渋谷の新名所ヒカリエでちょっとがっかりしていたボクは今年の四月に出来たというこのビル
は全くノーチェックで見過ごしてきておりました。
久しぶりにここへ来て、びっくり仰天。
かつてはギャップさんの旗艦店がここにどで~んと構えて、やはり若者が広い舗道に
沢山屯していたんですが、数は昔と変わりないのですけど、その殆んどがこちらの
奇妙なエンタランスに吸い込まれていきます。
奇妙奇天烈なビルには慣れている筈のボクですけど、さすがにこの入り口の前に立ったとき
頭が多少クラクラ(笑)
その理由はエンタランスの両脇と天井に貼られた無数のカットされたミラーガラス。まるで万華鏡
を覗いたかのような効果が。それがボクの平衡感覚をなくしておりました。
ん~ん、東急さんも禁じ手をやってくれましたね。これじゃまるで赤坂のキャバレーとは言わないけど
クラブじゃないかっ(爆)
でも、ボクはこの趣向は大変に好きであります(笑)
この表参道でもいまや一番ホットなファスト・ファッションの激戦区のこの一角。原宿駅から竹下通り
と来て、この交差点でヒルズに向かう表参道のブランド街区と丁度潮目が変わる場所。面白いもので
ホントに人種とはいいませんが、歩いている人の雰囲気ががらっと一変する地点なんです。
戦略的に見て東急のこのデザインはなかなか興味深いものがあります。
恐らくこの地点を境にしてこれからもファストファッションとトラディショナルブランドのせめぎ合いが
続くんでしょうね。ボクの大胆な予想ではこれからもずっと日本経済が低迷を続けると、次ぎはヒルズ
のテナントが入れ替わり、表参道が竹下通り化するんじゃないだろうか(笑)
そうならぬことを個人的には祈ってますけど。
。
低層階と上層階の切り替えしがとても面白いデザインです。上部は恐らく自然のイメージを
描いたんでしょうね。植栽が施された部分はオーピン・テラスになっているそうです。次回
時間が出来たら覗いてみましょう。
設計は中村拓志さん(NAP建築設計事務所)、施工は竹中工務店。
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Phoenix 東北&関東
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しません。
でも、東京も国際的にはイマイチなんですよ。もっと
国際的な異能が終結しないと次の世紀には本当に
中国の属国になっちゃうかも。もっともその前に中国が
今のまま存続するかは別ですが・・・
belageさんのように建築にうんちくのある人を唸らせるデザインが
あちこちに出没しているのですねぇ。
人が集まるところには新しい文化が生まれる。。。
つくづくと感じました