rokunowa
もし、酒匂石が太陽観測の機構を持ち、地軸大移動を証明する巨石
遺跡ならば、他の巨石もそのような機構を持っているのではないか?
ソレを探求すれば、私の仮説は、ヨリ検証されるか?あるいは意味
のナイモノかがわかるのではないか?
これが当時の私の結論です。
そこで同じ飛鳥にある益田の岩船を研究して見ました。
益田の岩船は小高い山の端の北向きの急斜面に設置されている巨
石で、その使用方法は不明で論議されている巨石です。
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約東西11メートル、幅8メートル、高さ5メートルの巨石で、飛鳥を眼
下に納める眺望の場所に設置され、山の裾から100メートルほどこの
巨石を持ち上げたとすると、ソノ古代人の能力には驚かされます。世
界最大の巨石のバールベックを思い起こさせます。
岩の上部には方形の風呂のような四角い穴が2個掘られています。
測量すると上部の風呂は精密に並んでおり、その方位は酒匂石と同
じく時計回りに
12度ほどずれていました。コレは私の仮説では地軸大移動前の西東
の方位を示しています。つまりこの巨石の主軸は酒匂石と同じ方位だ
ったのです。
この風呂と私が称呼する穴は、太陽が昇ると陰と日溜まりが出来、
ソレがこの巨石が造られた原因だと考えられます。
もし、酒匂石で計算した極が地軸移動前の極なら、この益田の巨石
は、正午の太陽観測所で、冬至、夏至春秋分の正午の太陽が穴の中
に陰を造り、観測しやすく出来た機構を持っていたのです。
穴がふたつあるのは、ふたつを見比べると、陰の確認が用意で正確
だからだと思います。
ここで私は二つ目の地軸大移動の証拠を得たと考えました。
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このあたりの主張は以下の拙著に詳しく書いてあります。
~三千五百年周期の極移動の発見~
『天文考古学と地軸大移動』 轆輪眞山著
~三千五百年周期の極移動の発見
『続...天文考古学と地軸大移動』 轆輪眞山著
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