一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
〇〇ちゃん
子供の頃に一番嫌だったこと。それは酒飲みの父よりだいぶ年上の〇〇ちゃん(実家では年上でもちゃんをつけて呼ぶことが多い)が家の訪ねてくることでした。
正直、素面できてからだんだんおかしくなるのも嫌でしたがもう出来上がって来るのはもっと嫌でした。〇〇ちゃんが来ると父も母も祖母もピーンとイヤーな雰囲気になります。
あ~来ちゃった。嫌だな~という感じです。
べらぼうに酔って遅い時間に訪ねてくることもありました。もう頼むから帰ってくれ。
父が怒鳴っていた記憶もあります。
そんな〇〇ちゃんで思い出すのは実家の近くにに連続殺人の犯人が潜伏した時のことです。
全国放送で大ニュースになりました。〇〇ちゃんは釣りをしていて調度犯人と出くわし、そして逃走した話をインタビューでしていました。何度も何度もワイドショーで流れたのを思い出します。
今思い出すととても危険だったのです。事実同級生の家の隣のおばあさんが殺されました。
どうしてこんなことを思い出したのでしょう。〇〇ちゃんもたぶん私が20歳ころまでには旅立ったはずです。
とにかくインパクトのある人、あの世で親父は会っているかもしれません。
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