夏休み企画武田二十四将総選挙、
連日多くの方にご参加いただき、感謝申し上げます。
毎日、閉館後にワクワクしながら集計しておりますが、
やはり、真田昌幸、山本菅助の人気は圧倒的です。
そこで再び、
ちょっと苦戦していますが、魅力ある人たちのご紹介。
今回は、
甘利備前守虎泰と甘利左衛門尉信忠の父子です!
甘利虎泰といえば、板垣信方と並んで、
若き信玄を支えた家臣の筆頭的存在として知られています。
しかしながら、総選挙では板垣信方に
少し差をつけられてしまっています。
虎泰について記された史料が少ないため、
諏訪の支配を任された信方ような派手な活躍に
押されてしまっているのかもしれませんが、
虎泰も武田家の「弓矢ばしら」と評され、
板垣、飯富とともに武田家の間者(スパイ)を
預けられていたとも言われていますから、
信玄からの信頼もかなり大きかったことがうかがえます。
史料に残らずとも、地道に確実に仕事をこなしていく……
今も昔も、こういう人がいてくれるから、
世の中がうまく回っていくのですよね。
虎泰が上田原の合戦で戦死した後、跡を継いだのが信忠です。
こちらも実直な性格だったようで、
部下思いとして知られています。
戦で負傷した部下に、当時傷に効くと言われていた
蘆毛の馬の糞を水に溶かした汁を飲ませるために、
自ら飲んで見せて、嫌がる部下を説得したという
逸話が語り継がれているほどです。
部下のためにここまでできる人、なかなかいません。
映画やドラマには登場してこないような人にも、
ドラマになりそうなエピソードがたくさんあり、
戦国の世を必死に生きていました。
31人+3人、それぞれの人生を想像しながら、
あなたの一票を!
ぜひよろしくお願いします!!