『帝国主義日本にNOと言った軍人水野広徳』
大内信也・著/雄山閣1997年
先日テレビでやっていた水野広徳のことを知りたくて手にした本です。
軍服を脱いだジャーナリスト 水野広徳
人間的な人だったようです。下「」引用。
「これは、これまで三科目以外は徹底的にサボリ続けた水野にとって〈青天の霹靂(へきれき)〉致命的打撃であった。あわてて松山中学に再入学し二七年八月再度受験したが「痔」で不合格。」
1898年、西郷従道海相のころ、海軍大拡張時代の幕開け。
--水野は追加募集で合格。
日露戦争のみが、水野の実戦経験。下「」引用。
「翌一九○四(明治三七)年二月始まった「日露戦争」には海軍大尉第四十一号水雷艇長として従軍した。水野が現役軍人として実践に参加したのは、日露戦争だけ。水野の「戦争論」「国防論」の原点は日露戦争にある。」
当時のベストセラーと、その背景。下「」引用。
「日露戦争をテーマにした著作は『此一戦』『戦影』の二冊。日露戦争では、海軍は従軍記者を認めなかったため政府の公式記録以外で日露戦争実戦記は少なく『此一戦』は、闊達な描写と流麗な文章によって超ベストセラーとなり〈洛陽の紙価〉を高めた。
水野は日露戦後明治三九年、軍令部出仕を命ぜられ『明治三十七、三十八海戦史』(日露海戦の公式記録)の編纂にあたった。水野自身の年譜によると、当局から旅順口閉塞隊の報告を命ぜられ提出したが、締切り後で、新聞にまわされ全国の新聞にのせられことで名文家として名がしられ、軍令部出仕のキッカケになったという。『此一戦』の執筆は、公私混同の批判をさけるため帰宅後、深夜にかけて出筆した。」
国民とともにある「軍国主義」下「」引用。
「水野の「軍国主義」は国民のために、国民とともにある「軍国主義」で、彼の海兵時代回顧にある、「海兵生活で生きた世の中を全く忘れ」卒業の喜びを「腹一杯飯が食える事、動物の檻から放たれ身体の自由を得た事」と言う感性は生涯変わることはなかった。」
今の小泉元総理などは、国民とともにはないと思う。
--彼らの金儲けのためのものであると思う。
index
日露戦争により、企業、国民は重税にあえいだという。
--今も、福祉よりも、国防費の方が高い国である。
こんな国を福祉国家とは呼べないとボクは思う。
「赤旗」とテロについて書かれてありました。下「」引用。
「また『赤旗』が創刊され、第一次共産党事件が発生し、天皇、皇室に対するテロ未遂事件が続発したことも、権力、支配層にショックをあたえ、〈思想善導〉治安強化のキッカケとなった。」
そして、暴力団との癒着。下「」引用。
「政府、政党、官僚と、ヤクザ、暴力団の〈癒着〉を断罪する(「暴力黙認と国家否認」)」
それは今も続く……。
私物国家 日本の黒幕の系図
世界一アメリカ。これもきちんと把握していたようです。下「」引用。
「米国は国土、人工、工業、財力などの点からみて「少なくとも世界第一の強国である。少なくとも世界第一の強国たり得るの資質を備えて居る」ことを立論の前提にする。」
--国民とともにない「軍国主義」者たち……。
でも、ボクはこちらしか知らなかったと記憶する……。
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大内信也・著/雄山閣1997年
先日テレビでやっていた水野広徳のことを知りたくて手にした本です。
軍服を脱いだジャーナリスト 水野広徳
人間的な人だったようです。下「」引用。
「これは、これまで三科目以外は徹底的にサボリ続けた水野にとって〈青天の霹靂(へきれき)〉致命的打撃であった。あわてて松山中学に再入学し二七年八月再度受験したが「痔」で不合格。」
1898年、西郷従道海相のころ、海軍大拡張時代の幕開け。
--水野は追加募集で合格。
日露戦争のみが、水野の実戦経験。下「」引用。
「翌一九○四(明治三七)年二月始まった「日露戦争」には海軍大尉第四十一号水雷艇長として従軍した。水野が現役軍人として実践に参加したのは、日露戦争だけ。水野の「戦争論」「国防論」の原点は日露戦争にある。」
当時のベストセラーと、その背景。下「」引用。
「日露戦争をテーマにした著作は『此一戦』『戦影』の二冊。日露戦争では、海軍は従軍記者を認めなかったため政府の公式記録以外で日露戦争実戦記は少なく『此一戦』は、闊達な描写と流麗な文章によって超ベストセラーとなり〈洛陽の紙価〉を高めた。
水野は日露戦後明治三九年、軍令部出仕を命ぜられ『明治三十七、三十八海戦史』(日露海戦の公式記録)の編纂にあたった。水野自身の年譜によると、当局から旅順口閉塞隊の報告を命ぜられ提出したが、締切り後で、新聞にまわされ全国の新聞にのせられことで名文家として名がしられ、軍令部出仕のキッカケになったという。『此一戦』の執筆は、公私混同の批判をさけるため帰宅後、深夜にかけて出筆した。」
国民とともにある「軍国主義」下「」引用。
「水野の「軍国主義」は国民のために、国民とともにある「軍国主義」で、彼の海兵時代回顧にある、「海兵生活で生きた世の中を全く忘れ」卒業の喜びを「腹一杯飯が食える事、動物の檻から放たれ身体の自由を得た事」と言う感性は生涯変わることはなかった。」
今の小泉元総理などは、国民とともにはないと思う。
--彼らの金儲けのためのものであると思う。
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日露戦争により、企業、国民は重税にあえいだという。
--今も、福祉よりも、国防費の方が高い国である。
こんな国を福祉国家とは呼べないとボクは思う。
「赤旗」とテロについて書かれてありました。下「」引用。
「また『赤旗』が創刊され、第一次共産党事件が発生し、天皇、皇室に対するテロ未遂事件が続発したことも、権力、支配層にショックをあたえ、〈思想善導〉治安強化のキッカケとなった。」
そして、暴力団との癒着。下「」引用。
「政府、政党、官僚と、ヤクザ、暴力団の〈癒着〉を断罪する(「暴力黙認と国家否認」)」
それは今も続く……。
私物国家 日本の黒幕の系図
世界一アメリカ。これもきちんと把握していたようです。下「」引用。
「米国は国土、人工、工業、財力などの点からみて「少なくとも世界第一の強国である。少なくとも世界第一の強国たり得るの資質を備えて居る」ことを立論の前提にする。」
--国民とともにない「軍国主義」者たち……。
でも、ボクはこちらしか知らなかったと記憶する……。
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