1970年、Abraxas(天の守護神)と言うタイトルのセカンド・アルバムが発売された。
ジャケの絵はマイルスのアルバム、ビッチェズ・ブリューのアルバムと同じマティ・クラーワインによる
アルバムにはフリートウッド・マックのBlack Magic Womanのカバーが収録されていて、シングル・カットされアルバム共々大ヒットし、一躍世界的なバンドとして認知された。
ところで70年代のサンタナと言えば、カルロス・サンタナ御本人の意向なのか、もしくは制作サイドの戦略的意図なのかその辺りの事情は定かでは無いが、このアルバムのタイトル、Abraxas(天の守護神)とか、後のライブ・アルバム、Lotusでの瞑想とかちょっと宗教的な意識付けが個人的にはちょっと?って感じですかね。
もっと音楽としてフラットにサンタナの奏でるギターやアフロ・ラテン・ビートを味わえるように仕向ければ、聴き手それぞれに自ずから何かスピリチュアルなイメージが浮かんで来るのではないかと...
なぁ~んて、ちょっと偉そうに語ってみました。
もちろん大好きなアルバムの一つです。
因みに、Abraxasとはエジプト神話の登場する女神イシスの従者であり、頭部は鶏もしくはライオン、胴体は人間で脚部は蛇の姿で、選ばれしものを天国に連れて行く存在だとか...
むむ〜 それじゃ、Abraxasとはどうもご縁は無いような。