里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

クマガイソウ咲く!

2009年05月14日 | ササユリ山に咲く花
久し振りに“ササユリ山”へ行ってみたところ、クマガイソウが咲いていた。
一昨年の7月に、家内が石鎚山から買って来てくれたものを植えておいたのだが、
今年初めて花をつけた!


やはり、石鎚毘古神の霊験はあらたかであった! この分だと、繁殖してくれる事
間違いなしだろう。 今から楽しみだ!



ササユリ受難

2007年12月06日 | ササユリ山に咲く花
今日はササユリ山へ行って来た。
目的は、山で稔ったササユリの種を採り蒔きする為だったのだが、行ってビックリ
至る所穴だらけだ。 憎っくきイノシシの奴がササユリの球根を食べてしまったら
しい!
開花する迄に約8年もかかると言うのに、食べられるのは一瞬なので嘆かわしい!

山をあちこち探したところ、未だ食べ残した株があり種が残っていたので、これを
集めて種蒔きする事にした。

さて種蒔きだが、
ササユリは高温が嫌いで山の東側の傾斜地が適しているそうなので、先ずその場所
のクマザサを刈り取って適当にバラマキ、その上に乾燥を防ぐ為に刈り取ったクマ
ザサを覆っておいた。

旨く行けば再来年の5月頃には発芽する筈なのだが、クマザサの覆いだけでは乾燥
してしまう恐れもある。 
本来なら少し土をかけてやるべきなのだが、今年は横着な方法を試して見る。


ササユリ山に咲く春の花③、シロバナネコノメソウ

2007年03月30日 | ササユリ山に咲く花
ササユリ山の半日陰の湿った所で、今まで小さ過ぎて目につかなかった白い花を見
つけた。
帰って調べてみると、“シロバナネコノメソウ”だと分かったが、普段良く見る
ネコノメソウとはかなり異なり、とてもネコノメソウとは思えなかった。

(3/28日撮影)


シロバナネコノメソウ(ユキノシタ科、ネコノメソウ属)
近畿以西、四国、九州の林内の沢沿いに自生する小形の多年草。
全体が白色の軟毛に覆われ、葉は対生、花は5mm程度の白色で4~5個つく。
花弁に見えるガクは4枚で、雄しべは8個、花粉は最初は暗紅色、後で黒紫色に
なる。 走出枝を伸ばして繁殖する。

ササユリ山に咲く春の花②  カタクリ、ミツマタ

2007年03月29日 | ササユリ山に咲く花
昨日ササユリ山へ行ったが、日当たりの良い場所にはカタクリが咲き始めミツマタ
は満開であった。

(3月28日撮影)
クリックして下さい クリックして下さい
カタクリ(→花アップ)ミツマタ(→花アップ)

このカタクリは春を代表する花で、昔はこれからカタクリ粉をとったと言うが、球
根が深い所にある上に小さいので随分苦労したものだ。
数が激減しているので採種して殖やす事を試みているが、何故か不稔(?)で、
未だ採種出来ずにいる。

一方のミツマタは昔、紙用原料として栽培していたのをそのまま放置してあるもの
で、数は少ないが満開になると鮮やかな黄金色の可愛い花を見せてくれる。
現在は1万円札の原料として使用されているそうだ。

ササユリ山に咲く春の花 ①

2007年03月21日 | ササユリ山に咲く花
2ヶ月ぶりに私の山へ行って来た。
里山が荒廃し、従来育っていた山野草も絶滅したり殆ど瀕死状態になってしまった
ので、今これらの植物を復活させるべく頑張っているが、遅々として進まない。

そんな状況だが、
山の名前を一番復活させたい花の名前に因み“ササユリ山”と名づけ
“ササユリ山に咲く花”として折に触れて記録して行く事にする。 何とか記録が
増える事を期待したい。

今日はその第1回目で、私が植えたセリバオウレン、ホソバナコバイモ、ユキワリ
ソウ。 未だ数は当然少ないが頑張って咲いていた。
 
クリックして下さい
セリバオウレン(花)→(アップ)セリバオウレン(葉)
ホソバナコバイモユキワリソウ

 

ササユリ繁殖作戦開始

2005年12月01日 | ササユリ山に咲く花
採取しておいたササユリの種を今日ようやく山へ播いた。
ほんの10株から採取しただけなのだが、何しろ一鞘の中にビックリするほどの数
の鱗片状の種が詰まっているので、家内に手伝って貰って何とか済ませた。

岡山山草会の講師の話では、
「種を採取したら直ぐに播いた方が良い」「日にちが経つと発芽し難くなる」 との
事で、気にはなっていたのだがつい1ヶ月ほど遅くなってしまった。

今年は先ずリハーサルと言う事で、発芽しなくて元々のバレ元作戦で取り敢えず
スタートだ。
何しろ開花まで6~7年かかると言うのだ。 
先は長い。 焦らずゆっくり ”カメの歩み” で行くとしよう。