葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

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どこまでが商品か?

2008-06-27 23:46:03 | Weblog
商品とは、そのもの(こと)の価値に価格が付いたものです。
お金を支払うことの対価として、そのもの(こと)を受け取ることになります。

では、”葬儀”というものでは、どこの対価にお金を払っているのでしょうか?


私自身、まだ”喪主”を経験したことなく、実際にお金を払う立場にたったことはありません。ただし、似たような業界、ブライダルで大きなお金を払うということは経験しています。

葬儀もブライダルも、準備期間は違えど、一日、もしくは二日という時間の中で行われるセレモニーに対して対価は払われます。

しかし、ブライダルを経験してみると、実際に、このお金の対価は「式当日」だけではないのではないかと感じます。

それこそ、何百万という金額が発生します。

式当日の運営、それ自体が最高のものであることを望むのはいうまでもありません。そしてその対応はすばらしかったように思っています。

ですが、私も妻も、物足りなさを感じていました。

それは、「アフターフォロー」。アフターフォローというまでもありません。例えば、お手紙一つもらえたらうれしいだろうなぁと思うのです。

「末永くお幸せに!!」

担当者からそういってもらえれば、仕事ではなく、心から私たちのことを祝福してくれているのだなぁ、そう感じます。

セレモニーという商品はアフターフォローまで通じて、料金の対価になるのだと実感しました。


さて、葬儀業界に目を向けてみると・・・
このアフターフォローは同様に弱いように感じています。お手紙一つ、あげているところは少ないのではないでしょうか。

そこまですることで、葬儀というものの商品価値は高まっていくのだと思います。
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