史観を全面展開しているばかりか、水俣病におけるチッソのの責任を免罪したり、ダイオキシンの有害性を相対化(?)することに自らの“科学性”を主張しようとしてしたりしている事実もまた、現実の問題の錯綜ぶりの一端を示してもいる。」

さかなクン批判。下「」引用。

「“クニマスの発見に功があった”とやらで、“今上天皇が記者会見で名を挙げ、顕彰した”ことが、うとましい「美談」となっているらしい、この「東洋海洋大学客員准教授」でもある。魚の被り物をしたタレントが……もしも、ほんとうに海や魚食文化を「愛している」とうそぶきたいなら--まず、何を措いても、現下の絶望的な海洋汚染と、海産資源に対するその深甚な影響について、たとえ一言なりととも言及するのが当然であろう。
 なぜ、それをしない?
「テレビでの仕事がなくなる」からか? -略-」

ネットで検索してみる。
さかなクンこと宮澤正之が放射能汚染された海で取れた魚を食ってアピール

反原発市民から、さかなクンへの手紙

……何にも返答がないの? これじゃ、佐高がいうとおり、原発文化人といわれても仕方がないですね。

一応学者なんだから、いい加減なことは言えないのか? とも思ってましたが、もう一年以上ですね……。国立大学関係者のようですね、原発文化人の可能性は高いでしょうね……。

週刊新潮 2011年7月14日

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NHK総合『あさイチ』批判

「あきれ果てた民衆蔑視のNHKの『あさイチ』」
たかがのサンプル数

ファシスト(橋下大阪市長)に期待しなければならない民衆……。下「」引用。

「現状の重層的な危機の一つは、表層のスローガンとして言葉の上でだけ「反原発」を標榜しさえすれば、それが明白なファシズムであっても、民衆がそこに期待をかけざるを得ないほど、事態が急を要し、絶望的なことだ。
 むろん原発は一刻も早く危機を脱し、可及的速やかに廃止されなければならない。たとえ、それを停めるのがファシストであってふも--?
 (だがそもそも、ファシストに真に原発が停められるかどうか)
 ともかく「原発反対」という思いを等しくする者は、皆、結集しようという呼びかけに、とりあえず反対はしない。それに異を唱えていられる場合でもない。
 しかしそれはまた「原発反対を言う政治家ならファシストでも構わない」という問題でもない。私はいま、俳優・山本太郎氏が、今後の長い市民ーとしての活動を通じ、たとえば大阪市長の政治的志向に対して、孫正義氏よりも明晰な判断を示してくれることを切に願っている。」

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「四号機倒壊の際には、一人一人が自らに「非常事態宣言」を」 下「」引用。

「-略-これまで人類によって行われてきたすべての核実験によって放出された総量よりも大量の放射性セシウムの飛散--。
 「使用済み燃料プール」から放散する放射性物質によっての一八万七○○○人が死亡--。それが現在、東京電力・福島第一原発四号機に起こり得る可能性がある次の事態において懸念されている惨禍であるのだという。
 ……で、その四号機は、すでに半壊以上に損傷している状態なのだが。そして、一月一日午後の地震以後--昨秋以来、確実に漸減していた関東圏の放射線値は、数箇月以前、事故直後の昨年四月頃の数値にまで、一気に上昇しつつあるらしいのだが。-略-」

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サンデー毎日 2012-7.1号

2012年07月03日 | 読書日記など
『サンデー毎日 2012-7.1号』
   潟永秀一郎・編/毎日新聞社2012年

特集名 警察vs.高橋容疑者 「攻防12日間」の一部始終



「中坊氏は五年で凋落した 橋下氏はあと何年もつか」佐高信。下「」引用。

「橋下がツイッターで批判者に口汚い罵声を浴びせているのを見ると、私は甲高い声で私に口をはさむ隙を与えず電話しつづけていた中坊を思い出す。真の指導者とはもう少し落ち着きのある者ではないか。橋下が消える日も近いのかもしれない。」

「安全の担保されない「原発再稼働」が「国民の生活を守る」ことになるのか」 下「」引用。

「-略-住み慣れたふるさとを追われ、絶望して自殺する人までまた起こすかもしれない原発の再稼働が国民生活を守ることにどう繋がれるのか。求められているのは勇ましい言葉より、国民の理解が得られる説明でしょう。」

「大飯原発再稼働“容認”「開き直り」橋下の仮面がはげ落ちた!」 下「」引用。

「-略-大飯原発から5キロの小浜市内で渡船を営む深田幸宏氏(52)は「初めからストーリーありきの猿芝居や」と怒る。橋下氏については「言うことがブレまくっとる。全然信用できない」とあきれ顏だ。-略-大飯原発再稼働を機に、各地の原発も稼働に動き出す。広域連合首長らの“政治責任”はきわめて重い。」

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大飯原発3号機「臨界」に=4日にも発電再開(時事通信) - goo ニュース

2012年07月03日 | 読書日記など
大飯原発3号機「臨界」に=4日にも発電再開(時事通信) - goo ニュース

「2012年7月2日(月)07:37

(時事通信)
 1日夜に原子炉を起動した関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町、出力118万キロワット)は2日午前6時、核分裂が安定的に連続して起こる「臨界」に達した。関電関係者は「通常通りで、作業は順調に進んでいる」としている。

 3号機が臨界に達したのは起動から9時間後だった。早ければ4日にタービンと送電線をつないで運転を再開(再稼働)し、5%程度の出力で発電する。順調に進めば8日にフル稼働となる見通し。4号機も最短で17日に起動し、24日にフル稼働する見込みだ。 

[時事通信社]」








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6号機地下で白煙=制御盤でショートか?福島第1(時事通信) - goo ニュース

2012年07月03日 | 読書日記など
6号機地下で白煙=制御盤でショートか?福島第1(時事通信) - goo ニュース

「2012年7月2日(月)12:14
 東京電力は2日、福島第1原発6号機のタービン建屋地下1階で、制御盤から白煙が上がったと発表した。午前10時20分に現場から報告があり、同25分に煙が消えたことを確認したという。制御盤の変圧器に焦げた跡があり、東電は電気系統がショートした可能性があるとみて調べている。

 東電によると、弁の開閉などに使う制御用圧縮空気系の制御盤で、除湿器の点検を終えて電源を入れたところ煙が出た。その後、作業員が電源を切ったとみられる。白煙の後、原発の敷地境界に設置された放射線モニタリングポストの値に変化はないという。 

[時事通信社]」

ハラスメント“善”のフジテレビ解説者

2012年07月03日 | 読書日記など
ハラスメントは連鎖する-「しつけ」「教育」という呪縛-』という本を紹介しましたが、フジテレビの、インチキ討論番組を見ていると、その通りだと思いました。

ハラスメント“善”のフジテレビ解説者が、偉そうにいうのですが……。

フジテレビは原発推進の御用メディアである。

東電の社長はクビになり、フジテレビの役員に。

善など言える立場にない、社員がいばりたおす。

気の弱い副知事はハラスメントをされると、東電は悪くないという。

--東電は悪いでしょう!?

よいのなら、血税投入しなくていいでしょう。

--国策といっても、東電は一体となっておこなってきた。

強制されたわけではない。一般の国民のように……。

内部告発をきちんと取り上げていれば、原発は建てられなかった。

津波も隠蔽、地震でつぶれるも隠蔽した東電……。

もちろん、東電の社員全員が悪いわけではない。

悪いのは、経営者であり、原発推進した者たちである。

--それなのに、東電が悪くない?

数々の隠蔽……。

今回も、多くの国民は、逮捕者が一人も出ないのに、あきれているのに……。

JALなどという、史上最悪の犯罪をおかした東電とを比較すること自体が非常識。

原発推進のフジテレビでは、そういう人たちばかり集めて、非常識な討論をする。

フジテレビの有名人が二人も自殺。無名の社員は何人自殺していることやら……。

ウソで築き上げた城が崩壊していっているようですね……。

あきれた人たちばかり……。

でも、地上波のすべてが、似たようなものですね。

古舘さんは、原発推進の先頭に立っていたことを反省もされていません。

子供さんに、そんな教育をされているのですか?

そんな子供はろくな大人にならないと、叱らないのでしょうか?

--国民にテロやペテンなどをしかけているような、「原子力ムラ」

一般企業とは大きく異なりますよ。JALなどと同じにするな!!!

ドイツのように組織犯罪に時効なし! フジテレビなどの映像は残る……。

でたらめな論議はペテンとして逮捕される時代がくるまで、真の民主主義はないだろう……。









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