本日は1990年に出たELOのリーダー、ジェフ・リンのソロ・アルバム、Armchair Theatre。
アルバム・タイトルはひとりアームチェアに座して鑑賞する。即ちジェフの個人的な嗜好に沿ったアルバムって事で今回ELO名義ではなくソロとして出したのだろう。
70年代中盤から80年代の初め頃のELO人気絶頂黄金期と比べると地味さは否めないが、これじっくり何度も聴いてみるとジェフらしさが染み出てくる。
ちょうどトラベリング・ウィルベリーズのVol.1が出た頃から録音をスタートしたことでその影響を受けた曲、ELO系の曲、オールデイズのカバーなどからなる内容のアルバム。
個人的に同時期のトラベリング・ウィルベリーズやELO系にオールデイズは何と無くソロ・アルバムに登場するとは思っていたが、アルバム最後のギターの弾き語りのシンプルな曲、Save Me Nowの登場はちょっと意外。なんとなく場違いな気がしないでもなかった気がした。
地味な印象を受けるこの曲を最後に持ってきたのは、これをソロで是非共やりたかったことの意思表示ではないかと妄想…
それは後日、ポール・マッカートニーのカバーを集めたThe Song Of Paul McCartneyでジェフがJunkをカバーしたことから確信に変わった!
と、あまり驚くに値しない地味な個人的結論に達したわけで…
音楽鑑賞はひとりアームチェア(アームのついた安物のオフィス用ではあるが)に座して楽しむのに限る。誰にも邪魔されず他愛のない妄想をひとり楽しめるからである。
とは言え、加齢からか最近結構寝落ちすることもあって、オート・リフトアップのないターン・テーブルでレコードを聴くのはやめにしている今日この頃である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます