里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

松茸狩り

2011年10月18日 | 
先週の木曜日から3日間ほど雨が降ったので松茸の偵察に行ってみたところ十数本生え
ていた。
マツクイムシのせいで松枯れが続き今や松もマツタケも風前の灯なので、枯れた松を伐採
して新たに松を植えたいと思うのだが、億劫でなかなか実行に踏み切れない。
イヤハヤ年をとったもんだ。  我ながら情けない!



クリタケは安全か?

2010年10月31日 | 
“道の駅”では、シメジとクリタケも売っていたので、未だ食べた事がないクリタケを
買ってみた。
最近、墨田区の「第35回すみだまつり」で、クリタケと間違えて毒茸のニガクリタケ
を販売して大騒動になったが、その本物の方の茸だ。 

ところが帰って調べてみると、近年これにも有毒成分を含有する事がわかり、海外
では毒茸とされているという。
イヤハヤ果たして安全なのかどうか心許ないが、鉄砲に当たるのを覚悟で食べて
みる積りだ!

山には、こんな漏斗のような面白い形をしたキノコもあった。
調べてみたが、ウスタケやカヤタケに似ているような感じがするのだが、サッパリ分ら
ない。 食いしん坊なので見ると何でも食べたくなる。 その内に死んでしまうかも?


〔以下、Wikipediaから引用〕
ホンシメジ、本占地(キシメジ科、シメジ属)、別名:大黒占地
秋にコナラ林やアカマツ林でこれらの樹木に菌根をつくって生活し、子実体は地上に
単生~群生する。
傘は高さ2~8cm。初め半球形からまんじゅう形で、後に平らに開く。色は灰褐色で、
白色のかすり模様がある。
柄は長さ3~8cmで白色、下部がとっくり状に膨らむ(別名の由来でもある)。
「香りマツタケ、味シメジ」と言われるように、キノコのなかでも有数の強い旨味を持つ
稀少な高級キノコで、澄まし汁・きのこご飯・クリームシチューなどに向く。

ブナシメジ、橅占地(キシメジ科、シロタモギタケ属)
秋にブナ・トチノキ・シナノキ・カエデ等広葉樹の朽木、倒木および伐根に群生する。
傘は高さ4~15cm、表面は白~赤みがかった灰色で、中央部に濃色斑状の大理石
模様を顕す(日陰に生えたものには模様が見られない場合もある)。
襞は白色で、やや密、柄に直生。柄は長さ3~10cm、傘に対して偏心性・中心性。
人工栽培品が食用キノコとして日本などで広く流通していて、歯切れがよく風味にも
味にも癖がないため、どんな料理にもよく合う。
また、野生のものは人工栽培品よりずっと大型でしっかりした肉質で、風味も高い。

クリタケ(モエギタケ科、クリタケ属)
秋~晩秋に広葉樹、特にクリ、コナラ、ナラの切り株や倒木などの上に群生する食菌。
傘は茶褐色からレンガ色で3~8cm、ひだは胞子の成熟に伴って黄白色のち紫褐色に
変化する。
主に炒め物、天ぷら、カレーライス、まぜご飯などにして食されているが、近年有毒成分
が見つかり、海外では有毒とされている。 過食は厳禁であり、注意を要する。

ニガクリタケ(モエギタケ科、クリタケ属)
ほぼ一年中、木材や切り株上などに発生する小型の菌。
傘は鮮黄色から淡褐色。幼菌時の皮膜の名残が傘の縁や柄にあるが、消失しやすい。
食用であるクリタケと外見が良く似ているが、生のものは味が苦いので、飲み込まずに
味見をすることで区別できる。加熱すると苦みは消えるが、毒性はそのままである。
誤食すると、嘔吐・下痢から、手足の麻痺などを経て神経麻痺、肝障害などを引き起こし、
最悪の場合死に至るが、ある地域では毒抜きをして食べる習慣がある。


マツタケ大豊作 ?

2010年10月30日 | 
今週の初めに2日続けて雨が降ったので、昨日、“大豊作?”の偵察に行ってみたが、
ようやく8本生えていた。

帰りに“道の駅”へ寄ってみたところ 「このところ良く出始めた」 そうだ。
どうやら、雨が降ったばかりではなく、地温が高くて成長が遅れていたものが、雨後に
やって来たこの秋一番の寒気で地温が下がり一気に成長したらしい?
この調子で生え続けて東北地方並みに“大豊作”になってくれると嬉しいのだが…?



マツタケ大豊作 ?

2010年10月20日 | 
数日前に、TVで「マツタケが大豊作」と放送していたので、昨日偵察に行って来た。
夏から秋にかけて猛暑が続き雨が全然降らなかったので、今年は駄目だと諦めていたの
だが、TV放送に釣られてついその気になったからだ。

ところが行って見ると、案の定、山は乾燥しているし雑茸すら生えていない!
どうやら豊作は東北地方だけらしい? 予想していたとはいえ、少し残念だった。

しかし、珍しいものを見つけた。 “ササユリ山”で初めて見つけたヒトツボクロだ!
〔上段:葉表、下段:葉裏〕

自宅にもヤフオクで買ったヒトツボクロがあるが、この夏の猛暑で痛んでしまった。
“ササユリ山”でヒトツボクロが自生しているのなら、早速移植してあげるとしよう。


赤 茸

2010年10月15日 | 
“道の駅”に立ち寄ったら、“赤茸”という今まで見た事も無い茸を売っていた。

最近、墨田区の「第35回すみだまつり」で毒キノコの“ニガクリタケ”が販売されて
大騒動になった事があった。
何でも農家が長野県の“道の駅”へ出荷したものが墨田区のイベントに出品されたらしく、
最近こういったパターンで“道の駅”やスーパーで毒キノコが売られているケースが多い
らしい!

この赤茸も同様で、近くの農家が出品したものだ。
好奇心には勝てず、試しに小さめのパック入りを買ってみたが、こんな姿をしている。
調べて見ると「毒キノコで苦味がある」と書かれたものもあった。 
さて“鉄砲”の弾に当たって死んでしまうのか? 初めて食べるものにはスリルがある!

赤茸(本名:サクラシメジ)…ふるさときのこ考から引用
見るからに毒々しい赤紫色の茸で、人にさきがけて食べた勇気ある人の名前を讃えて
“フササタケ”或いは“オテツ”などと呼ばれている。
湯がいて生姜醤油和え、味噌和えが好ましい。

以下、〔社団法人農林水産技術情報協会→農産物のプロフィール→野生きのこの世界〕
から引用
アカタケ(フウセンタケ科、ササタケ属 )
夏から秋にかけてトウヒやコメツガなどの亜高山地帯の針葉樹林内の地上に発生する。
傘は初めまんじゅう形で後には平らに開く。
色は暗赤褐色でほとんどの場合表面はなめらかであるが、ごく細かい鱗片が付着する
場合もある。
ひだは柄に直生から湾生し、並び方はやや疎。初め傘と同じ暗赤褐色だが後にはさび
褐色となる。
柄は傘とほぼ同色、または、より黒味がかっている。 表面には繊維紋がある。

サクラシメジ(ヌメリガサ科、ヌメリガサ属)
秋にコナラ、クヌギ、ブナなどのブナ科の樹木の林内地上に列状に多数発生する。
全国的に利用される食用きのこのひとつである。
傘は初めまんじゅう形で後には平らに開く。傘の中央部の色は暗赤色から赤ワイン褐色
で周辺部はやや淡色となる。傘の縁部は初め内側に巻き込む。
ひだは初め白色で後に赤ワイン色のしみができる。並び方は空で柄に直生から垂生する。
柄は初めは白色で後には傘とほぼ同色となる。 内部まで充実している。

以下、〔飛騨高山朝市→掲示板〕から引用
赤茸(本名:サクラシメジ)
毒キノコですが、湯がいて塩漬けにすると食べられます。調理法の知らない方は絶対に
食べないで下さい。
このキノコは高山では赤カブと一緒に漬物にして食べます、この地方では、品漬けといい
最高の地方料理の一品です。
今頃取れる赤茸・胡瓜・茄子・茗荷の子・等を強めの塩で漬けて置き、11月の終いに、
乱切りにした、赤カブを混ぜ、軽めの重石をして漬け込むと、3週間程度で食べ頃にな
ります。


移動するキノコ

2010年04月13日 | 
庭の塀際に妙な物が転がっていた。 
まるで、お正月の羽根突きに使う羽根のような形をしていて、ツチグリというキノコに
似ているのだが、ツチグリは夏から秋にかけて生えるそうなので正体は?だ。

ところで、ツチグリというのは面白いキノコらしい。 
熟すと地表に出て来て、湿っている時は外皮が7~10片に裂けて星型になり、乾燥する
と再び閉じて球形になり、風に吹かれて転がって移動するのだそうだ。
多分そうやって移動した先で、画像の茶色の球形部分の先端から胞子を放出しては子孫
を広くばら撒いているのだろうが、大した技の持ち主だ!

もっと興味をそそったのは幼菌だ。 土中にあり、半分に切った時に中身が白いものは  
食用になり、味噌汁・けんちん汁・炊き込みご飯・バター炒めなどにして食べると美味
しいという。

早速周辺を掘ってみると、直径約3cmの黒褐色の幼菌が気味が悪いくらい出て来る。
しかし、半分に切ってみたら中身は茶色で、これが仮にツチグリだったとしても食べら
れそうに無い。 
それにしても“土栗”とは良く名づけたもので、半分に切った時の感じがソックリだ!

〔幼菌→半分に切った時〕
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松茸狩り

2008年10月17日 | 
10/15に行った時には約3㎏ほど採れたが、市場へ持って行くと
「とんと景気が悪くて、松茸は買い手がいないので競りにかけても値がつかない」
「それどころか、果物なども売れなくて困っている!」
と、嘆いていた。

今日は、先日採り残しておいた小ぶりな奴が、もう大きくなっているのではないか
と思って行ってみたが、何と盗まれてしまっている!
丁寧に探してやっと10本ゲットしたが、この手合いにも困ったものだ!

(僅かに残っていた1→2本)
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マツタケ(2)

2007年10月28日 | 
2~3日雨が降ったので1週間ぶりに偵察に行って来たが、前回と同じ場所に3本
生えているのを見つけた。 後は散発だったがどうにか1㎏をゲットした。



マツタケは同心円状に生え、
その場所は年々少しずつ外側
へ移って行き、同心円内では
2度と生えないと言う。

今年のマツタケは不作で、市
場へ持って行けば大きくて形
の良いツボミは1㎏当たり

9万円で買い取ってくれると言う。
毎年この時期になるとマツタケ泥棒の話題が出るが、生える場所が分かりしかも高
値で売れるとあっては、マツタケ泥棒が出没するのも無理は無い。
森林法197条に、
「森林においてその産物を窃取した者は森林窃盗とし、懲役又は罰金刑に処す」
と規定してあるのだが、どうも“世に盗人の種は尽きまじ”と言う事らしい。


マツタケ

2007年10月23日 | 
12日に偵察に行った時は空振り!
その後も雨が降らず気温も高いので全く期待を持てなかったが再度偵察に行った。

所がダッ。 あった。 それもたった1本!
山はカラカラに乾燥している。 これでは生える訳が無い。 
残念ながら今年はこの1本でおしまいらしい。 残念!
初マツタケゲット!

所で、私の地方にはこのマツタケの他に、マツタケモドキと言いマツタケより遅れ
て生える種類もある。
このマツタケモドキは赤松林に生え、マツタケより小形で匂いは無く、味は少し劣
るが結構美味しい。

ブロガーの“風さん”の話では、高知県ではマツタケより早い時期に“早松”が店
頭で売られているらしい。
画像を見ると石突きにかけて細くなっているので、或いはナラやシイ林に生える
“ニセマツタケ”かもしれない。

“マツタケ”にも色々あり、下記の種類はいずれも食べられるそうだが、植物には
地方によって呼び名が異なる事が多いのでややこしい!

(マツタケの仲間)

種   類 生える場所香り大きさ地方名
マツタケ赤松林良い
ツガタケ栂、米栂林良いサマツ
バカマツタケナラ林強いやや小型サマツ
マツタケモドキ赤松、栂林無しやや小型
ニセマツタケナラ林無しサマツ



マツダケ?

2007年10月12日 | 
松 林風さんのブログにマツタケの記事が載っていたので、私も山へ偵察に行って見た。
猪猟の檻途中に猪猟に使う檻が仕掛けてあった。

この檻猟には県知事の許可が要るらしい。
害獣でしかないと思うのだが、どうも合点がいかない!
猪のヌタ場檻の直ぐ傍には猪のヌタ場があった。
泥の中に寝っ転がって寄生虫を落としたりする場所だ。

猟師の思惑が窺われるが、果たして入ってくれるか…ダ!
茸ー1マツタケが生える場所に着いた。

早速キノコ発見するも、マツタケは無し。
茸ー2次も空振り。
茸ー3又もアウトで、敢え無く3振。
マツダケと言うわけで、
結局“マツダケ=松だけ”に終わった。

未だ気温が高い上に、最近雨が少ない事も影響しているらしい。
ひょっとして、
今年も“待つだけ”で終わるかも…。