レコードだって文化財。だけど眺めるだけじゃもったいない!

2020-06-11 12:28:24 | 紹介
1933年(昭和8)開業の料亭、旧堀田古城園に残されたもの。
花瓶、食器、ひな人形、掛け軸、家具、家電などなど
そしてポータブルの蓄音機✨1930年代製造。

ただ、蓄音機と同時代のレコードは残されておらず・・・
甲府市民俗資料館から、レコードをたくさんお借りしてきました!


レコード専用のケースも、なかなか年季が入っていて雰囲気があります。

曲のジャンルはさまざま、会社もさまざま。
レーベルも、いろいろあって、見ているだけで楽しい。時ににんまり 😀 

民謡、里謡に盆踊り、いわゆる流行歌はもちろんたくさん。

1952年の映画「相惚れトコトン同志」。すごいタイトル。
その主題歌「トコトン節」(コロンビア)


通称「ノントウ」。映画「のんきな父さん」中の「書生節」(オリヱントレコード)
1922年(大正12)に発表されたマンガを原作に、大正、昭和に2度も映画化!


「活惚れ(かっぽれ)」というジャンルのレコードもありました。
「かっぽれ」とは、曲に合わせた面白おかしい踊りのこと。
こちらのレコードは、「ヒコーキレコード」、
豊年斉梅坊主(ほうねんさいうめぼうず)の「出鱈目」(でたらめ)で、1910年ごろの録音。


こちらはニッポノホンの「かっぽれ」
吉原〆治(しめじ)、「猫ぢや猫ぢや」、同じく1910年前後の録音。


ビリケン(!)レコードによる、「角力顔觸」(すもうかおぶれ)

現在放映中のNHK連続テレビ小説「エール」
レコードのレーベルの色の話が出てきますが、
貸していただいたレコードの中にも4色ありました。
コロンビアの青レーベル、赤レーベル、黒レーベル、紫(?)レーベル

ちなみに、こちらの紫レーベル(一番右)には、お座敷にぴったり(!?)の録音が。
三味線、鼓に太鼓付き。
歌の担当は玉枝さん、君葉さん、ぽん子さんです♪


子ども向けの絵本型のレコード「レコードヱホン」も。
四角いレコード。このまま聴けるなんて、ちょっと驚き。
タイトルは「ワタシノコネコ」🐈
その他、「唱歌」のレコードも。今でいう、学校の教科の「音楽」。


あまり残っていませんでしたが、こんなレコードカバーも。

たくさんのレコード♪
いろいろ聴いて、調べて、厳選して、
せっかくなので、「蓄音機でレコードを聴く」会もいいですね。


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