呂俶の「一言雑談」

大好きな小説『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行氏・著)の自作イラストや、日々のよしなしごと録。写真・絵の転用はご遠慮下さい。

備瀬のフクギ並木

2007-06-23 23:49:35 | ちょっとそこまで
今日、6月23日を南部辺境区では“慰霊の日”と定め、公休日となっています。
戦争によって引き起こされる徹底的な無慈悲さと破壊、その無意味さを悔い、民族・国家を問わず先の大戦で亡くなられた全ての方々への哀悼の意を込めて、毎年摩文仁の平和祈念公園での全戦没者慰霊祭を始め、各地に無数にある慰霊の塔などにおいて、慰霊祭がしめやかに執り行われます。

現場に行かなくても(行けなくても)、正午になると亡くなられた方々へ1分間の黙とうを捧げるのが、当たり前のようになっています。

今日は家人の保育園も慰霊の日でお休みで、その前日は子ども達と“明日がどうしてお休みなのか、と、戦争は絶対にしてはいけないものである”という学習をしたそうです。

理解はまだ無理にしても、子どもなりに何かを感じてくれたら良いなぁと…。
漠然とでも、むやみに人と争うのはいけない事だとか、自分のわがままばかりを人に押し付けてはいけない、とか。
そういった事との競り合いや積み重ねが人生ですもの(^_^;)。
忍耐力は、大人の必須アイテムです(苦笑)。
でも、ストレスはちゃんと人様に迷惑をかけないように処理っ♪。
パンクしたら、人間にはスペアはありませんからねぇ…(汗)。

木・金曜の病院診察&役所の方の訪問審査(で良いのかな…ι?)が、ばあさまなりにプチストレスになったようなので、家人のお休みという事もあり、今日は北部までドライブに行ってきました。
行きの道程の途中で正午になったので、車中で黙とうをさせていただきました。

普段は利用しない少々遠回りな道を通り、観光客の方のレンタカーが吸い込まれるように入っていく海洋博記念公園(美ら海水族館のある場所)も過ぎた所にある“備瀬のフクギ並木”まで足を延ばしました。

ここは、昔からの集落の佇まいを残していて、台風が頻繁に襲来する南部辺境区の集落や家の作りが先人の知恵と共に見られる地区です。
フクギの木は防風林・防火林としてとても優れていて、特に海岸地区の集落に多く見られます。
その材からは、染め物の一種・紅型のあの黄色の染料が取れるのだそうです。

ここのフクギ並木は数千本は下らないそうで、中には推定樹齢3百年のものもあるのだとか。
集落内には、人がすれ違えるくらいの並木道が何本も走っていて、一瞬隣接する家々のお庭を横切らせていただいているかのような感覚を覚えます…f(^_^;。

鮮やかな緑の葉と、強い日差しの作る光と影のコントラストがとても美しく、並木道を渡る風の涼やかさにリフレッシュ出来た一行でした♪。


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