
なんだか、キラキラしてる。これぞ青春小説! ってのがビシビシ浴びせられる。ともすれば豊島ミホが書きそうな具合のお話だけれど、決定的に違うのは卑屈さが豊島ミホのソレよりもカラッとしているところだろうか? そして作者の年齢だろうか?
平成生まれの作者。それだけに、十七歳の心情や行動、言動がとてもリアルに感じられる。といっても、ワタクシは最近の十七歳のリアルなんて存じ上げておりませんが……まあ、こんなんか? こんなんだよな、最近の十七歳って! と。
それに、いくら時代が違うとはいえ、十七歳は十七歳なんだよな、やっぱ。
各章で主人公が変わるけれども、舞台は同じ高校。そしてキーワードの「桐島」。所謂、連作短編。その中に出てくる登場人物に、自分と近しいものを感じる人もいるだろうし、ああ、こういう奴いたよなー、ってのもあると思う。
人それぞれのセヴンティーンがあるけれど、どこかに自分のセヴンティーンと触れ合う箇所が見つかるはず。
第22回小説すばる新人賞受賞に名の恥じぬ、快作と言えるでしょう。
平成生まれの作者。それだけに、十七歳の心情や行動、言動がとてもリアルに感じられる。といっても、ワタクシは最近の十七歳のリアルなんて存じ上げておりませんが……まあ、こんなんか? こんなんだよな、最近の十七歳って! と。
それに、いくら時代が違うとはいえ、十七歳は十七歳なんだよな、やっぱ。
各章で主人公が変わるけれども、舞台は同じ高校。そしてキーワードの「桐島」。所謂、連作短編。その中に出てくる登場人物に、自分と近しいものを感じる人もいるだろうし、ああ、こういう奴いたよなー、ってのもあると思う。
人それぞれのセヴンティーンがあるけれど、どこかに自分のセヴンティーンと触れ合う箇所が見つかるはず。
第22回小説すばる新人賞受賞に名の恥じぬ、快作と言えるでしょう。
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