CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ヒープとアリス

2019年07月04日 | URIAH HEEP

もうね、俺たち教育委員会に何を言われようとドンドンやっちゃうからね〜 

と出たアルバムが、1972年のSchool's Out(学校なんて糞食らえ!)。

 

そしてさらにパワー・アップしたのが、1973年のアルバム、Billion Dollar Babies。

(ビリオン・ダラー札が入ったヘビ皮の財布を模したジャケ) 

ヒープが魔法使いとか悪魔なんかを登場させてオカルトチックな魔界ロックで北米マーケットでの成功をなんとか収めようと踠いていた頃、アメリカじゃご存知アリス・クーパー一座の破茶滅茶ロック・ショー!が大ヒット! 

札束の中に目の周りをアリスの様に黒のペイントで塗って悪魔っ子の様な裸の赤ちゃんを抱いたブッとんだジョークの様なメンバーの記念撮影。

 

Raped And Freezin’とかI Love The Deadの様なタイトルを見ただけで物議を醸しそうな楽曲群をノリの良いロックにのせて煽りまくる。 

過激かつ非現実的な世界を構築し、現実逃避とまではいかないものの日常生活でフラストレーションの溜まった若年層の連中を虜にするのには充分。 

さらにオイラ大統領になりたいって言ってるんだってば! 投票よろしくね〜

さすがエンターテイメントのお国アメリカ、見せ方がお上手。 

ヒープ:なるほど、単におどろおどろしいだけじゃダメなのね。それだとカルトなファンしかなびかないし….

(1973年、ヒープが過去に出した5枚のアルバムの集大成の的なライブ・アルバムが出た〜) 

なぁ〜んて話があったかどうか定かではないが、彼らのライブ活動にアクセントをつけるためにアメリカの聴衆を意識したロックンロール・メドレーなるものが彼らのライブに登場!

(サイドー4の4曲目に収録されている) 

当時賛否両論だったけど、ケン・ヘンズレーの操るキーボードの響きが時折ヒープらしさを醸し出し、私はこれ結構気に入っている。 

ヒープとアリス、特に両者の繋がりはないのだけれど、同時期に活動していた個性的なバンドだったと思い起こす。




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