柳家さん弥さんのつぶやいた一言「旅って楽しいですね!」のキャッチコピーに合わせて江戸からの旅に出ています。
越中の那古の浦は富山の西にあります。富山は白山のふもとに位置しています。蜃気楼・蛍烏賊・鰤等が有名です。
ここの近くの如意の渡しは「勧進帳」の舞台です。義経、弁慶主従の苦労がしのばれます。
ここを境に鮭と鰤の食文化が分かれます。
富山の正月の雑煮は鰤を使います。また氷見の鰤は有名です。お歳暮に鰤を贈る習慣も残っています。また「風の盆」も有名です。
名産は、富山の置薬の反魂丹が有名です。
金沢は、加賀百万石、前田家の城下町です。
加賀友禅、漆器、九谷焼や日本三名園の兼六園と京都からほどよく離れていて独自の文化を華ひらかせた土地柄です。
金箔を漆器にはる輪島塗や九谷焼きは世界に誇れる文化です。
加賀から福井に抜ける途中に小松があります。蕪寿司という蕪に鰤の切り身を挟み糀(こうじ)で漬けた漬物です。
南下すると朝倉氏の居城跡の一乗谷を経て永平寺があります。一乗谷を経て敦賀に至ります。敦賀は北前船の寄港地です。ここに気比神社があり、長命水があります。
ここから大垣に至り奥の細道の旅は終わります。
大垣の近くには養老の滝や関ヶ原古戦場跡、岐阜城下があります。
芭蕉はここから伊勢詣でに向かいます。
なかまち落語会6月7月8月公演で旅の楽しさを落語から感じてください。
さん弥さんの落語を聞いた後に、きっとこうつぶやくことでしょう・・・「落語って楽しいですね!」