能面撮影の難しさについて先日の記事で書かせていただきました。
能面は、やはり舞台で拝見するのが一番

能楽師によって生命を吹き込まれて生き生きと輝き

舞台で刻一刻と変化する多彩な表情に魅了されます。
舞台ではない、能面単独でのスタジオ撮影で
能面の素晴らしさをカメラに収めるのが、いかに大変であるかということですね。


能面に生命が宿る瞬間

撮影は、りんぷうの会の会員の古谷久夫さん。
古谷さんは面打ちにも挑戦されていて
そのせいなのか、能面の表情を捉えるのが本当にうまいなあと感心します

りんぷうの会の会員の方で古谷さん以外にも
実は面打ちをされる方がいらっしゃいます。
ほかには、日本画を描かれる方もいらっしゃるし
なかなか多士済々で、個人的に非常に勉強になります


こちらは、能「土蜘蛛」。
ご覧の通り、すごい迫力

以前、横浜能楽堂で能楽撮影会の時に出雲先生に舞っていただいた時の写真。
撮影は同じく古谷さん。
臨場感あふれる傑作写真だと思います。
何より能面「獅子口」の表情がいいですよね。
画面から土蜘蛛の咆哮が聞こえるようです。
当ブログでもご案内させていただきましたが古谷さんは今年の1月に
能楽写真&能面作品の個展を開催されていて
会場で見逃した方のために古谷さんに無理をお願いして
展示作品の一部をブログで公開させていただくことをお許しいただきました。
次回も古谷さんの能楽写真をお届け予定です。
お楽しみにどうぞ~

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