goo blog サービス終了のお知らせ 

「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
能楽撮影教室・能楽舞台撮影会は現在、休止中です

羽衣の微笑 ~荒井玲子さんの作品紹介 その2~

2013年10月31日 | 会員写真ギャラリー

しばらくぶりになってしまいましたが
季節はすっかり秋らしくなりましたね

今、10月31日の23時過ぎであります
ハロウィンの夜です

小一時間ほど前まで日本シリーズの野球中継を見ていました
楽天が巨人に粘り勝ちで、あと1勝で日本一 王手ですね

ということで冒頭写真は
りんぷうの会・会員の荒井玲子さん撮影の「羽衣」
シテは喜多流能楽師の出雲康雅先生です

天女の微笑で楽天の勝利に乾杯~
(野球に興味のない方、巨人ファンの方には恐縮です)


前回も書きましたが、荒井さんは大船渡出身で
震災後、ふるさとの写真を定期的に撮り貯めて記録されています



2011年8月 撮影
 
草の濃い緑色と黄色い花の色が印象的な作品
荒井さんのご実家の玄関だった場所だそうです

不思議と暗さは画面から感じられませんね
それどころか植物の生命力の強さに惹きつけられるように思います




2012年12月 撮影

どんより曇った冬空と無機質でおもちゃのようにも見える自動販売機に大看板の手書き文字

こちらも「被災地の今」を伝える貴重な作品だと思います

最近、荒井さんに伺ったところ、もうこの光景は見られないそうです
ストレートに復興につながっているとは言えないようですが
大船渡の風景も少しずつ変化していっていて
時間は前に進むしかないということなのでしょうか




2013年7月 撮影

「壁は きっと さまざまを 記憶している」
―荒井さんご自身によるキャプションです

文字通り万感の思いが
さまざまに胸に去来するように思いました

被災地の写真、復興していく東北の写真は
プロもアマも多くのカメラマンが撮影していますが
荒井さんの作品はちょっと違うと思います

いや、違いは「ちょっと」ではないかもしれません

やはりフィルムで撮影している良さが出ていて
アナログならではの密度の濃さ、重厚さが何より魅力ですが
テーマの割りに湿っぽさがなく、
画面から逞しさや達観したような強さを感じます



大船渡の写真と能楽舞台写真と
どちらも欠かせない荒井さんの渾身のライフワーク

今後も荒井さんにしか撮れない、いい作品を期待しています



↓ランキングに参加しています クリックしていただけると嬉しいです
写真教室・講座 ブログランキングへ

にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村  




野分の近づく中で ~荒井玲子さんの作品紹介 その1~

2013年10月20日 | 会員写真ギャラリー
 
本当に今年は台風が多いですね
つい数日前に台風26号が伊豆大島を中心に甚大な被害をもたらしたばかりなのに
今度はまた大型の台風27号が発生して26号と同じような進路で
日本に接近するという予報になっています

今日は今日とて冷たい雨

二次災害が心配です


冒頭写真は、りんぷうの会の会員・荒井玲子さん撮影
能「猩々」より
シテは喜多流能楽師の出雲康雅先生です

以前、行われた「りんぷうの会 能楽撮影会」で撮影されたカットになります

「猩々」というのは前にも当ブログで書きましたが
中国の伝説の酒の精で、赤い髪に赤い面(おもて)、装束も赤と
赤づくしの明るく祝祭の雰囲気の色濃い能の名曲です

寒くて冷たい雨に身も心も冷え込みそうな感じなので
本日は冒頭に掲載させていただきました

「猩々」の舞台写真は、りんぷうの会のほかの会員の方々も
素晴らしい傑作写真を多く撮影されているのですが
私は個人的にこちらの荒井作品が大好きです

荒井さんらしい大胆なアップのカットですが技巧的な計算がなく
素直な伸びやかさ、明るさをもった作品だと思います

デジタルにはないフィルムならではの優しい調子も魅力的です


以前、当ブログでもご紹介しましたが
荒井さんは岩手県大船渡市のご出身で大船渡の写真を
震災以後、定期的に撮影されています




何気ない枯野の風景のようですが青みを帯びた雲と
枯れ草の微妙な色合いのコントラストがどこか印象的で心に残る光景ではないでしょうか

大船渡の昨秋のスナップです

荒井さんの写真はテーマが骨太でも深刻になりすぎない、
重すぎないところがいいと思います

冒頭の「猩々」の舞台写真もそうですが
アナログ写真ならではの魅力と相まって
後から心にじんわりくる優しい訴求力があるようです


次回も荒井さんの大船渡の写真の一端をご覧いただければと思います





↓ランキングに参加しています クリックしていただけると嬉しいです
写真教室・講座 ブログランキングへ

にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村  






能面に生命が宿る瞬間

2013年07月21日 | 会員写真ギャラリー

能面撮影の難しさについて先日の記事で書かせていただきました。

能面は、やはり舞台で拝見するのが一番

能楽師によって生命を吹き込まれて生き生きと輝き
舞台で刻一刻と変化する多彩な表情に魅了されます。

舞台ではない、能面単独でのスタジオ撮影で
能面の素晴らしさをカメラに収めるのが、いかに大変であるかということですね。



冒頭写真は、能「花筐」を舞われる直前に面をかける出雲康雅師。
能面に生命が宿る瞬間です。

撮影は、りんぷうの会の会員の古谷久夫さん。

古谷さんは面打ちにも挑戦されていて
そのせいなのか、能面の表情を捉えるのが本当にうまいなあと感心します

りんぷうの会の会員の方で古谷さん以外にも
実は面打ちをされる方がいらっしゃいます。
ほかには、日本画を描かれる方もいらっしゃるし
なかなか多士済々で、個人的に非常に勉強になります




こちらは、能「土蜘蛛」。
ご覧の通り、すごい迫力です。

以前、横浜能楽堂で能楽撮影会の時に出雲先生に舞っていただいた時の写真。

撮影は同じく古谷さん。
臨場感あふれる傑作写真だと思います。

何より能面「獅子口」の表情がいいですよね。
画面から土蜘蛛の咆哮が聞こえるようです。

当ブログでもご案内させていただきましたが古谷さんは今年の1月に
能楽写真&能面作品の個展を開催
されていて
会場で見逃した方のために古谷さんに無理をお願いして
展示作品の一部をブログで公開させていただくことをお許しいただきました。

次回も古谷さんの能楽写真をお届け予定です。
お楽しみにどうぞ~


↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

能面撮影は難しいですが撮り甲斐があります

2013年07月16日 | 会員写真ギャラリー
 
先日の記事で来る9/11より開講の「りんぷうの会 能楽写真塾」にて
森田スタジオで能面撮影を実施~と記載したところ
ぜひ森田研作さん撮影の能面写真が見たい!とのご要望がありましたので
アップさせていただきました。

以前、りんぷうの会の講座内でスタジオ撮影した時の作品です

能面は面打師の岩崎久人師の作品で「べし見悪尉」。
大天狗の役などに使用される面です。

「べしみ」とは「べしむ」=「口を一文字にしっかり閉じて力む」に由来します。
本当は漢字でちゃんと表記したいのですが文字化けしてしまうので
画像内に文字入れさせていただきました。

能面撮影は非常に難易度の高い撮影になり
毎回オガタは思うに任せず四苦八苦するのですが
反面とても撮り甲斐があります。

ちょっとしたカメラアングルやライティングで全然ちがった表情になるので
カメラマンの力量が如実に出てしまう怖い被写体でもありますが

さすがに森田さんは名人芸で迫力ある、いい写真であります。

皆様もよかったら是非、能楽写真塾にご参加いただき挑戦されてはと思います


撮影はしないけれど能面には興味があるという方は
東京・千駄ヶ谷の国立能楽堂にて現在、能面展示を行っております。
ふだんは拝見できない根来寺所蔵の貴重な能面が多数、展示されておりますので
おすすめです。(入場無料で7/25まで。)

詳細はこちらからどうぞ。
http://www.ntj.jac.go.jp/nou/event/2740.html

ちなみに会長の神田佳明は根来寺の能面を撮影しております。
淡交社「根来寺の能面」2002年5月刊
(念のためアフィリエイトではありません。)
よかったら図書館などでご覧下さい。


↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村



暑中お見舞い申し上げます

2013年07月14日 | 会員写真ギャラリー

連日ほんとうに暑いですねー
皆様お元気にお過ごしでしょうか

去年もその前も暑さは厳しかったように思いますが
今年も猛暑で、しんどいですね

何だか年々夏の暑さがひどくなっているように感じます
逆に最近は冬はそれほど寒くないようにも思います
これも地球温暖化のせいでしょうか

さて
すでにお気づきと思いますが当ブログの背景デザインを変えました
少し涼しい感じになったと思いますが、いかがでしょうか


本日の写真は会員の森田研作さん撮影~
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが
ニューサマーオレンジ、別名で日向夏とか小夏とも言います

何でもユズの突然変異種だそうで
ユズに似て香りが爽やかで見た目は酸っぱそうですが
上品な甘さのあるとても美味しい果物です

きれいな黄色で目に鮮やかなビタミンカラー、
夏らしい感じなので掲載させていただきました

実はこのニューサマーオレンジ、提供はオガタでした

特徴ある黄色に大振りで、ずっしり質感ある感じがフォトジェニックだったので
これは森田さんに差し上げたら絶対、見事な作品になって
返ってくるという下心(?)があり、狙い通り
いい写真を撮影していただけました

9月から「りんぷうの会 秋の能楽写真塾」が開講になりますが
その中の講座の第2回目では森田さんのプロスタジオで能面撮影実習が
行われる予定です

森田さんからスタジオ撮影の極意も学べるのではと期待しております
今からとても楽しみです


9月開講「りんぷうの会 秋の能楽写真塾」の詳細につきましては後日ご案内予定です
よろしくお願いいたします



↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

三保の松原も含めて富士山が世界遺産に!

2013年06月23日 | 会員写真ギャラリー

三保の松原といえば、やはり「羽衣」ですよね。

昨日、富士山が世界遺産に正式決定して
無理だと思われていた三保の松原も一緒に世界遺産に認定されたと聞いて、
「羽衣」の天女もさぞや喜んでいるだろうと思いました

というわけで冒頭写真は神田 佳明会長撮影の「羽衣」。
シテはもちろん出雲 康雅師(喜多流)です。

うれしそうに微笑んでいる表情がとびきり美しい「羽衣」ですね。
「小面」(こおもて)の可憐さ・かわいらしさも際立っています。

「若女」や「増女」の「羽衣」も綺麗でいいですが
純真無垢な感じがいかにも天女らしい「小面」の「羽衣」が個人的には大好きです。

皆様はいかがでしょうか。

面もそうですが、装束もこの写真のように紫であったり
白だったり朱色だったり様々なので「羽衣」を拝見する時には
どんな天女が現れるのか毎回とても楽しみです。

世界遺産になった記念に実際の三保の松原で「羽衣」が舞われたら
素晴らしいだろうな~と思ってネットで検索してみたら
毎年10月上旬に三保の松原にある「羽衣の松」の前で「三保羽衣薪能」が上演されているそうです。

機会があれば、ぜひぜひ拝見したいですね。



最近、更新が間遠になっていて申し訳ありません
6/19に開催されました能楽撮影会詳報につきましては次回ご案内予定です

もう少々お待ちください



↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

伊東功一さんから厳島神社 桃花祭の写真が届きました

2013年05月06日 | 会員写真ギャラリー

気が付けば5月の大型連休最終日であります
皆様いかがお過ごしでしょうか

さて
本日は りんぷうの会の事務局長 伊東功一さんより
厳島神社 桃花祭(とうかさい)の写真が届きましたので
ご紹介させていただきます

冒頭写真は能「八島」
シテは喜多流 喜雲会の齊藤祥二さん

義経の勇姿が目にも鮮やかに見事に活写された一枚です




こちらは能「雷電」
シテは喜多流能楽師の出雲康雅先生

「雷電」とは左遷されて太宰府に追いやられ憤死した菅原道真が
死後 怨霊=雷となって朝廷を祟ったという伝承に基づいた作品です

菅公の無念の憤激がダイレクトに画面から伝わってくるように感じます




言わずと知れた厳島遠景
緑陰濃く水面も深い色をたたえてきれいですね

水底に沈んだ平家の夢の後を静かに物語るようも感じられました

前にも書きましたが 意外と(←すみません)伊東さんはロマンチストかも


↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

本日は古谷久夫さんの桜写真をお送りします♪

2013年04月20日 | 会員写真ギャラリー

4月も半ばを過ぎたというのに寒いですねー
せっかくの週末なのに季節が逆戻りしたかのようなお天気で参ります

東京の明日の最高気温は11℃で最低気温は8℃だとか
皆様、体調を崩されないようにご注意ください

さて
あまりにも寒くて春を忘れそうなので本日はいかにも春らしい桜写真をご紹介~

りんぷうの会の会員の古谷久夫さん撮影の小田原城の桜写真です
やはり春はこうでなくっちゃ!!と思います

冒頭写真のタイトルは「桜花 咲く姿よし 散りもよし」



「見上げれば 輝く笑顔 春日和」

本当にその通りだと思います
桜がきれいに咲いているのを見ると気持ちまで晴れやかになりますよね



「おさきにと 咲きますここで はぐれ花」

こちらは大胆な構図で目を引く作品~
桜の花は満開もきれいですが咲き始めも可憐さが際立っていいと思います



「もののふの 宴を偲ぶ 花明り」

小田原の歴史を感じさせる一枚
それでも不思議とモダンな雰囲気も感じさせる魅力的な作品だと思います


今回ご紹介させていただきました小田原城の桜写真は実は昨年、古谷さんが
個展「小田原城の桜」で発表された作品の一部です

オガタは開催情報を知らず、とても残念に思いました
古谷さんには「教えてくれれば良かったのに~」ともちろん申し上げました

せっかくの見事な桜写真、写真展会場で大判プリントで拝見したかったです

古谷さんは奥ゆかしいお人柄なので教えてくださらなかったようで。。。

ということで この場を借りて会員の皆様にお願いです

個展・グループ展など作品を発表される際には是非お知らせください

よかったら当ブログに記事も掲載させていただければ更に嬉しいです

どうぞよろしくお願い致します



↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

会員の上村義一さんからきれいな浅間山と富士山の写真が届きました~♪

2013年02月09日 | 会員写真ギャラリー

最近、当ブログで寒い、寒いと連呼している気がして恐縮ですが
本当に寒いです

皆様いかがお過ごしでしょうか

寒くて、ちぢこまっているところに
会員の上村義一さんから素敵な風景写真が届きました

冒頭写真は浅間山

軽井沢と浅間山へ写真撮影のため出かけられたそうで
気温零度の中、雪道を長時間、歩いたりされたとのことで
ご苦労の甲斐あってか見事な写真だと思います

快晴の青く美しい冬空に純白の雪景色の浅間山
まぎれもなく冬の写真なのに、どこか明るく春を感じるいい作品ですね

寒気が吹き飛び元気の出る写真です



こちらは言わずと知れた富士山

定番カットではありますが、上村さんらしさが出ている一枚です

以前、当ブログに掲載させていただいた上村さんのダイヤモンド富士の写真
きれいでした

てらいがなくてストレートで拝見していて爽快な感じがするところが
上村写真の魅力だと思います


上村さんは今年も富士山を中心に色々な写真を撮りに出かける予定とのことで
また当ブログでご紹介させていただければと思っております



↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

久々にシマレイさん登場~

2013年02月05日 | 会員写真ギャラリー
 
前回の予告通り、会員の皆様の作品紹介シリーズです。
第一弾はお久しぶりの登場でシマレイさんの作品 をどうぞ。

今回掲載の写真は鎌倉で撮影されたそうで、いかにも古都の雰囲気。
清々しい空気感がよく出ている素敵な写真です。
実際に鎌倉に行きたくなりました。



こちらは流鏑馬の写真。

躍動感あふれるスナップ。馬の表情が特にいいと思います

シマレイさんはご自身は小柄で可愛らしい方なんですが
お撮りになる写真は骨太で力強い作品が多いようです。

ご本人と撮影作品とのギャップが魅力的でもありますが
実はシマレイさん、芯が強くてとても逞しい方なんだと思います。



「的の部分がちょっと切れてしまったのが残念~」とは神田大明神(←言わずもがなの神田会長のこと)の評ですが
流鏑馬の迫力が十二分に伝わってくるいい作品だと思います。

以前、ご紹介した白鳥の写真も良かったですが
シマレイさんは動きのある被写体を捉える力が抜群で
能「翁」の袖が翻った見事な舞台写真作品を撮影されていたりして
本当に達人カメラマンです。

シマレイさんの素晴らしい写真作品を直にご覧になりたい方は
是非、3月開催予定の「りんぷうの会 能楽写真展」に
お越し下さい。

詳細は近日中にご案内致します。



↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

いよいよ大晦日です

2012年12月31日 | 会員写真ギャラリー

本当に暮れも押し迫って本日は大晦日。
明日は新年です。

先生も走る師走というだけに(?)先生でないオガタも
バタバタと気忙しく今月は記事数が今日を含めて
2日だけとなってしまいました。

来年はもうちょっとマメに更新したいなと思っております。
すみません


さて。
2012年最後の写真は何を掲載しようかと迷ったのですが
ろうそくの温かく柔らかい光が印象的なカットにしました。

今年の秋に初の蝋燭能撮影会を行った時の点火式スナップです。

撮影は凄腕カメラマンの森田研作さんで被写体はSさん。

とても雰囲気のいい写真で和ろうそくの光って
本当に優しくて素敵だなあと再認識させてくれますね。




せっかくなので森田さんの素敵な舞台写真も大公開

能「三輪」より。シテは喜多流能楽師の出雲康雅先生。

蝋燭能なんだからやはり蝋燭が写っていないことには~ですが
これがなかなか難しいんです。

蝋燭が画面内にきちんと入っていて、なおかつ出雲先生の美しい舞姿も
しっかり写せていないといけないわけで、そうは分かっていても
結構、大変でした。




こちらも同じく「三輪」の舞台写真ですが前シテ(=能の前半部分)になります。
手前の蝋燭とおシテとのバランスが絶妙、まさに名人芸だと思います。

この時の「三輪」は前シテも後シテも本当にきれいで感動的でしたねー。

撮影会でなくて本番の「三輪」の舞台を是非、出雲先生のシテで拝見したいと思いました。
蝋燭能もいいし薪能でもいいし、日中の屋外の能舞台でも素敵でしょうね。
もちろん通常の能楽堂での演能でも。

「三輪」ではないのですが、来年2月、目黒の喜多能楽堂で「出雲康雅の会」が開催されます。
今からとても楽しみです

曲は「定家」。大変な大曲です。
大曲なだけに、ちゃんと勉強せねばと思っております。

アイが東次郎先生で狂言が「文山立」なのもうれしいです。
「文山立」は最初の出だしで分かっていても、かなりドキドキします。
個人的に好きな曲のひとつで、見たことのない方は是非。おススメです。


【出雲康雅の会】
平成25年2月2日(土) 午後1時開場・2時開演
十四世喜多六平太記念能楽堂(目黒)

◎狂言「文山立」 シテ: 山本則孝 アド: 山本則秀
◎能「定家」   シテ: 出雲康雅
ワキ: 森常好
ワキツレ: 舘田善博 森常太郎
アイ: 山本東次郎
笛: 一噌仙幸 小鼓: 鵜澤洋太郎 大鼓: 國川純
後見: 香川靖嗣 中村邦生
地頭: 友枝昭世

入場券 正面指定席10000円 1階自由席6000円 2階自由席3000円 学生2000円

十四世喜多六平太記念能楽堂 03‐3491‐8813



↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村


本日は三浦裕子先生の愛猫、春子ちゃんスナップです♪

2012年12月13日 | 会員写真ギャラリー

最近、本当に寒くなってきました
皆様お風邪など召されていないでしょうか

今日(12/13)の夜から翌朝にかけては
ふたご座流星群がピークを迎えるそうです

寒いのは辛いですが冬の星空がきれいなのはいいですよね

観測(あるいは撮影)される方は暖かくして、どうぞ~


さて、年末です
年末恒例行事で「年賀状を書かねば~!!」です
(まだ全然書いていないんです

来年は巳年ということで、どんな絵柄にしたものか迷います

毎年、定番の愛犬写真で今回もお茶を濁そうかなーと
思ったりもしていますが

あまりお好きでない方には申し訳ないですが
やはり動物好きなので
犬や猫、ハムスターなどのペット写真の年賀状を頂くとうれしいです

冒頭写真は三浦裕子先生の愛猫、春子ちゃんの写真です

三浦先生と言えば、何年か前にしっぽが
トラジマの愛猫ちゃん
の年賀状が届いたのが
インパクト強いです

来年の三浦先生の年賀状の絵柄が愛猫ちゃんかどうか
定かではありませんが
実はひそかに期待していたりします


それにしても春子ちゃん、美人猫ですねー
きれいな純白の毛並みが良くて「お嬢様猫」という感じです

三浦先生のカメラの腕前も前よりうまくなられているようで
来年のサプライズ(←何のことかは後日お知らせ予定)が今から楽しみです



■おわび■
この記事を最初にアップした時に、りんぷうの会の忘年会について
間違った日にちを記載してしまいました。
正しくは来週、12/20(木)が忘年会です。
申し訳ありませんでした。訂正させていただきます。



↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

藤田ひろみさんの作品がTBS本社 赤坂サカスのギャラリーにて展示中です♪

2012年10月20日 | 会員写真ギャラリー

先月、りんぷうの会の会員で国際的な写真家として著名な藤田ひろみさんの
ご活躍についてご案内
させていただきましたが、今回はその続報です。

TBS本社 赤坂サカスのギャラリーで開催中の「TBS芸術の秋展」
藤田さんの代表作、「農村歌舞伎」(=冒頭作品)が出展されているという嬉しいニュースになります

現在、会期中で来週の火曜日、23日まで開催です

サブタイトルが「日本美術界の今を見る」とのことで
榎木孝明さん、木村圭吾さん、小泉智英さん、田中岑さん、
中村晋也さん、塗師祥一郎さん、濱田昇児さん、八代亜紀さん、
米倉斉加年さんら著名人の方の作品も出展中だそうです。

今週末は晴天に恵まれるという天気予報ですし
都内で芸術の秋 を満喫したい~という方に
おススメです

ぜひ、ご高覧ください


TBS芸術の秋展 ~日本美術界の今を見る~

【第1会期】2012年10月11日(木)~16日(火)
【第2会期】2012年10月18日(木)~23日(火)
※10月17日(水)は展示架け替えのため休館。
開場時間/11:00~18:00 ※10月11日(木)は17:00まで
会場/赤坂ギャラリー(赤坂サカス内)
入場料/無料
共催/株式会社TBSテレビ、株式会社美研インターナショナル




こちらは第7回 能楽写真コンテスト(2011年11月)で銀賞に輝いた藤田さんの能楽写真。

能「鞍馬天狗」の舞台写真です。
シテ(=主役のこと)は喜多流能楽師 出雲康雅先生。

藤田さんらしいダイナミックで躍動感あふれる大胆な作品です。

先月の藤田さんの記事をご覧いただいた読者の方から
藤田さんの能楽写真を是非、見たいとの強いご要望がありましたので
以前、当ブログでご紹介済みの作品ですが再度、掲載させていただきました。


先月の記事でご紹介した藤田さんのギャラリートークは大盛況 だったそうです。
管理人オガタは伺うことができず残念無念でした

司会をされたのは藤田さんと旧知の仲でいらっしゃる
福生市の副市長・村山利夫氏で、とても和やかな雰囲気の中、楽しいトークに
なったそうです。

藤田さんはとても前向きで明るくパワフルな方で
プラスのオーラ満載、ご本人のご人徳と思いますが
まだまだ今後もマスコミへの露出予定がおありのようです

新しいニュースが入り次第、また、お知らせできればと思います

ご期待ください~


↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村

久々に会員の西出 求さんの作品ご紹介です♪

2012年06月17日 | 会員写真ギャラリー

梅雨ですねー。
今年は今のところ東京では、そんなにジメジメしてなくて
気温もさほど上がっていないので、しのぎやすいですが
九州など西のほうでは早くも結構、蒸し暑いようですね。

とりあえず今年の夏は、おととしのような猛暑にならないと
いいなと思います。


さて。
梅雨空で気分的にも重くなりがちですが、
本日は、りんぷうの会・会員の西出 求(もとむ)さん
素敵な作品をご紹介、気分一新していただければという趣向です

冒頭写真は春先に昭和記念公園で撮影されたそうで
多重露光の作品になります。

オリジナルはもっと発色が鮮やかで美しいのですが
スキャンしてデジタル化すると
どうしても元のポジ・フィルムと比べると色味が
違ってしまって恐縮です

会員の方は機会がございましたら是非、西出さんから
きれいなオリジナル・プリントを見せてもらって下さい。



こちらは西出さんのご自宅の近くのお寺で撮影されたとのこと。

何ともユーモラスな写真で、
西出さんの明るい陽性な眼差しが感じられてとてもいいと思います

西出さんはカメラ歴の長いベテランの方で
フィルムカメラをメインに
いつも味のある、いい写真を撮影されていて
管理人・オガタは西出作品も西出さんご本人も大好きです




こちらもまた画面から笑い声が聞こえて来そうな写真で
楽しい気分になる作品だと思います

狂言でよく出てくる、お酒を美味しそうに飲むシーンを
連想してしまいました。

それにしても、やはりフィルムはいいですね

丁寧に落ち着いて、しっかり西出さんが撮影されているので
画面の重みや雰囲気などデジタルにはない深みを感じます。

西出さんは勉強熱心でデジタル撮影にも挑戦されているそうですが
オガタは西出さんにはフィルムのほうが合っているように
勝手ながら思うので、デジタルも併用しつつ
フィルムメインで撮影をお続けいただきたいなあ~と思います


以上、西出 求さんの傑作作品特集でした




↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村




本日は伊東功一さん撮影の紫陽花写真です

2012年05月23日 | 会員写真ギャラリー
さて。
5月も半ばを過ぎてしまいました。

めでたく東京スカイツリーも開業して
本日は爽やかな快晴。
紫外線の強さに夏を感じます。

季節の変わり目のせいか、管理人オガタが通っている
デザイン学校では悪性の風邪が蔓延しています
今のところ何とか罹患せずにすんでいますが
皆様も体調を崩されないようにお気を付けください。

かかりつけの獣医さんに聞いたところ
最近、犬や猫も季節柄か具合が悪くなるケースが多いそうです。
ペットを飼われている方は、十分、ご注意をと思います。


冒頭写真は、りんぷうの会・事務局長の伊東功一さん撮影。
きれいな紫陽花の写真です。

Hydrangeaというのは紫陽花の学名でラテン語でしょうか。
そのまま英語名にもなっているようですが、
「水の器」という意味だそうです。
ずいぶん詩的な名前の由来だなあと思います。

ピンク色で可憐な「水の器」。
繊細な雰囲気の写真に、しっくり来るようですね。

伊東さんは、ちょっと強面ですが、
かなりロマンチストだと私は秘かに思っております
(言いたい放題で恐縮ですが


↓ランキング(ブログの人気投票)に参加中。よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ 写真イベント・写真展へにほんブログ村