70年代、Hotel Cariforniaを筆頭に出すアルバムすべてがミリオン・セラーに輝き当時のミュージック・シーンを牽引したイーグルス。
大金持ちになった彼らがようやく辿り着いたエデン(楽園)。そこでは何の不足もなく満ち足りた生活が送れる。
各自のソロ活動も自身の思うまま好きなようにそして余裕を持って出来るように…
ここが夢にまで見たエデン!
しかし何かが足りない。
足りないものは何かって掘り起こすのも何だか面倒で、Fabulousな生活は一度味わうとなかなか捨て難いのは誰しも同じ。
気力を振り絞り、エデンの呪縛からの脱出をするため歩んだ長き道のり。
最後のオリジナル・アルバム、Long Runから数えて28年、ようやく辿り着いた境地が2007年のアルバム、Long Road Out Of Eden。
イーグルスとしてやり残した事をたっぷり詰め込んだ大作2枚組CDが完成し、収録されたそれぞれの曲の完成度は高い。
特に興味を引いたのはシングル・カットされたHow Longはイーグル結成前に在籍したバンド、ロングブランチ・ペニーウィッスルでの盟友、JDサウザーの作品で彼のソロ・デビュー・アルバムに収録された曲。
金も地位も無かった若き日の曲で、原点回帰で過去を省みようと意図したのだろうか?
もちろんオイラも若き日は金も地位も無かったが、その後に至っても金も地位に全く縁の無いこの体たらく。
エデンからの脱出って何て勿体無い事を!
オイラもエデンでの生活一度は味わってみたかったな~
夕刻になると少し肌寒く感じる今日この頃、エデンでなくオデンで熱燗が精一杯が現実ですかね。
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