里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

鯉ヶ窪湿原

2003年06月29日 | 山野草
岡山県哲西町の「鯉ヶ窪湿原」を訪ねた。
パンフレットによると、
「吉備高原の北辺の高梁川小支流の水源、標高550m、太古からの湿原で大陸系の残存植物をはじめ日本固有種その他の湿生植物・水生植物の多種類が生育している」 とあった。
湿原まで駐車場からしばらく平坦な小道を歩くと管理棟があり、入場料500円を支払って入場。
すると、中央の農業用水池からたくさんの鯉が出迎えてくれ、その周りには平坦な遊歩道や木道が整備してあり、植物名も随所に表示してあるので誰でも気軽に楽しめるような公園であった。
特に目についたのはカキラン程度であったが、時期を選べばもっと沢山の植物を見る事が出来そうなので又来て見る事にした。
この湿原は用水池の管理者が整備しているらしく、しかも入場料もある程度入ってくるようなので、これから先も荒廃する事は無さそうな幸せものの感じがした。

船釣り

2003年06月15日 | 釣 り
友人達の誘いで船釣りに行った。
普段は延縄でアナゴを釣っているが、客を乗せた時は延縄を下ろした後1本釣りをさせてくれる遊漁船です。
釣れるのはどちらの仕掛けもキスなので私としては不満なのですが、昼に食べさせてくれるアナゴの天婦羅が絶品なので、春と秋には必ず通って来たのです。
本来なら、在職中から一人で通っていた別の遊漁船で、冬はニベ、春はメバルやカサゴ、夏から秋はベラや鯛等の主に根魚を狙いたいのですが、退職後「これから釣り三昧だ!」と張り切って電話した所、「年を取ったのでもう廃業した」「アンタの気に入るような船頭はもうおらん」とつれない返事なのです。

そこで、気を取り直して挑戦と行きたい所でしたが、友人の一人が船酔いして早くも黄信号が点り、その後良型のキスが上がるものの数はさっぱりで、頼みの延縄も同様の惨敗でした。
どうも少し時期が早過ぎたようなのでリターンマッチを約束して、後はアナゴをじっくり味わった。


「山ゆりの里」訪問

2003年06月11日 | 山野草
地方自治体のホームページを見ていたら、豊松村八鳥地区に「山ゆりの里」の情報が載っていたので、頃も良しと考えて早速訪ねて見た。
すると、山の北側斜面一面にササユリの群生が見事に広がっており、未だ開花している数は少ないものの、それでも良い香りを放ち端麗な花を楽しませてくれた。
たまたまそこに居た婦人に尋ねて見た所、近所に住む人で「自分の山です」「広さが40アールあり、約1000本のササユリの他に多くの山野草がある」「毎年秋に下刈りをしなければいけないの大変ですが、皆さんが楽しみにして来て下さるので頑張っています」「6/22には“ユリ祭り”があり、手作りコンニャク等の特産品なども販売するので、又来てください」と話された。

もともとその家の主人が山野草が好きだった為にここまで維持する事が出来たらしいのですが、今まで行政からは労力や資金の援助も無く、かなり高齢と見受けられる婦人を見ると、この先この群生をどのようにして守って行くのか、いささか心配であった。