数寄屋橋交差点から有楽町方面を臨んだところ。真正面には虫ピンを屋根につけた
有名な交番が。
設計コンペで提出した模型の屋根の上に、留めるつもりで刺した虫ピンがついた状態
でそのまま提出。そのカタチがいいというので見事当選を果たしたという逸話があり
ます。
交番ってそれぞれ自由な設計が出来るんですってね。色々ユニークな交番があったり
して。皆さんも皆さんの町の交番を探してみると楽しいかも。
数寄屋橋の交差点から日比谷を臨むと!ありゃ、あの東芝ビルがきれいさっぱり
なくなって。このビルは確か銀座で最初の屋上ビアホールが出来たところと記憶
しています。ボクが毎晩夕暮れ時になると屋上に出没。そこでノミュニケーション
をして、また会社に戻って残業なんて。
そうそう、当時屋上ビアガーデンでの催し物は色々ありましたねぇ。バンドが入る
のは普通でしたが、このビルの名物は女子の「どろんこプロレス」。中年の先輩連
が何故かやたら興奮して「行こう行こう」と夕暮れ時になると誘いに来ましたねぇ。
こっちは仕事が溜まっているのでうるせぇなぁなんて思ってましたが、あはは、
結局付いていっちゃう(苦笑)
東芝ビルの道路を隔てたお隣には数寄屋橋公園が。岡本太郎さんの太陽の塔ならぬ
時計の塔が。
その昔、外堀がここにあり、数寄屋橋という二連のアーチを持つ綺麗な橋がかかって
おりました。ボクの幼少の頃、お袋のお供で日劇(今の有楽町マリオンはかつては
朝日新聞社と日劇がありました)観劇でお袋の友達とか親戚との待ち合わせの場所で
ありました。
少し前に韓流ドラマで「冬のソナタ」が流行りましたが、このモチーフは数寄屋橋が舞台
の「君の名は」のパクリじゃないかと思うのですが、昭和27年放送開始されたこのラジオ
ドラマが絶大な人気を呼んで、この数寄屋橋が銀座詣での待ち合わせ場所のランドマーク
として一躍有名になりました。
東京オリンピックで外堀が埋め立てられ、数寄屋橋も撤去され、今では一番上の交番が
待ち合わせのランドマークになっているようです。
数寄屋橋公園の奥にこんな噴水が。暫しの涼を求めて。