里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ギャングへのお仕置き

2011年06月01日 | 動 物
我が家の畑を荒らすあのギャング、5月11日頃には巣作りに励んでいて、


このところ巣から出ず座り込んで抱卵でもしていたらしいが、ついに“お仕置き”の時が
やって来た。
中電の作業車がやって来て、ものの5分も経たないのに巣をスッカリ撤去してしまった!


あとは綺麗サッパリ何も無くなってしまい、ギャング達もいなくなってしまった!
もう何年も同じパターンが続いているのに、懲りない連中だから又来年もやって来るのに
違いない。
いくら職住接近の方が便利だからと言っても、もう諦めて本来の山での子育てに戻って欲
しいものだ。  直ぐ近くは山ばかりだと言うのに横着すぎる!



蛞蝓

2011年05月21日 | 動 物
朝起きてみると、葉が半分近く無くなっていた!

 
 犯人はどうもコイツらしい。
 Wikipedia によれば、
 人家周辺で作物や園芸植物を食害する
 のは、ナメクジ(ナメクジ科)やヨーロッパ
 原産のチャコウラナメクジ(コウラナメクジ科)
 などで、


 


退治する方法としては、次のような方法があるそうだ。
 ・塩をふりかける。
 ・ナメクジ駆除剤(毒エサ、薬剤を散布するもの等)で駆除。
 ・ビールの飲み残しを小さな容器に入れて置き誘引して捕殺。
  但し、中には酒に強い奴もいて飲み逃げされる事があるので、ビールの中にナメクジ
  駆除剤や塩を多めに入れておくとよい。
 ・ペットボトルを半分に切り、その中に米ぬかとナメクジ用の粉状の誘殺剤(ナメトックス、
  ナメキール等)を混ぜたものをいれておく。
 ・銅イオンを忌避する性質があり、銅線・銅板によって少しは防除する事が出来るが、
  劇的な効果は望めない。

私も、コイツの食害にはホトホト困り果て、今までに捕殺やビールへ誘引し捕殺する方法等
を試みたがどちらも気持ちが悪いので、今はナメクジ駆除剤を用いている。
しかし、効果はイマイチなので、今度は米糠にナメキールを混ぜて毒殺する方法を試して
みる積りだ。


ところで、このナメクジを事もあろうに捕まえてオブラードに包んで生きたまま丸呑みする
人も居る!  私の義理の叔父がそうで、心臓病に効くのだそうだ。
聞いただけで虫唾が走るが、私としては叔父を是非我が家に招待したい思いだ!


1年1棟、戸建て住宅着工

2011年05月11日 | 動 物
何時も我が家の野菜を盗むあのギャングが今年も巣作りを始めたが、庭木の枝先も巣
作りの為に食い千切って行くので、ハナミズキなどはスッカリ樹勢が衰えてしまった。
毎年抱卵を始める頃には、中国電力がやって来て全て取り払ってしまうのに、懲りない
連中だ!


庭の中にもこの手合いが居る。
朝起きてみると、見た事がない花が咲いているので、


寝ぼけ眼をこすって見ると、どうやら枝に化けていたシャクトリムシの仕業らしい。


元はこんな花だったのに、カザグルマも形無しだ。
植物も、鳥や毛虫、ナメクジなどの敵が多く、生きて行くのが大変だ!
これから、あの気味の悪いナメクジが跋扈する時期を迎えるが、今から虫酸が走る!
何とか良い手は無いものかしら?



ガン検診

2011年02月01日 | 動 物
1月30日の日経に、がん探知犬の記事が載っていたが、今日のTV朝日でもとり上げて
いて、非常に面白かった!

内容は、セントシュガーがん探知犬育成センターと“九州大学・園田英人先生”の
共同研究結果だが、
実験は、呼気を吹き込んだ5個のパックの内で1個だけガン患者のパックを潜ませ、
それを“がん探知犬”のマリーンちゃん(ラブラドルレトリバーの雌、9歳)に嗅ぎ分けさせ
るという方法で行われ、36回のうちで33回正解を選び成功率約92%に達するという好
成績を上げたそうだ。

又、呼気の代わりに便を使った実験では38回中37回正解し、成功率は約97%に達し
たそうで、他の乳ガン・胃ガン・前立腺ガンで数例試した場合も成功したそうだ。
犬の嗅覚は個体によって差があり、人間の1000倍~1億倍という説もあるらしいが、実
に恐るべき能力だ!

九州大学の園田先生は、
「ガンに共通した臭いがあり、その成分を特定出来ればガンの早期発見につながる」
と話しているそうだ。
最終的には、臭いでガン患者を見つける機械を作る事を考えているそうだが、肝心な
臭い成分の特定はマリーンちゃんの働きにかかっているらしい。

このマリーンちゃんは、子宮を摘出していてもう子供は望めないので、その
“犬並み優れた能力”を残す為にマリーンちゃんの耳からクローンを作ったそうだが、
その子(エスパーちゃん、2.5歳)の成績も約90%に達するという。
ガンの有無を検査出来る機械が早く出来るように、親子に大いに期待したい!

マリーンちゃんは、銀座松坂屋の前のビルの屋上でも活躍しているそうだ。
共同研究に参加している「(株)シームス」が作った広告塔で、
ピンクリボン運動(乳がん撲滅運動)に一役買っている!


イノシシの尻尾の値段

2010年11月17日 | 動 物
今日の朝日新聞に、
『岡山市では、イノシシを捕獲した証拠に尻尾を差し出せば8千円を出す“捕獲補助金”
 制度があるが、この制度が悪用され補助金の安い他の自治体から尻尾を集め補助金を
 受け取る者がいる、と市議会で指摘された』
『04年度から09年度までの5年間に岡山県内で捕獲されたイノシシは12,000頭前後/1年
 でほぼ横這いなのに岡山市に持ち込まれた尻尾は07年度の1,013から09年度の2,061
 と、この2年間で倍増している』
『岡山市は、捕獲場所の確認をより厳蜜にしたり、虚偽申告にペナルティーを科したりする
 などの対策を検討している』
という、面白い記事が載っていた。

イノシシの尻尾がお金になるとは知らなかった!
自治体も、単に農産物の被害による税収不足を懸念しているだけでなく、そうでなくても
限界集落と化した農村で、お年寄り達がイノシシの被害に嫌気して町に住む子供たちの
所へ引っ越してしまう事になると、集落の維持が出来なくなるのを懸念しているからだ。

それにしても自治体のその切ない思いを逆手に取って、よその自治体で捕獲したイノシシ
の尻尾を持ち込むとは…!?
持ち込まれた自治体では予算が足りなくなって、イノシシの被害を食い止める事が出来な
くなってしまう。 実に嘆かわしい連中がいるものだ!


イノシシ除け大明神

2010年11月16日 | 動 物
今年の夏は未曾有の酷暑で自宅の山野草の多くが傷んでしまったので、“ササユリ山”
への移植を急ぐ事にした。

しかし、移植すると、イノシシがミミズを食べようとして掘り反し、折角移植してもその多
くが枯れてしまう。
そこで、移植に先立ち先ず“ササユリ山”の移植先を整地し、その周辺に電気柵を張り
巡らしておいて、どうにか第一陣のフタリシズカ、シデシャジン、クサアジサイ、スズムシ
バナ、ヤマシャクヤク(白)、ヤマブキソウ、キエビネ、ジエビネなどを移植した。

今まで忙しかったのでつい移植が遅くなり過ぎたが、イノシシの害を受けずに生長して
くれるように“イノシシ除け大明神”に手を合わせた!



オオカミや自衛隊に出動要請?

2010年10月23日 | 動 物
20日の朝日新聞に、有害獣に関する、まるで冗談かと疑う記事が載っていた。
主な内容は、
『昨年度の有害獣による農作物の被害は約222億円にのぼり、8道府県で過去最高を
 記録した』
『それに対し、自治体の要請で有害獣の駆除にあたる猟友会員の数は1978年に42万人
 以上いたのに、2009年には約12万人に減ってしまった』
『そこで、農作物の被害に悩む自治体も対策に動き始め、
 ・静岡県知事は、陸上自衛隊の出動を打診したり、
 ・大分県豊後大野市長は、ニホンオオカミに近い種を輸入して山林に放ったらどうか』
等と提唱しているというものだ。

どこの自治体の農山漁村も、今や高齢化して最後の崩壊が始まろうとしている。
そうなると、単に食料や建築材料の自給が出来なくなるだけではなしに、自然のダムの
働きをしていた山林や田が荒れてその機能を失い、治山治水にも重大な悪影響も出て、
国土は荒廃してしまうだろう。
そこで自治体も切羽詰ってこのような過激な案を検討しているのだろうが、高齢化した
農山漁村に人影がなくなるのは時間の問題で、オオカミや自衛隊では解決出来ない。
事はもっと深刻だ!


“屁こき虫” ?

2010年07月29日 | 動 物
庭のモミジの木で“雀の小便担桶”を撮影していたら、変な虫がたくさん居た。
よく見るカメムシ(屁こき虫)より大型で、大きさは2cm以上もある。
調べて見ると外来種の“キマダラカメムシ”らしいのだが、何しろ“カメムシ”という
昆虫は種類が多すぎて判別出来なかった!

しかし、“屁こき虫”という俗称が備後地方だけでなく全国的に使われている事や、
こんな嫌われ者を採り上げている人達がたくさん居る事を初めて知った。 
福光村・昆虫記  地球昆虫図鑑  温順通信 さん達の画像は少しキモイが、
その努力には敬服した。 脱帽! 

カメムシ
“カメムシ”という名前の昆虫はいなくて、
・狭くは、アオクサカメムシ・クサギカメムシ等のカメムシ科の昆虫の総称を指すが、
・広くはカメムシ科等の多くの科の陸生昆虫の総称を指し、日本では約1,000種類の
 様々な体形や大きさ、色の昆虫が知られている。

悪臭を放つ事で知られ、“クサムシ” “屁こき虫”などの俗称があるが、青臭い強烈な
悪臭は胸の腹側から出すアルデヒド類で、敵に警告を与えたり撃退する役目がある。

食性については、多くの種類は植物の葉や茎、果実等の液を吸いとる“草食”であるが、
昆虫などの動物の体液を吸う“肉食”のものや、両刀使いの“雑食”のものも居る。


イラガの幼虫の脅威!

2010年07月28日 | 動 物
昨日、スイレンの葉を触っていたら、葉の左端に食べられた跡があった。

この時期になると、バッタの子供が何でも食べてしまうが、スイレンの葉を齧った犯人
はあの恐ろしい“イラガの幼虫”の一種類で、“ヒロヘリアオイラガ”という種類だ。
何しろ、イラガの幼虫は“電気虫”という異名を持つほど電撃的で、知らずに触れよう
ものなら激しい痛みに飛び上がるという悪魔だ。 危うく刺されるところだった!

〔ヒロヘリアオイラガの画像2枚、大きいほうが終齢幼虫〕
<>

この“電気虫”、憎めない一面もある。
蛹が抜け出た硬い殻を、“スズメノショウベンタゴ、雀の小便担桶”と呼び、雀の糞尿
を入れる桶とからかわれている。 製造当時は白地に黒の模様が入った堅いのが木の枝
にくっついていたのだが、いま庭に残っている小便担桶は痛んでしまっている。

〔痛んだ、雀の小便担桶の画像2枚〕
<>

この“電気虫”にも、もっと上手や強敵がいるそうだ。
その一つはチャドクガで、幼虫は毒針毛をたくさん持っていて触れると激しいかゆみに
襲われ発疹が出来るが、その毒針毛は幼虫が脱皮した殻に残り、蛹の表面や繭にも
くっついている上に、ご丁寧な事に雌成虫は腹に毒針毛をくっつけて飛び立ち、それを
卵塊になすりつけるという念の入れようで、つまり卵から成虫まで全部危険だと言う。

究極の強敵は、カマキリとスズメバチで、毒針をものともせずに“電気虫”の幼虫を食
べてしまうと言う。 それぞれ上には上が居るもので、自然界は複雑だ!

〔以下、 神奈川県衛生研究所のHPから引用〕
毒針毛を持つ毒蛾類
イラガ類・カレハガ類・ヒトリガ類は幼虫のみ毒を持ち、ドクガ類は卵から成虫まで全て
毒を持ち、毒トゲの先端部が皮膚に触れると内部の毒が注入されると考えられている。
しかし、その成分はヒスタミンや何らかの発痛物質とされているが、詳細はわからない。

イラガ類
日本には、イラガ類が27種類生息しているが、その内の何種類かの幼虫が毒を持つ。
・イラガ
 北海道~九州まで見られ、幼虫は黄緑色で背面に大きな黒褐色の斑紋があり、カキ・
 ナシ・サクラ・ウメ・アンズ・カエデ類・ヤナギ類・クリ・クルミ・リンゴ・ザクロ等の多くの
 樹木につく。
・ヒロヘリアオイラガ
 西日本各地~関東地方で見られ、幼虫は黄緑色で背面中央に青色の縦帯があり、
  サクラ・クスノキ・エノキ等の多種類の樹木につく。

ドクガ類
日本には、ドクガ類が52種類生息しているが毒を持つのは一部の種類だけで、特に問題
になるのはチャドクガとドクガ。

・チャドクガ
 本州以南で広く見られ、終齢幼虫は体長約25mmで約50万本の毒針毛を持っており、
 チャ・サザンカ・ツバキ等のツバキ類の植物だけにつく。
 成虫の翅は黄色で、翅の長さは10~20mmほど、前翅中央部には“くの字”型の幅の狭
 い帯状紋があり、先端部に1個または2個の黒点がある。 
・ドクガ
 北海道~九州まで広く見られ、終齢幼虫は体長約40mmで、600万本もの毒針を持っ
 ている。
 幼虫は、100種以上の植物、特にバラ類(サクラ、ウメ、ナシ、リンゴ、キイチゴ)・ブナ類
 (クヌギ、コナラ、クリ)・マメ類・ツツジ類等につく。 
 成虫の翅は濃い黄色で、翅の長さは20~40㎜ほど、中央部には「くの字」型の幅の広
 い帯状紋があり、先端部に2個の黒点がある(1個又は無い個体もある)。


思春期(?)のトサキン

2010年07月18日 | 動 物
近所に金魚を飼っている愛好家が居て、以前に“トサキン”と“イズモナンキン”を貰
ったのだが、今はトサキンが残っているだけだ。

このトサキン、孵化して1年間はフナのように黒っぽい色をしているが、2年目に入る
頃になると、一気に赤と白のまだら模様に変身する。
 
いま正に変身の最中で、人間で言えばニキビ盛りの思春期といったところだが、近所の
愛好家はこの時期迄にミジンコを飼っておいて与えたり、池や田で掬って来て与えるら
しい。 ところが、我が家ではメダカの餌で誤魔化しているので生存率はかなり低い!

それでも何とか生き延びた“つわもの”が居る。 
上のチビ達の兄貴分だが、虐待をしているにもかかわらず、セッセとボウフラ退治をし
てくれるお陰で水草の花を楽しむ事が出来る。 申し訳ない!

昨日梅雨明けし、いよいよ暑い夏がやって来た。  
今、県北の山へ登っても山野草は少ないし、それに暑い! 横着者はクーラーの効いた
部屋から出て行くのが億劫だ。 金魚達が羨ましい!

トサキン、土佐金
江戸時代より飼育されて来た高知県の天然記念物で、琉金の突然変異とする説や琉金と
ランチュウとの交配だとする説がある。
体型は琉金似で、色は赤又は赤と白のまだらが多く、尾びれは大きくて両端が反転して
いるのが特徴。