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旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

無くならない「振り込め詐欺」

2009年01月26日 | その他

今日、通信各社から報道された記事
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ファミリーマート、コンビニATMに「振り込め詐欺」防止音声を導入
利用客がATMで「振込」を選択すると、振り込め詐欺に対する注意を促す音声が流れる。音声は「ストップ振り込め詐欺!警察からのご案内です。携帯電話でお話されている方は特にご注意ください。振り込め詐欺が多発しています…」という約45秒。
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最近の振り込め詐欺は、周到な調査と巧みな話術で一気にターゲットの心理を追い詰める。一種のパニックに陥った被害者は、誘導されるまま、自らがATMを操作し多額の現金を振り込んでしまう。

今までも対策は講じられてきた。
振込み金額の上限設定、ATM周辺での携帯電話禁止、今回の音声案内・・・。しかし、警察官をATMに配置した防止キャンペーン期間中でも被害は発生した。

人間はパニックに陥ると、自分を客観視できなくなる。

「オレオレ」の第一報から振込み完了まで、途中で「おかしい」と思う段階があったはずだ。あとになって言われると矛盾点は十分に理解できるのに、あせった被害者は、解決できる手段が唯一「振込み」だけだと信じ込んでしまう。

銀行窓口で何度も確認するようになだめる行員を振り切り、お金を振り込んでしまう人も居るという。
被害者は異口同音に言う。初めて安堵感を得られたのが「振り込んだ直後」。だそうだ。

飛び込み自殺が多発する駅のプラットフォーム。
その向かい側に鏡を付けたところ、ぴたりと被害が止まったそうだ。ある種のパニック状態に陥り自殺を試みる者。鏡に映った自分を客観的に見ることで思いとどまる。

音声警告もいいが、振込み作業直前にATMの画面をミラー化させてみてはどうだろうか。

ところで、「振り込め詐欺」に一番引っかからなかった「大阪のおばちゃん」。
被害多発の静岡県の求めに応じ防止キャンペーンのCMにまで出演した。
しかし、「還付金詐欺」では大阪の被害額は大きいそうだ。「給付金詐欺」にかからぬように。

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1 コメント

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関連お勧め本 (南極昭和基地・越冬隊)
2009-02-20 20:58:34
「ヒトはなぜ簡単に騙されるのか」というタイトルの新書。作者名は忘れたが、マジシャンの著作です。ポイントは、ある「状態」「環境」におかれれば、ヒトは誰でもだまされるものだそうである。そして、マジシャンはそれがわかっているので、観客をその状態にいかに「ミスリード」し「勘違い」させるかに知恵をしぼっているのだそうだ。いろんな手法で「勘違い」(信じ込ませれば)、タネ自体は拍子抜けするようなものでも、簡単に騙せるとのこと。簡単マジックのタネも載っているので、それなりに楽しめます。
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