ティアドロップ トレーラー キャンパーの自作日記

Teardrop Trailer Camperの作製を設計から作業をずっと記録していきます。完成後はキャンプ記録です!!

ギャリーハッチの下と敷居

2014年08月31日 | Teardrop Camper
今日はギャリー下の収納チューブ周りと敷居の続きをします。
まずは合板を支えるためのフレームを終わらせます。


敷居にはアルミのアングル材を取り付けるのですが、それ用に三角に切った木を足しておきます。写真ではわかりにくいかもしれませんが、敷居のプロファイルです。先日のスケッチに近くなってきたと思います。



後は合板を貼ります。一層目は部分的に四枚に分けて貼ります。

二層目は一枚でキャンパー幅で貼っていきます。


端の辺りを少し整える必要がありますが、この辺りは完成でいいでしょう。

チューブ収納庫、完成

2014年08月29日 | Teardrop Camper
毎週のことですが、金曜日ってなんだかあまり作業にならないんですよね。週末になって気が抜けるのか、とりあえずゆっくりしたいって気持ちに負けちゃいます。
けど今日は結構作業するつもりでした。チューブの助手席側の先を熱して拡張して、ハッチカバーを取り付けれるまでは頑張るって。思っている通りに進めばすぐ終わることも考えられましたが、もしもそうでなかったら、もしくは失敗してやり直しなんてなったらとんでもなく時間がかかってしまいます。
ところが、結果は前者の方で、考えていたやり方がバッチリで、自分でも驚くぐらい予定通りに作業ができました。
まぁ完成と言っても取り敢えず現時点で出来る所まで完成と言うことです。最終的に固定するのはアルミのスキンを貼り終えたあとです。

助手席の方を前回と同じようにヒートガンで熱して、べろんべろんなるまで柔らかくしたら、キャップをつっこんで押し広げます。後は冷めるのを待つだけです。
その待っている間に、チューブの運転席側の方を壁に揃うようにトリミングします。

軽く気も削っておきました。後でエポキシ塗り直します。

試しにハッチカバーのベースをつけてみます。見事なほどキレイにはまります。

カバーを閉じるとこんな感じです。

あまりにも壁にピッタリなので真横からも撮りました。


助手席側もうまくいきました。


今日のこの作業に関しては、プランニング、実作業、結果と申分ない出来でした。この先もずっとこんな感じだったら良いのにな...。




アルミの熱膨張率

2014年08月29日 | Teardrop Camper
今回はちょっとややこしい話になりますが、最後の仕上げに関係する大事な部分なので、しっかりと考え記録しておきます。
物質は通常温度の変化に伴い寸法が変化するのですが、その熱膨張率は物質によって異なっています。木も膨張しますし、アルミも膨張します。問題なのは木とアルミの膨張率が違うと言う点です。つまり同じ温度差下で、木が膨張する寸法よりもアルミのほうが膨張してしまうのです。これがどう影響するかと言えば、例えば真冬の一番縮んだ状態でアルミを固定してしまうと、夏の一番暑い時にはアルミが膨張し、伸びてしまい、最悪外れてしまったりする可能性があります。また逆に、真夏に固定すると、冬には縮んで隙間が出来てしまったりします。
この膨張は防げないので、作り方を工夫して膨張しても収縮しても影響が無いようにしておく必要があります。

先ず必要なのが温度差です。このテネシー州を中心に使いますので、少しオーバーですが、夏は華氏110度[摂氏43度]で冬は華氏0度[摂氏-18度]でとりあえず計算してみます。(まぁこれだけ暑かったり寒かったりすればキャンパーを使う事はありませんが、保管している間にも温度差に晒されますから、損傷の原因となってしまいます。

次に熱膨張係数ですが、アルミは12.3(10^-6 in/in oF)[22.2 (10^-6 m/m K)]です。
木は木目や種類によって違ってきますが、今回は合板と言う事で熱膨張は殆ど起こらないと考えて大丈夫だと思います。また、木の場合は熱膨張よりも水分による膨張の方が問題となりますが、こちらもエポキシでコーティングする事により殆ど起こらないものだと考えます。

熱膨張によって変化する量△Lは次の式で計算されます。 △L=L x α x △T (L:材料の長さ α:熱膨張係数 △T:温度差)

L=9フィート6インチ(114インチ)
α=12.3*10^-6
△T=110

△L=114*12.3*10^-6*110=0.154 つまり0.154インチ[4mm近く]の変化があるということです。

ただ上の計算には、間違いではありませんが、全ての状況を考慮されていなく大まか過ぎる所があります。
1)キャンパーの全長は9フィート6インチですが、アルミの膨張が影響する部分はドアとギャリーハッチの部分であると思われるので、実際にはもう少し短い。5フィート6インチ程(66インチ)。
2)アルミの取り付け作業を行う日は間違いなく華氏110度の日では無いので、温度差はマックスではない。取り付けを行う日を華氏90度と想定して、温度差を90とする。
3)熱膨張の問題ではありませんが、ドアとギャリーハッチに使うアルミトリムはリップが数ミリしかないタイプの物なのでこの辺りは気をつけないといけません。


△L=66*12.3*10^-6*90=0.073 0.073インチ[1.85mm]の変化となります。
もしも作業日が華氏80度だったら。△L=66*12.3*10^-6*80=0.065 0.065インチ[1.65mm]の変化となります。 

膨張の方向ですが、一枚板であれば全方向に膨張するのですが、今回はギャリーの辺りに一番大きく変化があるのでは無いかと思います。夏に作業するわけですので、1.85mmは収縮する長さで、縮んだ時に1.85mmがカバーできていれば良いと言う事になります。
アルミトリムのリップの部分の寸法が確認できていませんが、1.85mm程度なら何とかなるのではないかと思います。しかも温度差はかなり極端な温度ですし、実際はガレージ内で保管されるのでここまで低い温度に晒される事は無いかと思います。必要であれば、若干長めに切っておいても良いと思います。

エポキシ塗装

2014年08月28日 | Teardrop Camper
今日ついに新しいステージへと進みました。壁や屋根の木材を防水加工する為の、エポキシ塗装を始めました。と言ってもまだ全体的にするのでは無く、試験的にチューブ収納の周りだけです。と、やり始める前はそう思っていたのですが、実際には思っていた以上の範囲になりました。
トップの写真がエポキシ樹脂とハードナーがは言ったボトルで、3:1でカップに混ぜて使います。一度混ぜてしまったら固まるまでの時間が約20~30分です。テストなので少量と思っていたのですが、プラスチックカップ半分は結構な量でした。
チューブ収納周りが済んだら、ギャリーの壁や壁のエッジ、トングボックスの壁のエッジ、ドア下収納の辺りなどが塗装出来る程の量でした。




そして最後は全体図です。


追記
朝起きてちゃんと乾燥しているか確認してみました。
寝る前は少しべたついていましたが、朝になったらちゃんと固まっていました。ちなみにこのエポキシは、カヤックやカヌーなんかの木製ボートのコーティングに使われる物です。キャンパーの壁、しかもアルミで覆ってしまうわけなので防水性は充分でしょう。
エポキシの分チューブが入りにくくなるかと思っていましたが、こちらも無事でした。


折り曲げ機

2014年08月28日 | Teardrop Camper
アルミシート(シートと言ってもプレートですね)を曲げる時に必要となる折り曲げ機ですが、トップの画像のように、近場で手に入るスチールのアングル材などを使ってとりあえず曲げれるものを作ろうと思います。
先ずはベースになるアングル材ですが、3/16インチ厚の2インチ×2インチぐらいは必要ですかね?この部分はネジで木の台に固定されます。
図に描かれているものは一部分なので、実際はもっと長いし、蝶番も4~6つぐらいは必要だと思います。蝶番は普通にホームセンターなどで売っているゲート用の物を利用しようと考えています。ゲート用の方がドア用のものより強度が高いはずです。これらの蝶番はアングルの上にボルトで固定するつもりなので、蝶番の厚さと同じ厚さのスチールバー材をアングルに溶接して蝶番と高さが同じになるようにする必要があります。

蝶番の反対側には同じようにアングル材を取り付けます。
曲げるアルミシートはベースのアングル材・蝶番の上に置き、アングルで作るホールディングバーで挟む形で固定します。図には描かれていませんが、ボルトで固定すると思います。
後は反対側のアングルを持ち上げてアルミシートを必要な角度まで曲げて行きます。

折り曲げ機の全長は最低6フィートは必要で、出来る事なら中心の部分だけを動かせるようにしたいと考えています。こうすれば、トングボックスとキャンパーの屋根の部分を一部だけ曲げることが出来るはずです。


ハッチ下とハッチ

2014年08月27日 | Teardrop Camper
今日はハッチ周りの作業を続けます。

先ずは壁のトリミングから。ハッチをなぞって切り取る部分をマーキングしたら後はルーターで削っていくだけです。削り終わったらこの様になりました。

しかし問題が...。
ハッチをなぞった時に、ハッチを閉めた状態で行ったのですが、アルミやガスケットの厚みを考慮するの忘れています。汗
ですので、実際には写真以上の間隔になってしまうと思われます。また明日にでもハッチを戻して確認します。

続いてはギャリー下のチューブ収納周りに貼る合板用に補強材を取り付けていきます。

写真では分かりにくいかもしれませんが、横に木を取り付け、最終的にこれらに合板が取り付けられていきます。最初の2本が終わったのですが、この2本はカーブよりも1/4インチ(合板2枚分)内側に付けています。これは合板をカーブと同じ高さにする為です。既にあるカーブの上に合板を貼っていくとアルミを貼る面が1/4インチ外側になってしまうので、こうしないようにする為です。細かい作業が増えますが、仕方ないですね。
先ず無いと思いますが、もしも二台目を作ることがあれば、この辺はデザインしなおす必要があります。

そして最後はハッチのトレーラーライト用の穴を開けました。一枚目の合板には既に穴があけてあるので、それに合わせてきるだけなので楽で簡単でした。ライトがはまることも確認したし、軽くヤスリ掛けすればハッチは完成だと思います。

明日は先にチューブ周りにエポキシを塗ろうと思います。

ハッチの敷居の構想

2014年08月27日 | Teardrop Camper
昨晩は芝刈りの為に作業が出来なかったので、この先現れる作業の事を考えます。

正直言ってこの辺はまだまだどうなるのか分からない未知の世界です。形はだいぶ出来てきているのですが、ガスケットの種類やサイズ、アルミのサイズなど未定のものがまだまだある為です。
けど、「分からない」ままでは何も発展が無いので、とりあえずどのようにしたいかを考えます。

トップの図はハッチの敷居の断面図ですが、ハッチが床と接する角はアルミのアングル材をなどを使い補強と防水をし、そのアングル材の間にはアルミシートを折り曲げて作る板を挟もうと思っています。基本的に全ての木材は隠そうと思います。
断面図ですが、グレーがアルミのアングル材。赤はアルミの板。青はゴム製のガスケット。

先日このハッチを削った時にはアングル材の厚みや、ハッチを閉じた時のガスケットのつぶれた時の厚さなどを考慮して作業したつもりです。本当に合っているかは作って初めて分かるところがあります。まぁある程度は確認しながらなので、さっぱり分からないと言うわけではありませんけど。

アングル材の間にアルミの板を付けるとさらっと書きましたが、実はこれは大変な事です。折り曲げてアングル材の裏まで入っていないと防水性が保てないのですが、折り曲げるのが問題です。出来る事なら壁に使う1/32インチ厚程の物を使いたいのですが、真っ直ぐ折り曲げるにはちゃんとした鉄板折り曲げ機が必要となります。しかしわざわざこのために購入するのも馬鹿らしいですし、これだけ大きいものになると非常に高価になります。ですからたぶんスチールのアングル材とゲート用の蝶番を使って作ると思います。後はどのように作るかです。笑

行きたい場所、其の四 (フロリダ州キーウェスト)

2014年08月26日 | 番外編
ここはかなりの有名地なので行く季節を考えないといけないかもしれません。それとハリケーン。別に海でガンガン泳ぎたいってタイプじゃないので、寒くなければ秋でもいいな。
ネットで見たのですが、キャンプ場のすぐ裏がビーチって場所があったので、そんな所で宿泊できたら良いですね。

テネシー州ジャクソン → (370マイル、5時間30分)→ 
ジョージア州アトランタ → (460マイル、6時間30分) → 
フロリダ州タンパ → (425マイル、7時間) → 
フロリダ州キーウェスト → (470マイル、8時間) →
フロリダ州セントオーガスティン → (380マイル、5時間45分) →
ジョージア州アトランタ → (370マイル、5時間30分) →
テネシー州ジャクソン

全行程は2,470マイルで、充分長いです・・・。出発地点がもっと南だったらいいのにな・・・。

キャンパーで遠出に必要な物

2014年08月26日 | 番外編
まだ完成していないのに、旅行の事を考えるのは気が早いとは思いますが、荷物の積み方もキャンパーに関わる事なので、少し考えてみます。
旅行に必要なものは目的によって変わってくるので、キャンパーに必要なものを中心的にリストアップしたいと思います。
必要なのはどこか何も無い場所で故障した時に、修理、もしくは応急処置が出来る準備をする事です。全てのパーツが壊れた事をシュミレーションしながら何が必要かを考えます。

工具類
<収納場所:工具バッグ>
・ドライバー
・金槌
・ペンチ
・ニッパー
・ワイヤーカッター
・レンチ
・ユーティリティーナイフ
・予備ブレード
・クランプ
・グローブ
・ガムテープ(これかなり重要!)
・巻尺
・結束バンド
・ヘッドライト
・懐中電灯

部品類
<トレーラー関係>
・スペアタイヤ(牽引車のを利用)
・リーフスプリング
・リーフスプリング用留め具一式
・ベアリング
・ベアリングキャップ
・ベアリンググリース

<キャンパー関係>
・電源コード
・電源インレットアダプター

<収納場所:キャンパー部品箱>
・LED電球(ドームライト用)
・LED電球(リーディングライト用)
・フューズ
・ネジ各種
・ビニールテープ
・電線各種
・ヒートシュリンク
・ターミナル各種

その他
・折りたたみシャベル
・バンジーコード
・ラチェットストラップ
・ボロきれ


そしてこれらの収納場所ですが、次の様に考えています。たぶん重量的には大丈夫だと思います。
工具類 → トングボックス収納庫
部品類(部品箱) → トングボックス収納庫
トレーラー部品 → ギャリーのシンク下
電源コード → トングボックス収納庫に入らなければ、床下収納庫

行きたい場所、其の三 (ニューメキシコ州)

2014年08月26日 | 番外編
行きたい場所がドンドン非現実的になっていくような気がしますが、ここも行きたく、行かないといけない場所の一つです。
ニューメキシコ州サンタフェは前から行ってみたかった場所ですが、テネシーからは遠くなかなか行く事が出来ません。しかし知り合いが同じニューメキシコ州に引っ越したので、別にも行く理由が出来ました。テネシー、アーカンソー、オクラホマ、ニューメキシコ、テキサスと回る大ループです。

テネシー州ジャクソン → (550マイル、8時間20分)→ 
オクラホマ州オクラホマシティ → (530マイル、8時間) → 
ニューメキシコ州サンタフェ → (300マイル、5時間) → 
ニューメキシコ州シルバーシティ → (350マイル、5時間20分) →
テキサス州マクドナルド天文台 → (515マイル、7時間30分) →
テキサス州ダラス → (540マイル、8時間20分) →
テネシー州ジャクソン

全行程は2,790マイルで、今までで最長の旅となります・・・。