ティアドロップ トレーラー キャンパーの自作日記

Teardrop Trailer Camperの作製を設計から作業をずっと記録していきます。完成後はキャンプ記録です!!

出入り口、其の四

2018年01月21日 | キャンピング
とりあえず出来る事からやっていきます。
Ram社の吸盤マウントが使えないと話しにならないので、強度を調べようと思います。
その前にどれ位いの強度が必要とするのか、風速、タープの面積をもとに計算してみます。

まずは設定条件から。
風速: 最大風速35mph
タープ面積: 高さ6ft、幅5ft、長さ8ft、40平方フィート

計算式はこちら。
F=A×P×Cd×Gh
A: 面積
P: プレッシャー
Cd: 抗力係数
Gh: 突風応答係数
その他にも係数がありますが、今回はいらないと判断する。

F=40ft2×(0.00256×(35)^2)×1.4×[0.65+0.60/(5/33)^(1/7)]=245
合計245パウンド(約111 kg) となります。これを全てのアンカー点に均等に分配するとします。
Ramマウント2個、ロープアンカー4ヶ所とすると、245/6=40.8 一点につき約41パウンド(18.5kg)の強度が必要となります。これって結構な重量です。
実際にテストしてみますが、その前に上記の条件について考えてみます。
まず最大風速ですが、かなり強目に考えています。ビーチの様な場所での数値で、実際に我々がキャンプする様な、回りに木等の防風になる物がある所では風速はもっと低いでしょう。仮に風速を35mphから20mphへ変えると合計が80パウンドになります。一点については13.5パウンド(6.1 kg)ですから問題ないのかと思います。

また、タープも全部分が風に対して垂直ではないので、杭力係数も実際にはもう少し低い数値でも大丈夫だと思います。ちなみに係数を1.4から1.0に変更すると合計が57パウンドになり、一点については9.5パウンド(4.3 kg)となります。

さてテストですが、実際にマウントをキャンパーのアルミ製屋根に張付けてロープをタープの角度に合わせて繋ぎ、重りを吊るします。重りはバックパックに鉄アレイを入れた物です。重量約12.5kg。

結論から言うと問題なく重りを吊るすことが出来ました。
ただし幾つかの懸念点があります。
1) アルミの表面が濡れているとマウントがずれてしまいます。
2) 12.5kgの重りを直で吊るすとマウントが少し変形してしまいます。外れてしまう訳ではないのですが、あまり良くはないでしょう。長時間使い続けると問題が出てくるかも知れません。

取りあえず吸盤マウントで問題なさそうなのでこのまま進めてみようと思います。