ティアドロップ トレーラー キャンパーの自作日記

Teardrop Trailer Camperの作製を設計から作業をずっと記録していきます。完成後はキャンプ記録です!!

シンク、其の八

2016年03月31日 | Teardrop Camper
最近はガレージが整っているので、作業がしやすくなっています。平日の夜の限られた時間の中でも、溶接作業が出来てしまうのは結構大きな事です。

シンク台を半分に折りたたむためのヒンジ部分の作業の続きです。
まずは、昨晩の写真にあったボルトに通してあったスリーブに1インチ幅のスチールバーを溶接しました。
このような感じになります。


その次はヒンジになるようにボルトの間を切って2つに分けます。そして溶接したバーの間に板を挟むとこのような形になります。

この板はシンク台を支える部分となります。まだちょっと分かり難いですよね。汗

このヒンジ部分は3つのパーツを折りたたむようになっていて、全てを折るとこのような感じになります。

板はスチールアングルで隠れていますが、中に収まるようなります。

折りたたんだ状態で約2インチ弱ってところですから、予定しているスペースにしっかり収まりそうです。ちなみに引き出しと壁との間は約2.25インチですので、十分だと思われます。

実際にはこの向きで取り付けられることになります。



シンク、其の七

2016年03月30日 | Teardrop Camper
昨日更新できなかったので、2日分の作業です。

先日取り付けたヒンジですが、シンク台に固定される方を若干加工しました。計画当初は台のフレームを直接溶接しようと思っていたのですが、ボルトで固定出来るように変更しました。
突き出しているボルトにシンク台のフレームが固定されます。

こちらは収納した状態です。


続いての作業はシンク台のフレームの作成です。
このフレームは半分に折りたたみ収納するようになり、半分を引き出しのヒンジに固定されます。下の写真から判断するとシンク台の半分は11.5インチまでなら大丈夫のようです。

シンク台の寸法はこのように考えています。


台を折りたたむヒンジ部分を先に考えて作る必要があります。
途中の工程の写真はありませんが、今はこんな感じになっています。

裏側。ボルトに通してあるスリーブにプレートを溶接して板を固定するようにします。ちなみにボルトの先はタップを切った穴に固定されていますので、ナットは必要ありません。最終的にはボルトを切ってすっきりさせるつもりです。

クロースアップ。ボルトの間を切断しヒンジを分けます。

大体の構想はこんな感じです。まだパーツが足りないので上のスケッチのようにはなっていません。


シンク、其の六

2016年03月28日 | Teardrop Camper
一週間の出張があったため先週ずっとプログの更新が出来ていませんでしたが、全く何も進展が無かった訳ではありません。
まず最初に、シンクが届きました。

箱を開けて最初に思ったのが、「デカッ!」でした。汗

小さいアパートならこんなシンクが台所に付いていそうなくらいの大きさです。正直言って、サラダボウルでも良かったかなって思ってしまいました。けどまぁ安かったのですから、ここは妥協(?)する所です。

さて、作業の方ですが、ヒンジを取り付けていきます。
まずはヒンジを輪郭をトレースして削り取る部分を記します。


ヒンジの埋め込みが出来たら後はヒンジのプレートにボルト留用の穴を開けて固定しました。


う~ん、工程途中の写真がないとどうしても大したことないように見えてしまいますね。笑
実際には週末2週分の作業です。


シンク、其の五

2016年03月17日 | Teardrop Camper
写真で見ると昨晩の作業は大したことに無いように見えてしまいますが、結構大変でした。
先日の作業での失敗を修復する作業です。

スライドの溝を掘った時に寸法を間違えて大きくなってしまったので、上の写真の赤で記した部分を一度削りとって、合板を貼り補強します。

削りとってと書くと簡単ですが、引き出しが大きいのでテーブルソーで切るためにまずやり方を検討する必要がありました。また失敗したくはないですからね。結局はテーブルソーで大雑把に切り、あとはカンナで削り整える方法でやりました。

次はこの部分に新しく合板を貼って補強するのですが、合板の厚さを揃える必要があります。プレーナーを持っていないので、板の厚みを調整するという工程は非常に難しく面倒な作業となってしまいます。今回貼る板の寸法がさほど大きくなかったので、テーブルソーを使ってそぎ取ることが出来ました。それでも結構危険な作業ですし、なかなかうまく行かず二度目でなんとか使える物が出来ました。

貼り付ける板が用意出来たらあとはボンドで貼るだけです。



一晩寝かしたらクランプを外してみます。



まぁいい感じではないでしょうか。
今晩にでも余分にはみ出している部分を切って整えます。

出来れば余っている部分でもう一つの溝の修復も出来れば良いなと思っています。

シンク、其の四

2016年03月16日 | Teardrop Camper
やっとスライドが届きました。
トラッキングで確認すると一日前には地元の拠点には届いているのに、配達予定日前には時間があっても配達されないんですね。訪ねて行ってもらってこようかと思いましたよ。

先日は家に帰ってすぐ少しの時間も無駄にすることなく作業を始めます。
ヒンジの位置はおおよそ決まっていたので、もう一度作業のやりやすさなどを確認しながら、位置を決めます。
スライドが底と平行にあるように高さに合わせて合板を切り、ネジ止めする時のスライドを乗せれるようにします。

下の写真はスライドをキャンパーに取り付け、引き出しの取り付けを確認しているところです。
キャンパーの壁に貼ってあるテープは過去の写真を元に壁の中に入れておいた支えの位置です。



次の作業で必要なのは、引き出しの壁を少し削ってスライドを埋め込むようにします。
ここで大きな失敗をしてしまいました。
下の写真でもわかるように、溝の位置を間違えてしまい、必要以上に大きくなってしまいました。



後日何らかの形で埋める必要があります。
下のスライドは埋めなくても良いかもしれませんが、上の方は間違いなくどうにかする必要があります。
ヒンジを取り付けるときにまた一部を削る必要があるのですが、その時に今のままだと強度的に問題だと思われます。


引き出しを閉めて全てを収めたらこのような感じになります。


シンク、其の三

2016年03月14日 | Teardrop Camper
今週末はシンクの台を回転させるためのヒンジを作りました。新しいグラインダーホルダーのテストも兼ねて作るつもりでしたが、方向的にはあまり良くないことになってしまいました。
道具を買ってからリサーチするのも何なんですけど、ふとした事からグラインダー以外に何を使ってスチールが切れるのかを探してみました。すると正しいブレードを使えばレシプロソーやジグソーでも切れることが分かりました。気づくのが遅いのですが、ジグソーのブレードキットの中に金属用のブレードもありました。
試しにジグソーで切ってみると、「まぁなんということでしょう」グラインダーで切るよりも遥かに簡単で、早く、安全で、しかも綺麗に切れました。結局全ての作業をジグソーで行いました。涙
形がバー以外の材料だったらグラインダーで切断したほうが良いと思うので、グラインダーホルダーもまだ出番はあると思いますが、思っていた程は使わないかもしれません…。

ヒンジ作製の作業写真は全く撮っていません。試しに作ってみようってノリだったし、作り出したら写真を取ることを忘れてしまうのですよね…。つまり試しに作ってみたら以外にも良く出来てしまったということです。


もうボチボチ引き出しのスライドが届くはずなので引き出しを取り付けて最終の一が確定し次第ヒンジの取り付けを考えたいと思います。

スチール材の切断方法、其の三

2016年03月09日 | 番外編
切断のテストをしてみたので結果と感想です。

まず最初に用意したのが、火の粉の飛び散るのを防ぐカバーです。
週末などでしたら外で作業したり、妻の車をガレージから出したりしてスペースを確保できるのですが、平日の夜は全てを閉めきって作業するしかありません。その為他の道具やキャンパーに火の粉が当たらないようにカバーが必要です。と言っても大したものではありません。合板の切れ端をネジで留めただけのものです。

次は切断する材料とブレードが垂直になるように調整されているかを確認します。
そして全てのボルトが締められているのを確認したら、切断開始です。

使ってみた感想ですが、今までのやり方と比較すると断然コントロールがしやすくなりました。動きもスムーズですし、動作的には問題ないと思います。
しかし結果はちょっと思っていた通りにはなりませんでした。薄いカットオフブレードを使用しているのですが、切っている最中に反ってしまっているのか断面が曲がってしまいます。真ん中辺りから切り始め、グラインダーが下へ行くほど材料の端を切るわけですが、外側へブレードが反ってしまっているように思えます。


グラインダーのホルダーの角度を微調整して試し切りを繰り返してなんとか直角に切れるように出来ました。しかしグラインダーを外したらまた一から調整し直さないといけないと思われるので、工程を考えながら作業を進める必要があります。

さてヒンジの一部ですが、メインのプレートの加工を始めました。一辺に凸凹をつけるので、切り取るところがあるのですが、グラインダーで切り目を入れて後で削り取る方法で試してみました。

この後削りとったのですが、グラインダーを手持ちで行ったため全くきれいには出来ませんでした。

とりあえず練習用として一応溶接まで行ってみようと思います。

更にスチールの切り方ですが、場合によってはジグソーでも切れることに気が付きました。こっちのほうが単純でしかもきれいに切れるような気がします。まぁ薄い板の場合のみでしょうけどね。1/8インチ(3ミリ)程度ならイケルと思います。

スチール材の切断方法、其の二

2016年03月09日 | 番外編
以前、スチール材の切断方法で手持ちのアングルグラインダーを固定する台について紹介しましたが、丁度この先スチールの切断作業が色々ありますし、ある程度の精度が求められる作業になるので買ってみました。

紹介した当時はオンラインストアでもAmazonでも品切れの状態で入荷次第ということになっていたのですが、3月に入って在庫有りとなっていたので、早速ポチってみました。
ちなみにこの商品はNothern Toolsというホームセンターで売っているのですが、Amazon Primeでも出店しているのでこちらで購入しました。Primeのおかげで2日で届きます。

届いた箱を持ってみた第一印象は「意外と思いな」でした。値段は$25程度でしたので、あまり作りには期待していなかったのですが、結構しっかりしているようです。写真にも写っている黒色の土台は鋳鉄で重量もあり、グラインダーの振動にもある程度は対応出来そうです。グラインダーを固定する部品などの強度はあまり大したことなさそうなので、使用中あまり無理をしないほうが良さそうです。まぁ仮に壊れてしまったとしても構造的には大したことはないので、新しく作りなおすことも出来そうです。

まだ組み立てただけで、使ってはいませんがなかなか良い買い物をしたように思います。



大きな問題点としてはグラインダーを取り付けるたびに角度の調整をしないといけないので、あまり付けたり外したりを繰り返すことのないような使い方をしないといけないことです。グラインダーがもう一つあったら常設してしまうのですが、それだと本末転倒ですよね。。。

シンク、其の二

2016年03月08日 | Teardrop Camper
シンクって意外と高いのですよね。特にシングルボールの小型の物になれば余計に高くなるようです。
本物のシンクである必要は無いので、料理用のステンレス製ボールを加工して使おうかと考えていましたら、手頃なものが見付かりました。

IKEAのFYNDIGというシンクが$27で売っていました。コレにはストレーナーも含まれています。
料理用のボールを使う場合でもボールが$15ぐらいですし、そこから加工したり、ストレーナーを買い足さないといけないので、IKEAで買ったほうが断然お得です。まぁ逆に安すぎて心配になってしまいますね。もしかしたらかなり薄い素材で作られているかもしれませんが、まぁ用途が用途ですので大丈夫でしょう。

届くのが18日頃というから結構時間がかかるようです。

シンク、其の一

2016年03月07日 | Teardrop Camper
ちょっと今までキャンパーから遠ざかっていましたが、キャンプのシーズンが近づいてきたので作業に戻りたいと思います。(本当なら冬の間に終わらせておいて、天気が良くなったらすぐ行けるようにしないといけないのですけどね…)

キャンパーの使い勝手に関しての妻から一番のリクエストがシンクです。
我々のキャンプスタイルは州立公園などの設備の整ったサイトで行うものですので、各サイトには水道が用意されています。しかしサイトによってはその水道が遠い場所にあったり、古かった、手動ポンプが固くて使いにくかったりと色々です。
そこで、シンク・水道のアイディアとして、ホースを水道の蛇口に繋いでキャンパーのシンクまで引っ張り、シンクにはスプレーヤーなどを用意して使えないかと考えています。ちなみに排水はバケツに貯めるつもりです。

ティアドロップキャンパーのコミュニティーの中でもシンクに関しては賛否両論で、私も長短両方の理由が考えられます。長所は分かりやすいですよね。料理をするギャリーに簡単に水が使えて、ちょっとした洗い物や歯磨き、洗顔なんかが出来たら便利です。

その反面、一番の短所はスペースが無いギャリーカウンターにシンクを付けてしまうのは、かなりスペース的に無駄に思えることです。しかもウチのキャンパーはカウンターの位置がちょっと高いので、ここに付けてしまうと使い勝手があまり良くないと思われます。
実はキャンパーの計画し始めた時からこのシンクの有無は行ったり来たりしていたのですが、妥協案として引き出し式にして拘束されるスペースを最小限にする方法を考えていました。
こんな感じです。


まず最初の作業はこの引っ張り出してくる引き出しを作成します。
作り出したら結構テンポよく進み途中の写真がありませんが、グルーアップしているところです。

本当は綺麗なBirchの合板で作りたかったのですが、予算を抑えるために余っていた板を使いました。特別に目立つ場所では無いから良いかなと…

ボンドが乾いたらちゃんと収まるか確認です。いつも緊張する瞬間です。

スライドの厚みの分板の切れっ端を挟んでいますが、厚さ的にギリギリです。スライドの分、少し引き出しの壁を削らないといけないかもしれません。

引き出すとこのようになるはずです。


当初は14インチのスライドを使う予定でしたが、もしかしたら16インチの物が使え、しかも1インチのオーバートラベルの物が意外と安価であったので、コレなら最高17インチ引き出すことが出来ます。その場合写真よりももう少し引き出せるはずです。

実際のシンクですが、この引き出しの中に折りたたんだ台を回転させて出してくるように考えています。スケッチアップで描いているコンセプトですが、このようになればいいなと思っています。


この回転させる部分ですが、市販の部品が探せないので、自作しか方法が残されていません。もちろんお金をかければなんとかなると思いますけど、お金が一番ありませんからね。笑
この部分は溶接する必要があるのですが、部品を固定できるようにジグを作っておきます。
チューブと板の高さを揃える必要があるので、合板に溝を彫りチューブを差し込めるようにします。



だいぶいいペースで進んでいるようです。