葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

経営者は同じことを繰り返し伝える

2013-01-12 09:26:01 | マネジメント
船井総研という会社は、東京と大阪に2つの本社を持ち、社員もちょうど半分ずつ
くらい分かれて在籍しています。

それぞれに統括する人がいるわけですが、私が所属する大阪のトップの話を
研修会や全体会議、様々な場所で聞いていると思うことがあります。

「いつも同じことを言っているなぁ」

と。言葉を変えながら、くり返し同じことを何度も何度も伝えます。


数年前までは、それを「この人は話すことがないのかな?」なんて思ってました。

(上司に当たる人に対して大変失礼な物言いですが・・・)


ただ毎年、毎年この人の話を話を聞いていて気づいたことがあります。


ふとした時に、急に同じことを言わなくなる。

正確に言えば、くり返し言う内容が変わる。


つまり、この上司は、同じことを一年間繰り返し続け、徹底的に伝えようとしていたのです。


考えてみれば全く当たり前です。

大阪のメンバーを見ても約250人。

たった一度の話で、内容をすべての社員が理解し、実践できるはずがありません。


大事なことは実践までうつすことです。
だからこそ、徹底的に言い続けたのです。


経営者は、戦略をいつも考えていたり、売上、コストを常に意識しています。
だから考えている時間も長くなります。

一方、従業員はそれと同じだけの時間を考えているはずがありません。
考えていなくて当たり前なのです。仕事が違いますからね。


であれば、伝わるまで伝え続けなければならない。それが経営者の仕事ですね。


いつも新しいことを伝えることが大事なわけではありません。

重要なことほどくり返し伝えることのほうがよっぽど大事ですね。


本日もありがとうございました。


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