雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

就活あれこれ 其の参

2010-07-27 | 雑記
 どうも、35歳以下の求人に募集した36歳です。
「ギリ大丈夫っすかね?」
 職安の方に訊ねてみたら、「一応、向こうに訊いてみましょう」と、求人の会社に連絡をとってくれた。最初は少し、渋っていた様子であったがなんとか面接を取り付けた。
 しかし職安の方曰く、「ここにはもう、11人の方々が募集かけられておられます。そしてみなさん35歳以下です」と。募集定員は2名。
 とにもかくにも、面接を受けてみなきゃ判らんでしょーが。
 そしてその日の夕方、面接に行ってきた。
 面接はとどこおりなく行われ、「採否は三日後にご連絡します」。

 三日後というのが、昨日。朝から何かと電話を気にかけていたら10時ごろ電話がきた。出てみると、三発目に受けた運送会社からで「明日の13時に面接を行いたいと思いますが、どうでしょう?」
 正直、この時点ではこの運送会社に勤めようという気はかなり失せていた。というか、もう駄目だったんじゃねーの? と思っていたので、なんだかまたしても二股状態に陥ってしまった。しかしながら、本日かかってくるはずの四発目の会社に採用されるかどうかなど、判ったものではないし、まあとりあえず、ここは「はい」と言っておいてもし四発目が採用だったらこの運送会社は蹴ればいいーや、いっしっしっ……。
 瞬時にそう目論んだ私は、いささかなおざりな調子で明日の面接を了承した。

 そうしてドキドキしていたら、お昼過ぎに四発目から電話がかかってきた。結果は、不採用。
 うおぅっ! ということは、明日の面接、ナメてかかっちゃいけねーってことか。だがしかし。かなり気がそがれてるのも確かなのである。ならば、ここはひとつ、明日の朝(すなわち今日の朝)もう一度職安へ行ってみて、他にいい仕事がないか、もしあったなら、まあ、蹴っちまおーか、いっしっしっ……。

 そんな目論みを立てて、朝イチの職安へ行ってきた。
 いや、しかし、みなさん。この空前の就職難をナメてはいけません。(ナメてるのはオレだけか)なんだか、いつにもまして人があふれかえっている。そしていい仕事なんて、そうそう見つかるものでもない。
 結局のところ、今日面接を受ける運送会社にすがるしかない、と腹をくくった。いやまあ、こちらが腹をくくったところで向こうが蹴っ飛ばす可能性があるのだね……。

 と、まあ、様々な想いにとらわれながらも面接を受けに行くと、なんのことはない、向こう様には「ぜひ、がんばってもらいたい」と言われた。
 こちらもなんだかその勢いに乗せられて「はい、よろしくお願いします」と言っていた。

 ということで、どうやら運送会社に決まりそうなのであった。
「そう」というのは、一応、面接官の方はもう自分は決定なのだけれども最終的に判を押すのは、当然のことだが社長様なので、確定はもう二、三日かかるとのことなのである。

 ともあれ、社長様にもなかなかお目通りが叶わないほどの大きな会社というのはこれまでに経験したことがないので、気をひきしめて頑張らなければなぁ、と思った次第である。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読んだde書

2010-07-27 | 小説
    


    


        

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする