里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ワニグチソウ

2010年05月26日 | 山野草
上下町へ、自生している“ワニグチソウ”を見に行って来た。
花を包んでいる苞が、神社やお寺にある平べったい鈴(鰐口)に似ている事から名づけ
られたというが、そんな感じがしなくもない。

未だ蕾だったが、開花と言っても先端が僅かに開く程度らしい。
ネットで見ると「広島県では非常に珍しい」と書かれていたが、一見すると茎が枝分か
れしていないホウチャクソウに似ているので、例え生えていても“鰐口”が無かったら
見逃してしまっただろう!

ワニグチソウ、鰐口草(ユリ科、アマドコロ属)
沖縄以外で、林内や林縁に自生する多年草。 草丈は、20~40cm。
葉は、長さ5~10cmの卵状楕円形で、裏面は粉白色。
花期は5~6月で、葉腋から伸びた花柄の先に、通常2個の苞に抱かれるように、淡緑
色の筒型の花が2個、先端だけ僅かに開く。
〔名前の由来〕
苞の形が、神社やお寺にある鰐口(平べったい鈴)に似ている事から名づけられた。