ハーモニカ・ホルダーを首に巻き付けそしてアコギを抱かえて、個性的なハスキー・ヴォイスで歌う様はなんだかディランみたいな佇まい。
1976年ミシシッピ州の田舎町メリディアンから大きな希望を抱いてニューヨークに。ストリートから始まって街中のクラブなどニューヨークの街のあちこちで歌い続け、ようやくレコード会社の目に留まる事となったSSWのスティーブ・フォーバート。
1978年にコロンビア・レコードの傘下のネムペラー・レーベルからアルバム、Arrive On Arrivalにてソロ・デビュー。
大ヒットにはならなかったものの、個人的には魅力的な作品で将来性を感じさせる気になるミュージシャン。そして次作で待望のヒットを飛ばす事に。
ただその後アルバムを数枚出すも1984年にレコード会社と方向性の面で揉めて数年間まともな音楽活動が出来なかったのが残念だった。
1988年にゲフィン・レーベルと新たな契約を結ぶことが出来ようやくニュー・アルバムの制作が解禁され、現在も活動継続中の息の長いミュージシャンだ。