先に予告させていただきました通り、本日は、宮島の桃花祭・神能(じんのう)で
「猩々」(しょうじょう)を舞われた喜多流能楽師、出雲康雅師の舞台写真を掲載です
撮影は、伊東功一氏。(りんぷうの会の事務局長です。)
以前も当ブログに記載させていただきましたが、
猩々とは、中国の伝説上のお酒の妖精のことです。
お酒の精なので、髪の毛も赤ければ(←赤頭の仮髪と言います)、
能面も装束も赤、全身赤尽くしの出で立ちで、お酒に酔った所作で楽しく舞い戯れる、
見ていて、本当にしあわせな心持ちになるお能だと思います。
しかも、厳島神社の神能は屋外の能舞台で舞われますので、
この写真のように、夕陽を受けて、猩々の赤頭が光り輝いて
いっそう祝祭的な雰囲気が盛り上がります。
客席の我々は、赤尽くしの猩々が夕陽で更に赤く輝く美しい舞姿を堪能できる
というわけですが、出雲先生によると、舞っている能楽師のほうも、
舞台から見て、厳島神社の朱塗りの回廊が夕陽を受けて視界全体が朱色に染まる中、
非常に厳粛な気持ちになり、舞われるということでした。
最近では、能楽堂やホールなど屋内で観能するのが当たり前のようになっていますが、
もともとは、能楽は日中、屋外で舞われるのがスタンダード・普通だったそうです。
確かに、このように日の光を受けて輝く舞姿を拝見すると、能楽堂などで
通常、演じられる場合とは、また違った醍醐味を感じます。
薪能や蝋燭能なども独特の雰囲気があって楽しいですが、
朝から日の落ちる夕方まで、屋外で春の潮風を感じながら楽しめる
厳島神社の神能は本当に格別です。
皆様、ぜひ、一生に一度は(というと大袈裟でしょうか)ご覧になっては
いかがでしょうか、と思います。
そして、一度見たら、やみつきになること請け合いです
◆厳島神社の桃花祭:毎年4月15日、午後5時より開始。高舞台で舞楽が舞われます。
◆神能:桃花祭の翌日である4月16日から18日までの3日間、能舞台にて奉納。
出雲先生は、この神能の執事を務められています。
詳細は、宮島観光公式サイトをご覧ください。
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「猩々」(しょうじょう)を舞われた喜多流能楽師、出雲康雅師の舞台写真を掲載です
撮影は、伊東功一氏。(りんぷうの会の事務局長です。)
以前も当ブログに記載させていただきましたが、
猩々とは、中国の伝説上のお酒の妖精のことです。
お酒の精なので、髪の毛も赤ければ(←赤頭の仮髪と言います)、
能面も装束も赤、全身赤尽くしの出で立ちで、お酒に酔った所作で楽しく舞い戯れる、
見ていて、本当にしあわせな心持ちになるお能だと思います。
しかも、厳島神社の神能は屋外の能舞台で舞われますので、
この写真のように、夕陽を受けて、猩々の赤頭が光り輝いて
いっそう祝祭的な雰囲気が盛り上がります。
客席の我々は、赤尽くしの猩々が夕陽で更に赤く輝く美しい舞姿を堪能できる
というわけですが、出雲先生によると、舞っている能楽師のほうも、
舞台から見て、厳島神社の朱塗りの回廊が夕陽を受けて視界全体が朱色に染まる中、
非常に厳粛な気持ちになり、舞われるということでした。
最近では、能楽堂やホールなど屋内で観能するのが当たり前のようになっていますが、
もともとは、能楽は日中、屋外で舞われるのがスタンダード・普通だったそうです。
確かに、このように日の光を受けて輝く舞姿を拝見すると、能楽堂などで
通常、演じられる場合とは、また違った醍醐味を感じます。
薪能や蝋燭能なども独特の雰囲気があって楽しいですが、
朝から日の落ちる夕方まで、屋外で春の潮風を感じながら楽しめる
厳島神社の神能は本当に格別です。
皆様、ぜひ、一生に一度は(というと大袈裟でしょうか)ご覧になっては
いかがでしょうか、と思います。
そして、一度見たら、やみつきになること請け合いです
◆厳島神社の桃花祭:毎年4月15日、午後5時より開始。高舞台で舞楽が舞われます。
◆神能:桃花祭の翌日である4月16日から18日までの3日間、能舞台にて奉納。
出雲先生は、この神能の執事を務められています。
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