磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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117 自分勝手な心の病!?

2008年03月04日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


五、テレビ・激突!




117 自分勝手な心の病!?


こんなひどいマインド・ウイルスをふるまいている人たちがセレブなのである。

子どもたちに「いじめ」はいけませんというが、その「いじめ」をネタにして、いじめを楽しんでいるのである。

それでも、カルト教団の信者たちが、いくら教祖が極悪人であっても聖人や神のようにあがめるように、彼らのファンもまた同様である。

どこが天才なのだろうか? これほど、視聴者を騙すことができるだろうか?

また、彼らセレブのファンも同様に彼のように悪辣なことができるようになるからだろうか? それもお笑いとして楽しめるというわけか?

それは、カルト教団にも似た様式であるようにさえ思える……。

そして、お笑いセレブは、その報酬に巨万の富が約束されてもいる。テレビの視聴者はこんなバカげたことを聞いてわらっていられるのだろうか?

その愛人が自分の娘や孫がなったとしてもテレビをみている視聴者はいいのだろうか?

愛人といっても、もちろん遊びにしかすぎない愛人でしかない。とりかえひっかえ、次々に愛人をかえているのだ。

要するに、なかみがないので、すぐに飽きられてしまう。はじめはセレブだ、金持ちだと珍しがられるが、すぐに内容のなさ、人間性の俗悪さがばれてしまうのだ。

それが、ほとんどの日本のお笑いセレブだ。

しかし、もちろん全てがそうであるわけでない。

自分と関係がなければ、人の不幸は蜜の味などとセレブがいう。

そんな悪辣な人間に、いつ日本人はなったのだろうか?

森山レオという男優が意見をいう。こちらの世界では、男は男優といわれ、俳優は女性のことであることが多いという。

「同類、相哀れむですね」

「はい、ごもっとも」

邦子は頭を下げて、しばらく上にあげないでいう。

「次、次、早くほかの話題にするんだよ、トホホホ……」

笑いがこだまする。

もちろん、やらせの笑い声である。

このようなお笑いのセレブは中学生や小学生でも、マネができるから、うけていもいる……。

本当に楽しいか? どうかではなく、受けたらいいと思っている……。

自分勝手な心の病が拡大していく。







閑話休題


もし、その国が民主主義ならば、

原発も公害も許されないだろう。

もし、その国が民主主義ならば、

「いじめ」は犯罪ということなろう。

index

日本のニセ民主主義者は、

「民主主義は手続き」といった。

プーチンは

「民主主義とは法の独裁」といった。

権威主義的パーソナリティに、

本当の民主主義の精神は宿らないだろう……。









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