葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

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葬儀業界のこれから ~その1~

2008-06-28 17:30:20 | Weblog
丁度いま、葬儀業界のマーケットを算出しています。
死亡者数、単価、火葬の比率などなど、様々な要因を考慮してマーケットを予測しています。

そこで見えてきたもの。

それが、マーケットの成熟化。

少し前までは、業界の市場規模は成長傾向でした。高齢化に伴い、市場もこれから大きくなるばかり、そういった空気がありました。

それをいろんな業界が感じた結果、新規参入が増え、競争が激しくなり、客単価が減少、結果としてマーケットはそれほど延びなくなりました。

そして今成熟期を迎えつつあります。

では、その中で葬儀社はどのようになっていくべきなのか。
成熟期を迎えた後、市場はどのように変わるのか。

一番大きな変化は、これまで圧倒的に情報量が企業側に偏っていた状態から、消費者も様々な情報を手に入れ始めたということです。

つまり、ただお葬儀をこなしていくだけでは、消費者が満足しなくなってくる、そんな時代に近づいていっているということになります。

だからこそ、これから考えるべきは、”葬儀社としてお客様に何を提供していくか”ということでしょう。

どうしても日々の仕事に追われがちになってしまうのですが、その中でも3年後、5年後の姿をイメージして、そのために新しいことにチャレンジしていかなければならない、そんな時代が来ているように思います。
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