2014ブラジルW杯、アジア最終予選。日本代表はW杯出場権を得ました。
オーストラリアとの一戦、勝つか引き分けで5大会連続の出場が決まる大事な戦い。全体的には試合を支配するも終盤に不運な1失点、しかし、残された10分弱で再びW杯出場を引き戻しました。
サッカーは残り5分で何があるか分からない。諦めなかったことがあのPKを引き込んだのでしょうか。
2013年6月4日 埼玉スタジアム 日本代表vsオーストラリア代表 1:1で日本がブラジルW杯出場を決めました。試合展開については色々あるかと思いますが、最後の最後、PKを任された本田はど真ん中へ。
レーシック手術?のせいか、駒野か川島風になった本田 圭佑。あのシーンでのPK、プレッシャーがあったでしょう。
にもかかわらずど真ん中に蹴りこんだ彼は、試合を通じて存在感を魅せました。MVPで間違いないでしょう。
前回に続き、W杯出場を世界最速で決めた日本代表、 まずはおめでとう。そしてコンフェデカップを通じ世界トップクラスと十分に渡り合うことを期待します。
とにかく、日本代表、おめでとう!
2012年ロンドン五輪、男子サッカー3位決定戦で勝利した韓国が「独島(竹島)は韓国の領土」なるプラカードを広げ場内を行進した事が物議をかもしている。
この行為が、政治的アピールを禁じた国際オリンピック委員会並びに国際サッカー連盟の理念や規約に触れるのではないかと調査が入り、現在その裁定と処分が待たれている状況だ。
FIFAの裁定が公表されるのはもう少し先になるが、厳密に規約(憲章)と照らしあわすと厳しい処分も予想される。
いまや銅メダルが保留されている1選手の問題でなく、へたをするとチーム全体、更に韓国サッカー協会までその対象が広がる可能性もある。
予想されている中でも最も厳しい処分が下されるとA代表国際試合禁止、すなわちブラジルW杯予選まで影響しかねない状況なのだ。
韓国サッカー界にとっては処分がA代表まで波及する事態だけは絶対回避したいはずで、FIFA本部まで出向いて事情を説明したいとアポ無し訪問を行ったが、どうもこれは門前払い同様の扱いに終ってしまったようだ。
今回の事件で、IOC国際オリンピック委員会はどの立場にあるか分からないが、サッカーにおいてはFIFAの権限は絶対的であり過去にも厳しい処分が下されたことがある。
このような政治的なアピールを看過すると、もっと火種を抱えた国際試合で収拾が付かなくなるわけで、FIFAとしてもアジアの一問題だけで終らせるわけにはいかないだろう。
ただし、過去に年齢詐称や無資格代表などでメキシコやシリアなどが予選失格処分を受けたことがあるが、政治的アピールで「チームが失格」という記憶は無い。
従って、今回はA代表まで処分が及ばないと思うのだが。
ところでFIFAは、薬物・暴力・人種差別など違反者には特に厳しい対応を見せてきた一方で商業的な面でも油断なく囲い込みを行ってその権利を一手に握っている。
代表戦で選手がその契約スポンサーをアピールできるのはせいぜいシューズくらいではないだろうか。
(かと言ってFIFAが公明正大な正義の味方、というのではなく、あくまでも自分達の権益を守る事が主眼なんだが)
さらにFIFAは最近になってイレズミによる商業的表示を禁止する通達を出している。海外選手を中心に刺青を入れている選手が多い中、いつかは「NIKE」と腕に刺青した選手が出てこないよう先制してきたわけだ。
ソースは見失ってしまったが「刺青アピール禁止」は商業的な意味合いだったと思うのだが、ここに「○○は我が領土」と入れるとどうなるのだろうか。
個人の信条、宗教的理由まで禁止できないだけに、そのような刺青を入れた選手を代表に選んだ際、どこまで処分の対象にできるのか。
更に髪型をナイキロゴ風にすることは禁止されていないのか。もしそうならば、戸田選手あたりに代表復帰してもらい、竹島をかたどった金髪頭でどすんと一発ヘディングを決めてもらいたいもんだ。
サッカーFIFAワールドカップアジア最終予選の第三戦、オーストラリアvs.日本、結果は1:1のドローに終わった。
前半立ち上がりから押し込まれるも、35分過ぎから日本のペースになり五分五分の展開が続く。
ホイッスルを吹いたのはサウジアラビアの審判団だが不安定なジャッジが目立った。
オーストラリアのホームゲームにもかかわらず、大した事無いプレイに思わずイエローカードを出し、それがミリガン選手にとって今日の2枚目だった。
それにしばし気づかず日本側から指摘されて退場を命じたことからも、その場の勢いでカード出したのがばればれだった。
その結果、一時は10人対11人と人数的に優位に立った日本だったが、逆にお詫びのPKジャッジが出て結局ドローに終わった。
最後、ロスタイムに入ったところで、ゴール前でのFKチャンスを迎えるが、蹴る前に終了のホイッスルが鳴って試合終了。
確かにルール的にはロスタイムでも蹴る権利が認められているのはPKだけだが、あそこで笛を吹くならプレーが止まった瞬間に試合を終了させておくべきだろう。
かつてW杯でも、コーナーキックで蹴られたボールが空中にある瞬間に試合終了の笛を吹いた審判がいたなぁ。
昔は「ロスタイム」、そして「アディショナルタイム」、「インジュリータイム」、再び「ロスタイム」とその呼び方は変わったきたのだが"神のみぞ知る残り時間"、何が起こるかわからない。
今はロスタイム3分表示ならば、2分30秒から3分30秒の間と目安されている。今回のケースではFKをセットする時にオンタイムなのかを確認すべきだった。しかし、そのまま時間が経過して試合終了となってしまった。
プレイヤーも観る者にとってもFKを蹴って欲しいと思うところだったが、審判のさじ加減一つということだろうか。
それにしても本田はFWを差し置いて、まるでセンターフォワードよろしく走り回った。体力があるなぁ。有言実行の男としては最後のFKを蹴れなかったのは心残りだろう。
3試合終わって2勝1引き分け、勝ち点7を得て上々のスタートは素直に喜びたい。
(センターバックが全員居なくなってしまったが)
久々のブログ更新、更にもっと久しぶりにサッカーねた。
今日、キリンチャレンジカップで、日本代表vsアゼルバイジャン代表が行われ、結果2:0と日本が勝利した。
中盤の司令塔は、遠藤に代わり久しぶりに代表復帰した本田が務めた。結果は2得点とも彼がアシストを記録してその役目を果たしたと言える。
さらにW杯を彷彿とさせる無回転FKも魅せその存在感は頼もしい。
そして地味ながらフル出場で中盤を抑えた細貝、前線では岡崎の頑張りも誉めてやりたい。
代表初出場で注目を集めた宮市選手。19才でA代表は素晴らしいことだが今日は見せ場は少なかった。だがきわどい折り返しでセンタリングを上げたスピードはその素質を感じさせた。(自分的にはゴールラインを割ったように見えたのだが)
一方で、DF陣は失点こそしなかったものの何度かピンチを迎え不安を残した。返って失点しなかったことが反省材料にならないことを祈る。実際には1、2点失っていてもおかしくない展開だった。
そして更にセルジオ風に苦言を言わせてもらうならば、今日はダイレクトプレーが殆ど見られなかったことが残念。
先制点は中盤で本田みせたトリッキーなポストプレーから産まれた訳だが、全体を通じて言えるのは足元で回しすぎということだろうか。
引いた布陣というほど守りに走ったアゼルバイジャンでは無かっただけに、もう少しダイレクトなパス回しを魅せて欲しかった。
6月3日から始まるブラジルW杯最終予選、名前より仕上がりで選手を選んで欲しい。
そして、今日、一番意外だったこと。
アゼルバイジャン代表監督が、ベルツ・フォクツだったこと。かつて西ドイツ代表として活躍した名選手、ほんと20年ぶりにその姿を見ました。
西ドイツ代表のDF選手として3度のW杯に出場し活躍した選手です。クラブでは「ボルシア・メイヘン・グランドバッハ」のサイドバックとしてその安定感のある守備で魅せたしぶいプレイヤーでした。
かすかな記憶では「ベルツ・フォクツ」と記憶していましたが、改めてwikiを見ると「ベルティ・フォクツ」らしいです。
西ドイツが優勝したW杯1974大会、オランダのエース、ヨハン・クライフを抑え込みその優勝に貢献した名選手。今、アゼルバイジャンでその監督を務めてるんですねぇ・・・。今日、日本代表と対戦しなかったら、その名前を思い出すことも無かったでしょう。今日、一番の思い出でした。
サッカーW杯アジア3次予選、日本代表vsタジキスタン代表戦。8:0と歴史的な大勝、これでザックさんのA代表記録は15試合無敗となった。
結果に文句なし、先日のベトナムとそう変わらぬFIFAランキング157位のタジキスタン相手ならこの結果も当然だ。
ベトナムと違って今日のタジキスタンは、守備的布陣こそ同じだが全然プレッシャーをかけに来なかった。
サッカーは実力差が出にくい競技ではあるが、さすがにあれだけ引いた上にペナルティエリア外では全くといっていいほどボールをとりに来なかった。
いくら守備的とはいえ、ペナルティエリア内だけ固めても守りきれないから、当然の結果だ。
中盤を完全に支配した日本代表はやりたいほうだい。クリアされたセカンドボールも拾っては二次攻撃に繋げる展開だった。
香川、岡崎、ハーフナーマイクと各2得点、リハビリにはいい試合だった。
日本代表vsベトナム代表、1:0で勝つには勝ったが・・・。
ひどい試合だった。
3-4-3の布陣というがまるで一人足りないような展開だ。ボールを持ってから相手を探しているようではスピードアップできない。
遠藤不在、本田不在、岡崎や内田も怪我という状況を考慮しても3-4-3が日本代表に定着するまでまだまだ時間がかかるということだろうか。
あえて収穫というなら原口元気の積極プレイだろうか。
FIFAランキング格下の130位とはいえ、90分まじめに走りまくったベトナムに敬意を表したい。
ブラジルW杯に向けてのアジア3次予選。初戦の北朝鮮戦は1:0と勝ち点3を上げることができた。
得点は終了間際、ロスタイムにはいってから。
試合全体を通して終始ボールを支配できたが、90分を過ぎても得点することができず、あわやドローの展開だった。
しかし終了間際に、怒涛の攻撃が続く中、DF吉田のヘディングシュートで決勝ゴール。
前半は押し気味とはいえ両チームともにどちらかといえば押さえ気味の展開。
後半に入ってからは遠藤が後ろ、長谷部が前に出て展開がはっきりしてきた。多少、ホームタウンデシジョンのホイッスルもあって日本は有利に展開するが得点には繋がらず。
このまま終了かというところで、最後は押しに押して試合終了間際、清武のクロスが吉田にぴしゃり。決勝ゴールとなりました。
3次予選とはいえW杯を目指す本番初戦。やはり勝って勝ち点3は大きな成果だ。
本田と中村を怪我で欠き、誰が司令塔かはっきりしないなか、試合途中までモヤモヤ感が漂ったが、終盤になって長谷部があがるようになってからは攻撃に厚みがでた。
北朝鮮もGWのファインセーブが続きよく守ったが、ロスタイムに力尽きたかたちだ。
香川、岡崎とも運動量はあった。しかしゴールには至らず。
清武は途中出場で代表2試合目にして3アシストを記録。今日は自らゴールを狙うシーンもあったがこれは決まらず。しかし堂々たる活躍だった。
遠藤と長谷部はバランスを取りながら守備的なスタート。しかし、今日は本田がいないなら早めに揚がって欲しかった。ちょっと慎重すぎたかもしれない。
日本代表がロスタイムに入ってからもあきらめず最後まで攻撃し続けて得点を得たことは大きかった。
一時期の日本代表からすれば、最後まであきらめず勝利を目指すメンタリティは、彼らの成長を感じさせた試合であった。
しかし本田不在の折、家長選手が召集されていなかったことが残念。もう彼にチャンスは無いだろうか。ぜひ頑張って欲しい。
追記
これで12戦無敗が続きUFWC的にも世界チャンピョンのタイトルを防衛したわけだ。
札幌ドームで行われた日韓戦、韓国に37年ぶりとなる3点差スコアで勝利。
前半立ち上がりからよくボールが回り、終始圧倒した展開だった。途中、韓国のシュートミスにも助けられた場面もあったが、試合全体をこれほど支配した韓国戦は初めて見た。
試合当初から、まるで韓国と日本が入れ替わったかのような試合運びだった。
香川のボールコントロール、本田の力強さ、途中から入った清武は先輩を立てた2アシストで代表初デビューを飾った。
内田や李忠成はちょっとツキが無かったけど、李のポストプレーは素晴らしいセンスを感じさせた。
守備ラインはまだ課題が残るが、攻撃陣には複数のパターンとひらめくアイデアがあり、このチームの成長を証明していると思う。
来月には、ブラジルW杯予選が始まる。このスタイルを更に成熟させていって欲しい。
ちなみに、ザッケローニ監督になっていまだ無敗。
つまり、UFWCでいう世界チャンピョンの座を防衛したわけだ。
日本代表10試合の戦歴 UFWC HPから引用
07/06/11 JAPAN 0-0 CZECH REPUBLIC FR Kanagawa
01/06/11 JAPAN 0-0 PERU FR Niigata
29/01/11 JAPAN 1-0 AUSTRALIA AC Doha
25/01/11 JAPAN* 2-2 SOUTH KOREA AC Doha
21/01/11 JAPAN 3-2 QATAR AC Doha
17/01/11 SAUDI ARABIA 0-5 JAPAN AC Al Rayyan
13/01/11 SYRIA 1-2 JAPAN AC Doha
09/01/11 JAPAN 1-1 JORDAN AC Doha
12/10/10 SOUTH KOREA 0-0 JAPAN FR Seoul
08/10/10 JAPAN 1-0 ARGENTINA FR Saitama
8月2日、練習中に突如倒れ緊急搬送されましたがそのまま意識を回復することなく、今日8月4日に亡くなりました。
松田直樹選手
死因は急性心筋梗塞という診断です。まだ34歳で、今まで大病もせず持病もなかった現役のスポーツ選手が、あっというまに命を失いました。恐ろしいことです。
彼はトルシエジャパンのフラット3を守るDFラインとして活躍。
私が松田選手を生で見たのは、恐らく2000年のシドニーオリンピック、スロバキアvs日本代表戦が最初だったと記憶します。
その後、日韓W杯などで日本代表を長く務めたあと、この春、横浜FマリノスからJFL松本山雅FCへ活躍の舞台を移したばかりでした。
グランドで倒れた直後、観戦していたサポーターの中に看護士さんがいて彼女によって心臓マッサージが施されました。しかしチームやスタジアムにAEDの配備は無く、救急搬送されるまではそのマッサージしか処置できなかったとのこと。
J1やJ2にはAEDが義務付けられているのに、JFLには・・・。またその日の練習グランドにはAEDが無かったという不運の重なり。
つい2週間前に救命講習を受講してきました。その際に聞いた講義では心臓停止でも4つの波形があり、うち2つ(完全停止など)ではAEDは起動しません。心停止直後に見られることが多いパターンでこそ効果があるそうです。
もし仮にAEDが起動しなくても心臓マッサージを続けることで波形が変わることもあるそうです。従って心肺蘇生を続け、2分ごとにAEDの自動診断を繰り返す手順になっています。
報道によると救急車到着まで15分あまり・・・、長すぎました。救急救命のテキストによると救急車到着までなにも処置しなかった場合、15分での生存率は5%を切っています。
偶然にしろ看護士さんが居たにも関わらず、AEDが無ければできる処置は限られてしまいます。
彼がどのような状態で心肺停止に至ったのか知ることはできません。
しかし、もしその場にAEDがあったなら、少しでも助かるチャンスがあったのではないかと残念に思います。
この教訓が今後のスポーツ界で広く生かされますように。
松田選手の冥福をお祈りします。
サッカーキリンチャレンジカップ2011。日本代表vsチェコ代表は、0:0に終わった。
チェコ、ペルー、日本の3カ国A代表マッチ。全試合が0:0に終わったが、このチェコ戦を終えキリンカップは日本の4連覇となった。(UFWC的にも世界チャンピョンを防衛した訳だ)
初戦のペルー戦では新布陣の3・4・3が機能しなかったが、今日のチェコ戦は右に内田、左に長友とレギュラー陣を配しそこそこ戦えることが判った。
チェコもコンディションを落とす事無く、守備的ではあったが90分間を通じ高い能力を示し楽しめる試合を演出してくれた。
日本代表で特筆すべきは家長選手。
後半途中から遠藤に替わって中盤を務めた。
落ち着いたプレーと常に前へ出すパスにその能力の高さを感じさせる。
彼は早くからその素質を買われながら、ガンバ・トリニータ・セレッソとチームを転々とし中々その才能を生かしきれていなかった。
スペインのマジョルカへ移籍した今シーズン、ザッケローニ監督に見出され再び日本A代表に選抜された。
今日、もし出場しなければ、また活躍できなければ、今後また出場機会に恵まれないまま桧舞台から遠ざかる可能性もあったのだが、本来のパフォーマンスを十分に発揮しその非凡なる能力を魅せることができたと思う。
日本代表では、中田英寿のあと中盤で圧倒的な存在感を示すことができる選手が居なくなった。
チェスカモスクワの本田は、その性格からいうならば前に居るほうが良い選手で中盤を支配するタイプでは無い。
遠藤選手も30歳を超えた今、次世代の代表MFには、クールでパスセンスのある家長選手に期待したい。