里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

東城、宇山のフクジュソウ

2006年03月31日 | 山野草
明日はメバルの夜釣りに行く予定だったのだが、生憎午後から雨が降るらしいので急遽取
り止めの電話があった。
何しろ、前回は片道130km走って15cmのメバルが2匹だっただけに、さすがの師
匠もリベンジに燃えていたのだが、雨とあっては仕方が無い。 心なしか師匠の声も電話
の向こうで沈んでいた。 勿論私もガッカリだ!

そこで、この鬱を癒して貰いに宇山のフクジュソウに会いに行ってきた。
すると、昨年行った時(3月21日)より10日遅いだけに少し盛りは過ぎていたが、沢
山のフクジュソウが「元気を出しなさい!」と慰めてくれた。

クリックして下さい
フクジュソウ(画像クリック) 

庭に咲いている花、 椿

2006年03月29日 | 花 木
今、庭では3種類のツバキが咲いている。
一番気に入っているのは、最初の画像のヤブツバキ。 何と言ってもシンプルなの
で飽きが来ない。

二番目の画像は、ヤブツバキと言う事で植えて貰ったものだ。
しかし、咲いて見ると残念ながら八重。 
私は余り派手なものは好きではないので、バラツバキ、サギツバキと呼んでいるが
理不尽に扱われている可哀想な花だ。

三番目の花は、侘助ツバキ。 おちょぼ口の控えめな花なので好きな花なのだが、
木が弱って花の精彩が無い、別の意味で可哀想な花だ。


カン、カン…晩餐館

2006年03月27日 | 四方山話
「カン、カン…晩餐館」とか言うCMがあった。
あれは、単に人の気を引く為に奇抜な宣伝をしているのだとばかり思っていたが、そうで
はないらしい。  この写真を見て欲しい。



何時もそばを通るたびに変だとは思っていたが、何とこの建物のオーナー、昨年末仲間と
一緒に焼肉パーティーをしたのは良いが、ご覧の通りに本当に家を焼いてしまったのだそ
うだ。 
あのCMは、真剣に防火を訴えていたのだ!

世の奥様方よ、ご用心あれ!

朝日自然教室「宮島、弥山」

2006年03月25日 | 野外講座
朝日新聞と森林文化協会の共催で、「宮島の弥山原始林山麓を歩く」と言う催しがあった
ので参加した。
全国から50人以上の参加者が集まって居り、中には北海道や福島県から来た人も居た
り、クルーザーでやって来たと言う剛の者も居たそうだが、どうやら日本三景がお目当て
の遠方組も多そうだった。

早速、広大の宮島自然植物実験所の先生の説明を受け、約2時間かけて厳島神社の裏
のハイキングコースを回った所、さすがに神域だけの事はあって、クスノキ、モミ、ツガな
どの大木が多く、他にもヤマザクラ、アセビ、イヌガシ、ミミズバイ、ヒサカキ、シキミなどの
花も咲いており、皆を楽しませてくれた。

ただ、先生の話では、
「草本類は鹿に食べられ、いずれ絶滅してしまうので、鹿の個体数を減らして植物との
バランスを保つ必要がある」
「厳島神社や鳥居が島の北側にある為に、毎年台風の大きな被害を受けており、将来宮
島の大鳥居を建て直す為に、1000年委員会を作って保護している鳥居の材料の楠も相
当数倒れてしまい、果たして1000年後に鳥居用の楠が確保できるのか?」
と心配して居られたのが気掛かりであった。

どちらの課題もなかなか解決するのが難しそうで、厳島神社にすがるしか方法が無さそ
う(?)であった。
クリックして下さい
大鳥居厳島神社(画像クリック)



庭に咲いている花、 イワヤツデ、フッキソウ

2006年03月24日 | 庭の山野草
今、庭にはイワヤツデ、フッキソウ、寒咲きアヤメが咲いている。

この中で、先ず怪しいのはフッキソウ。
今まで山野草だとばかり思っていたら、知人からこれがツゲ科の低木だと聞かされた。
どうしても木には見えない。 「ウッソー!」「シンジラレナーイ!」だ。

次いで怪しいのが寒咲きアヤメ。   何時の間にか家内が植えたものだ。
我が家は雑木の庭で、その足元に花を植えているのだが、自生種にこだわっているのに
どう見ても園芸種臭い。  気になって夜も眠れない(?)ほどだ。

イワヤツデよ、お前は大丈夫か?

イワヤツデフッキソウ

優勝おめでとう!

2006年03月21日 | スポーツ
手に汗握る連戦を制し、地獄から見事に復活して初大会で優勝し、初代チャンピオン
の栄誉を勝ち取った日本! 優勝おめでとう! 

王さん、選手の皆さんご苦労様でした。 
皆さんの活躍が多くの人達に感動と、生きる力を与えてくれました。 

これを見た子供達の中にも、
「野球って素晴らしいな!」「日本はスゴイな!」「自分もやって見よう!」 と言う、
思いを強くした子も多いと思います。
必ずや将来を背負う、第2、第3のイチローや松阪が登場してくれる事でしょう。

それにつけても、日本のプロ野球も、目先のパイだけを奪い合ってジリ貧にしてしまわ
ずに、将来の事を考えてもっとパイを大きくする事を考えてくれたら良いのにと、つくづ
く思う。  そうすれば今度の大会も、もっと楽に勝てたかもしれないのに…
昨年カープを引退した選手のように、
「子供達、野球は楽しいぞ!」「野球は面白いぞ!」と、必死に訴え無ければいけない
ようでは先は暗い。  もうナベツネさん出て来ないでくれ!

陰陽師、安倍晴明ゆかりの地

2006年03月20日 | 歴 史
かねてから、岡山の半田山で開かれる山草会に向かう途中で、2箇所に立っている案内板
が気になっていた。
ひとつは、前に訪ねて見た真備町の吉備大臣宮。 もうひとつは矢掛町本陣近くに立って
いる“安倍晴明ゆかりの地”と言う案内板だ。

安倍晴明と言えば暫く前にTVで放映していたあの陰陽師で、呪文を唱え印を結び、天地
がひっくり返るような超人的な力でもって京に出没する鬼を退治する、あのオドロオドロ
した話の主人公ではないのか?
ずっと気になっていたので、今日はそれを明らかにする為に、アズマイチゲを見て帰る途
中に足を伸ばして見た。

すると、矢掛本陣の傍の弦橋を渡り、南へ8km行った山の頂上にその“縁りの地”と言
う場所があり、数個の石組みと粗末な神社が建っていた。


説明文を読むと、安倍晴明は平安中期に実在した人物で、朝廷に仕え、天皇や貴族の
“陰陽師に関する祭事や占い”を行った陰陽道の第一人者で、この地で天体観測をしてい
たと伝えられている…とあった。

頂上一帯は彼の屋敷跡とされ、後にその山を阿部山と呼ぶようになり、江戸時代に石組み
の辺りに祠を建て、昭和17年には阿部山入植者が阿部神社(通称晴明神社)を創建して
信仰したとも書かれていた。

何か、オドロオドロした物を期待したのに少しガッカリしたが、ここから少し南東の方向
の遥照山の山頂に国立天文台があり、全国で最も晴れた日が多いのでそこに建てられた
と聞くと、恐るべし安倍晴明と言う思いを強くした!

又、山頂周辺を神の領域らしく高さが数メートルもある大きなヒサカキが取巻いているの
も印象的であった。

初 アズマイチゲ

2006年03月20日 | 山野草
ブログを通じて知り合った先輩のTさんから、先だってアズマイチゲの自生している場所
を教えて貰っていたが、つい行きそびれていた。
しかし、今日は天気も良く、昨日の韓国戦勝利も手伝って、すっかり気分がハイになって
来たので念願のアズマイチゲを見に行った。

そこは、近くに民家もある神社の周辺で、こんな所へ果たしてあるのかと思われるような場
所であったが、なんと神社の脇の梅林の中や、神社へ登って行く石段の脇にアズマイチゲ
が群生しているのだ!

確かに先輩が言われるように、ユキワリイチゲ(右の写真)に較べて少し素朴かもしれま
せんが、花を閉じて俯いている姿は恥らう女性のように華奢で可憐な感じがし、今まで自
生しているアズマイチゲを見た事が無く、楽しみにしていただけに感激しました。


付近には未だセツブンソウも咲いており、群生するイチリンソウも、もう少しで開花しそ
うで、一帯が一面のお花畑のようであった。


惜しむらくは、先輩が懸念されていたように、アズマイチゲの花は盛りを過ぎていたよう
なので、来年もう一度来て見る事にした。
その時は、アズマイチゲも初対面ではないのでその端麗な顔を見せてくれる事でしょう。

Tさん、色々有り難う御座いました。