『文藝春秋 2011年10月特別号』
木俣正剛・編/文藝春秋2011年
特集名 大型企画 最強チームの法則
【特集】震災から半年 原発 私は警告する
「除染せよ、一刻も早く」児玉達彦(東京大学教授)。
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「検証・原発報道 誰がウソをついていたか」東谷暁(ジャーナリスト)。下「」引用。
「-略-中部大学教授・武田邦彦氏は、かつて旭化成でウラン濃縮研究所所長を務めており、これまで原発推進派の専門家と見なされてきた。-略-
ところが、『SPA!』五月十七日号では〈そもそも原子力というのはすでに技術が完成していて、完璧に運用ができるんです。しかも日本の技術はトップクラスなのにこんな事態になったのは、原発の利権が原因〉などと責任を利権に転嫁してしまい、自分はテレビや雑誌に登場し続け、原発事故以降、八冊もの著作を発表して恐怖を煽り続けた。」
大前研一。下「」引用。
「しかし、ほんの数カ月前まで〈日本人は自国の原子力発電技術にもっと自信をもったほうがいい〉と語り、〈国民の理解と合意が得られたら、ぜひ首都圏の近くに原子炉をつくってほしい〉(『お金の流れが変わった!』PHP新書』とまで論じていた大前氏は、今度の事故を境に反転して、脱原発論者になってしまう。〈日本の原子力産業は終わった〉『日本復興計画』文藝春秋というのだ。」
小出裕章。下「」引用。
「しかし、この徹底した姿勢には、不思議な点も見られる。たとえば、〈原子力に携わるものの責任として、チェルノブイリ事故の時から、私は汚染食品を食べることを避けないようにしてきました〉(『サンデー毎日』六月二十六日号)というのが何故なのか。
その理由は、日本のエネルギー政策の歪みのツケを農業や漁業に払わせるべきではなく、また、自分が食べれば、その分だけ子供たちの口に入る汚染食品が減るからだというのだ(『放射能汚染の現実を超えて』河手書房新社)。しかし、小出氏がいくら頑張って汚染食品を食いまくっても、いったいどれだけ貢献ができるというのだろうか。」
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M9を気象庁が認めても、広瀬は認めないと書かれてあるが、これは阪神・淡路大震災があった経験の上で広瀬隆は当時語ったのだろう……。疑いをもつことは悪いことではない。持たれることが悪い。責任をどこに置くかでかわるだろうが、責任があるのは公的機関でしょうね……。
ICRPの二重基準が正しいと思っている著者。どっちかが正しく、どっちかが間違っているとは思えないようだ。国が基準にしている方を非難している広瀬隆に問題はないだろう。もし、問題があるなら、国かICRPを批判すべきだろう。批判する相手を間違っている著者。
--これじゃ、御用ジャーナリストと言われても仕方がないのでは?
「チェルノブイリで考えた東北の明日」重松清(作家)。
2年以内に帰村(飯舘村)はムリ。下「」引用。
「全村避難という苦渋の決断をした菅野典雄村長は、2年以内の帰村を目指して国や県に働きかける方針を明言している。だが、長谷川さんは「村民に期待を抱かせるだけではダメだ。村の面積の75パーセントは山で、山を除染する方法はわからないわけだから、我々も現実を見なければならない」と言う。」
サマショールの家。下「」引用。
「「サマショール」の家々もそうだった。パスタやヒマワリ油、砂糖やビスケットなどの食糧品を手土産に、2日にわたって2つの村の計4軒を訪ねた。どの家も古く、暗く、小さく、鬱蒼として木立に半ば埋もれるような格好で、ひっそりと、ぽつんと建っていた。」
寂しい……。下「」引用。
「また、5年前に夫と死別して一人暮らしとなったパーリシフ村のアンナさん(75歳)は、取材の間も涙ぐんで寂しさを訴えた。息子2人はベラルーシ共和国に住んでいて、自由な行き来ができない。息子の一人がこっそり帰郷したときには、警察に捕まってベラルーシに連れ戻されたうえに、高額な罰金も支払わされたのだという。」
「反原発に殉ず」アイリーン・美緒子・スミス(グリーン・アクション代表)。下「」引用。
「ユージン・スミスとともに「水俣」を撮った女性が三十年以上にわたる「反原発運動」を語る。」
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木俣正剛・編/文藝春秋2011年
特集名 大型企画 最強チームの法則
【特集】震災から半年 原発 私は警告する
「除染せよ、一刻も早く」児玉達彦(東京大学教授)。
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「検証・原発報道 誰がウソをついていたか」東谷暁(ジャーナリスト)。下「」引用。
「-略-中部大学教授・武田邦彦氏は、かつて旭化成でウラン濃縮研究所所長を務めており、これまで原発推進派の専門家と見なされてきた。-略-
ところが、『SPA!』五月十七日号では〈そもそも原子力というのはすでに技術が完成していて、完璧に運用ができるんです。しかも日本の技術はトップクラスなのにこんな事態になったのは、原発の利権が原因〉などと責任を利権に転嫁してしまい、自分はテレビや雑誌に登場し続け、原発事故以降、八冊もの著作を発表して恐怖を煽り続けた。」
大前研一。下「」引用。
「しかし、ほんの数カ月前まで〈日本人は自国の原子力発電技術にもっと自信をもったほうがいい〉と語り、〈国民の理解と合意が得られたら、ぜひ首都圏の近くに原子炉をつくってほしい〉(『お金の流れが変わった!』PHP新書』とまで論じていた大前氏は、今度の事故を境に反転して、脱原発論者になってしまう。〈日本の原子力産業は終わった〉『日本復興計画』文藝春秋というのだ。」
小出裕章。下「」引用。
「しかし、この徹底した姿勢には、不思議な点も見られる。たとえば、〈原子力に携わるものの責任として、チェルノブイリ事故の時から、私は汚染食品を食べることを避けないようにしてきました〉(『サンデー毎日』六月二十六日号)というのが何故なのか。
その理由は、日本のエネルギー政策の歪みのツケを農業や漁業に払わせるべきではなく、また、自分が食べれば、その分だけ子供たちの口に入る汚染食品が減るからだというのだ(『放射能汚染の現実を超えて』河手書房新社)。しかし、小出氏がいくら頑張って汚染食品を食いまくっても、いったいどれだけ貢献ができるというのだろうか。」
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M9を気象庁が認めても、広瀬は認めないと書かれてあるが、これは阪神・淡路大震災があった経験の上で広瀬隆は当時語ったのだろう……。疑いをもつことは悪いことではない。持たれることが悪い。責任をどこに置くかでかわるだろうが、責任があるのは公的機関でしょうね……。
ICRPの二重基準が正しいと思っている著者。どっちかが正しく、どっちかが間違っているとは思えないようだ。国が基準にしている方を非難している広瀬隆に問題はないだろう。もし、問題があるなら、国かICRPを批判すべきだろう。批判する相手を間違っている著者。
--これじゃ、御用ジャーナリストと言われても仕方がないのでは?
「チェルノブイリで考えた東北の明日」重松清(作家)。
2年以内に帰村(飯舘村)はムリ。下「」引用。
「全村避難という苦渋の決断をした菅野典雄村長は、2年以内の帰村を目指して国や県に働きかける方針を明言している。だが、長谷川さんは「村民に期待を抱かせるだけではダメだ。村の面積の75パーセントは山で、山を除染する方法はわからないわけだから、我々も現実を見なければならない」と言う。」
サマショールの家。下「」引用。
「「サマショール」の家々もそうだった。パスタやヒマワリ油、砂糖やビスケットなどの食糧品を手土産に、2日にわたって2つの村の計4軒を訪ねた。どの家も古く、暗く、小さく、鬱蒼として木立に半ば埋もれるような格好で、ひっそりと、ぽつんと建っていた。」
寂しい……。下「」引用。
「また、5年前に夫と死別して一人暮らしとなったパーリシフ村のアンナさん(75歳)は、取材の間も涙ぐんで寂しさを訴えた。息子2人はベラルーシ共和国に住んでいて、自由な行き来ができない。息子の一人がこっそり帰郷したときには、警察に捕まってベラルーシに連れ戻されたうえに、高額な罰金も支払わされたのだという。」
「反原発に殉ず」アイリーン・美緒子・スミス(グリーン・アクション代表)。下「」引用。
「ユージン・スミスとともに「水俣」を撮った女性が三十年以上にわたる「反原発運動」を語る。」
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