水草を植えているスイレン鉢の水面を、裏返しになって泳いでいる小さな巻貝が居る。
予ねてから気になっていたので調べてみたら、どうやら“サカマキガイ”らしい。
水田などに住む雑食性の外来種で、水草しか食べない在来種の“ヒメモノアライガイ”
の卵や幼貝も食べてしまうので、在来種の生息が脅かされているらしい。
スイレン鉢の中では、メダカや金魚が食べ残した餌や、藻類、腐食物などを食べてくれ
る格好の掃除屋さんなのだが、如何せん繁殖力が強く、あまりたくさん殖え過ぎると些
か気味が悪い!
サカマキガイ、逆巻貝(モノアラガイ科)
ヨーロッパ(北米説も)原産の長さ約1cmの巻貝で、今は全国の水田や流れの緩い用
水路に生息する。
同じ環境に住む在来種のヒメモノアライガイ(姫物洗貝)に良く似ているが、主な差は
以下の通り。
※殻の巻き方 :尖った方から見て反時計回りが左巻き。
※開口部の位置:貝殻の尖った部分を上にし、開口部を手前に向けて比較。
〔名前の由来〕
多くの巻貝類の殻が右巻きであるのに対し、逆の左巻きである事から“逆巻貝”と名づ
けられた。
予ねてから気になっていたので調べてみたら、どうやら“サカマキガイ”らしい。
水面に浮かんだメダカの餌を食べている | 上から見ると |
水田などに住む雑食性の外来種で、水草しか食べない在来種の“ヒメモノアライガイ”
の卵や幼貝も食べてしまうので、在来種の生息が脅かされているらしい。
スイレン鉢の中では、メダカや金魚が食べ残した餌や、藻類、腐食物などを食べてくれ
る格好の掃除屋さんなのだが、如何せん繁殖力が強く、あまりたくさん殖え過ぎると些
か気味が悪い!
サカマキガイ、逆巻貝(モノアラガイ科)
ヨーロッパ(北米説も)原産の長さ約1cmの巻貝で、今は全国の水田や流れの緩い用
水路に生息する。
同じ環境に住む在来種のヒメモノアライガイ(姫物洗貝)に良く似ているが、主な差は
以下の通り。
貝の名前 | 殻の巻き方 | 触覚 | 開口部の位置 |
---|---|---|---|
サカマキガイ | 左巻き | 長い | 左 側 |
ヒメモノアライガイ | 右巻き | 短い | 右 側 |
※殻の巻き方 :尖った方から見て反時計回りが左巻き。
※開口部の位置:貝殻の尖った部分を上にし、開口部を手前に向けて比較。
〔名前の由来〕
多くの巻貝類の殻が右巻きであるのに対し、逆の左巻きである事から“逆巻貝”と名づ
けられた。