CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

2020年も懲りずにレコードを聴き、そして想う

2020年01月08日 | BEATLES-BADFINGER関連

ビートルズのモノLPでも久々に聴いてみようと取り出したのがアルバム、Revolver。

 

中身の音楽だけでなくジャケのイラストとか当時のポピュラー・ミュージックと呼ばれたジャンルではぶっ飛んだ存在で今でも愛聴盤である。 

ビートルズの場合、デビュー当時からステレオとモノ盤の両方が制作され、その制作方針はホワイト・アルバムまで続くのだが、日本盤はちょいと事情が異なる。 

日本盤の場合、モノで発売されたLPは1964年のMeet The Beatles!(邦題はシンプルにビートルズ!)、The Beatles’ Second Album(邦題はビートルズNo.2!)と1965年のThe Beatles No.5(邦題はビートルズNo.5!)の3枚のみ、他のアルバムは英米と異なり全てステレオ音源仕様のみで発売された。

(旧オデオン盤、かなり以前に中古でゲット!ジャケはシワだらけ)

 

(Ever Cleanという商品名でなんでも静電気が発生しにくい原料を塩ビに混ぜてプレスされた赤盤、モノって記載はレーベルになし)

家電王国日本において60年代初め頃から売りに出されたステレオ・セットの普及率が英米と比べて高かったのかな? 

反対に当時日本でモノLPを聴くとなると海外盤の購入しか選択はなく結構厄介な代物だった。普通のビートルズ・ファンは1982年のデビュー20周年を祝い企画された10枚のモノLPの発売まで待たねばならなかった。 

ちなみに1986年にモノLPが再発され、さらに21世紀になってモノのCDとLPがリマスターされまたまた登場と巷にはモノ音源が溢れる事になる。 

モノ音源の存在価値って、ビートルズのアルバム制作陣はモノ・ミックスに力を入れていて、特に初期の左右泣き別れのステレオ・ミックスなんてオマケの産物、是非迫力のあるモノ・ミックスを聴くべし! って事ことなんですかね? 

ところである解説本で、82年盤は旧マスターを使用しているとの説があるが、この時代のモノ盤は音質・ジャケともに60年代の初版とは別物なのでお勧め出来ないと書いてあった。

(東芝EMIの社名がドドん〜と、ジャケはフリップ・パックではないE式)

まあいいっか〜 

私なんぞ、ステレオ音源と聴き比べをしてその違いを専門雑誌などで再確認しなるほどとニンマリするだけのクチなので、このモノ音源の音質にどうこうって感想は特にありません。