ロリー・ギャラガーの1975年のソロ・アルバム、Against The Grainはテイスト時代から所属したポリドール・レーベルからクリサリスに移籍後の第一弾のスタジオ・アルバム。
使い込まれたストラトキャスターのボディー・ペイントが剥がれたその跡に木目がクッキリ。
Against The GrainはThe Grain(木目)に反するで、つまり意に反してと言う意味だそうだ。
誰の意に対して反目するのかは定かではないが、多分レーベルが変わったとしてもレーベルの意に沿った売上優先の音楽活動は一切しないし、自身のやりたいようにギターを弾きまくる宣言を改めて行ったのかな?などと想像してみる。
今作では、かっての地味目なブルース・ロックより今回少しばかりハード・ロック寄りでポップな面もあり、この傾向は次作のパープルのロジャー・グローバーによってプロデュースされたCalling Cardへと引き継がれて行く。
レコードの売れ行きはイマイチ、しかしステージ上でのガッツなギターの弾っぷりが圧倒的な存在感を示し、ニッチではあるがコアなファン層を形成し長年の活動に繋がったのではないかと….
1995年、47歳と言うまだまだ働き盛りで亡くなったのがつくづく残念に思う
孤高のギタリスト
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