落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

今日の歳時記(15)

2011-11-08 18:04:46 | 落語会
おはようございます 笑いで街づくりを応援いたします NPO法人リールの菊池明美です

日本の四季を通して落語を感じていきたいと思います
それでは11月8日の「今日の歳時記」です

「果物の日」
秋は果物のおいしい季節です。オレンジ色の柿や蜜柑が鮮やかに目に飛び込んできます。
ハローウインもオレンジ色ですので 収穫の秋の実りの色なのでしょうね

日本では果物は「水菓子」と呼ばれています。砂糖が貴重な頃、干し柿を刻み甘味にしていた為に和菓子は柿の甘さを超えると下品とされました。

菓子のでる落語のネタ
「饅頭怖い」。。。古今亭菊六さんが2つ目に上がった時に、浅草演芸場での初高座の演目でした。なぜか今まで沢山の方の「饅頭怖い」を聞いていますが,この時の菊六さんの初高座の「饅頭怖い」が印象に残っています。その菊六さんは、来秋に28人抜きで新真打に上がります
「花見小僧」「悋気の独楽」「寝床」

「薬師の日」
薬師如来は、天台宗・真言宗の本尊で病を癒します
江戸時代は水が悪く江戸の町も川水を石・砂・炭で濾した物を沸かして飲んでいました

薬の落語ネタ
「転失気」てんしき・「代脈」だいみゃく・「なめるに宝丹」・「夏の医者」の葛根湯や大黄

「鬼子母神の日」
安産・子育ての神様です

江戸三大鬼子母神と言えば
1.入谷。。。「恐れ入谷の鬼子母神」と言いまわされていますが夏の朝顔市で有名です。
2.雑司ケ谷。。。境内にある駄菓子屋さんで売っている「ススキのみみずく」が有名です。ここは都内最古の駄菓子屋さんです
3.千葉県市川市中山の「正中山 法華経寺」です

信心深ければ神に近づけるし、深くなければ鬼になってしまうという教えですが鬼と神の間に挟まれた親子関係を示唆していますが 今も昔も親子問題の解決策のヒントがここにあるのかも知れませんね。


今年は銀杏並木の黄色が深まるのはいつごろになるのでしょうか?