6月26日(土)高室家住宅見学会を開催しました。
高室家は代々医薬業を生業とし、
江戸時代後期には甲府に幕府の役所がおかれ
その医家を務めていました。
江戸時代の屋敷構えを今に伝える貴重な文化遺産として
平成22年に国の重要文化財に指定されています。
主屋には、茅葺(かやぶき)の建物で、
薬を調合するための調合所や
薬草を乾燥させるための屋根裏部屋、
薬品を保管する引き出しがしつらえてあり、
医薬業に由来する特徴をみることができます。
橋本伯寿(はしもとはくじゅ)も高室家で学んだ、と記録があります。
伯寿は、江戸時代後期の医師で、
伝染病が人から人へ伝染すること、
隔離による感染対策や予防対策を提唱しています。
コロナウイルスのニュースの中で、
皆さん、名前を聞いたことがあるかもしれませんね。